「MS」カテゴリーアーカイブ

ガウンランド

リガ・ミリティアの重巡洋艦

この船は、アイルランドに駐屯していた地球連邦軍からリガ・ミリティアに派遣され、ザンスカール帝国と戦うことになる。約70年前のグリプス戦役で使用されていたアレキサンドリアと同型の船ということもあって、ザンスカール戦争時はかなりの旧型艦になってしまっていたが、改修によりビームシールドなどの新しい装備も追加されてはいた。

リガ・ミリティアが発動したカイラスギリー侵攻作戦では、船を無人にした後、リーンホースからリモコン操作されリガ・ミリティア戦隊の防壁および囮として使用される。この作戦で船は大きく損傷することになるが、その犠牲によってカイラスギリー艦隊に大ダメージを与え、要塞カイラスギリーの制圧に成功するという、想定以上の大戦果を収めることができた。
リガ・ミリティアがカイラスギリーを手中にしたという事実は、ザンスカール戦争全体の戦局にも大きく影響を与えることになるので、この旧型艦ガウンランドが果たした役割は非常に大きなものだったと言える。
 
 

 

LM312V06 ヴィクトリーガンダムヘキサ

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

本機は指揮官用に開発された機体で、Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)をマイナーバージョンアップさせることにより生産された。戦隊を円滑に指揮できるよう通信能力を強化したため頭部のアンテナ形状がヴィクトリーガンダムと異なる。(ヴィクトリーガンダムは額にV字型のアンテナがあるが、ヘキサにはV字アンテナが無く、その代わり両耳の部分にコーギー犬の耳のような大きめのアンテナがある。) また、索敵能力にも優れ早く敵を察知することで指揮下にある部隊を素早く命令を下すことができた。

ザンスカール戦争に投入され、シュラク隊などによって運用された。量産された結果、戦争末期には指揮官ではない一般の兵によっても使用されている。
 
 

機動戦士Vガンダム 04 [DVD]

 

LM312V04+SD-VB03A ヴィクトリーダッシュガンダム

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)に 「 オーバーハングパック 」 と呼ばれる大型ユニットを装備させた機体。
オーバーハングパックは大型のビーム砲と推進機関、推進剤タンクを統合したユニットで、このユニットをヴィクトリーガンダムの背部に装着することにより、同機体の攻撃力と機動力の強化と行動可能半径の拡大を同時に実現している。またこの追加ユニットの他に、ビーム・スマートガンと呼ばれる強力な大型ビームライフルも装備していて、攻撃力がさらに高められていた。

正規軍ではないリガ・ミリティアはこのヴィクトリーガンダム強化策によって、時間が経つにつれ質・量ともに強力になってくるベスパのモビルスーツに対応しようとするのだった。
 
 

MG 1/100 LM312V04+SD-VB03A Vダッシュガンダム Ver.Ka (機動戦士Vガンダム)

 

ZM-S14S コンティオ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の量産型モビルスーツ

コンティオはゾロアットに次ぐ主力宇宙用モビルスーツとして開発された機体で、非常に高い攻撃力を持つマシン。

胸部にある3つのビーム砲により敵機を効率よく撃破できたほか、肩部にある有線兵器「ショットクロー」を使うことで、かつてのジオングのようなオールレンジ攻撃を実行することが可能だった。しかし、この高い攻撃力を実現するために操作系は複雑になっており、能力の高いパイロットしかその性能を引き出すことができず、人を選ぶマシンになってしまい、ゾロアットのように大量生産されることはなかった。

機体はピンク色で塗装されていてものすごく派手。また、肩にあるショットクローがハサミのように見えてなんかカニっぽい。ウッソ・エヴィンからもそのことを指摘され「カニもどき」と言われたりしている。

コンティオはカイラスギリー攻防戦のさなかクロノクル・アシャーによって初めて戦場に投入され、タシロ・ヴァゴ大佐をスクイード1から救い出すなどの活躍を見せるが、カイラスギリー自体はリガ・ミリティアに奪われてしまい撤退を余儀なくされている。
 
 

1/144 コンティオ (機動戦士Vガンダム)

 

RGM-122 ジャベリン

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

本機はアナハイム・エレクトロニクス社が製造した宇宙用モビルスーツで、ショットランサーの「ジャベリンユニット」を背中に装備しているのが特徴。同じくアナハイム・エレクトロニクス社が製造したジェムズガンとは兄弟のような関係にあり共通するパーツが多い。鮮やかなミントブルーで塗装された尋常じゃない清涼感があふれる機体には、ビームサーベル、ビームライフル、バルカン砲、ビームシールド等の武器も搭載されていた。

ジャベリンはリガ・ミリティアに協力する一部の連邦軍によってザンスカール戦争にも投入されるが、ジェムズガンと同じくその頃には旧型化していて、ザンスカール帝国軍の最新鋭モビルスーツを相手に苦戦することが多かった。
 
 

1/144 ジャベリン (機動戦士Vガンダム)

 

リーンホース

リガ・ミリティアの巡洋艦

リーンホースは元々は地球連邦軍アイルランド駐屯地に所属していた船で、ザンスカール帝国を危険視する連邦軍の協力によりリガ・ミリティアに合流することになった。
レジスタンスのリガ・ミリティアにとってはとてもありがたい貴重な戦力となったのだが、この船はクラップ級を改修したスペース・アーク級をさらに改修して運用されていたため、ザンスカール戦争時にはかなりの旧型艦になってしまっていた。

リガ・ミリティアはこのリーンホースを主軸にして、ザンスカール帝国の巨大兵器カイラスギリーを制圧するなど大きな戦果を上げるが、その戦果の代償として船を大破させてしまう。この大破を機にリガ・ミリティアはこの旧型艦の大規模改修を実行。リーンホースはカイラスギリー制圧戦で手に入れた敵の超大型戦艦スクイード1の艦体を再利用してリーンホースJr.に生まれ変わるのだった。
 
 

 

ZMT-D15M ガルグイユ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の水陸両用試作モビルスーツ

地球侵攻作戦を計画していたベスパは、地球上での戦いを優位に進めるために水陸両用機の開発を推進する。ガルグイユはそのベスパの計画のもと、大型モビルスーツのアビゴルをベースにして開発された。見た目はベースになったアビゴルによく似ているが、機体は小型化されていてアビゴルのような大型の機体にはなっていない。

水中移動時はモビルアーマー形態に変形して高速移動することが可能だったほか、モビルスーツ形態の時は左手の大型クローで敵を粉砕することができた。武装は魚雷、ミサイル、ビームガン、ビームライフル、ビームガン等。

ドゥカー・イク少佐率いるガルグイユ部隊は、リガ・ミリティアの巡洋艦リーンホースが宇宙へ向かおうとするところを襲撃するが、テストが不十分なまま実戦に投入されたせいで、水中で浸水するなど戦闘中に初歩的な問題が多く顕在化している。
 
 

B-CLUB 1/144 ZMT-D15M ガルグイユ 《ガレージキット》

 

ZM-A05G リカール

ザンスカール帝国軍「ベスパ」のモビルアーマー

地球での運用を考えて開発されたモビルアーマーで、ミノフスキーフライトを搭載し大型ではあるが空中を自由に飛行することができた。
機体中央には非常に目立つ巨大なメガ粒子砲を備えていて、その長い砲身が取っ手のように見えることからウッソからはフライパンと呼ばれていたりもする。そのメガ粒子砲と2門ビームキャノンを使い中長距離からの支援攻撃を得意としていたが、モビルスーツとの近接戦闘になってもそれに対応できるほどの機動力は備えていた。
パイロット席の後ろに二つの座席があり、コックピットには合計3つの座席がある。

地球のラゲーン基地に配備されたリカールには基地司令のファラとパイロットのメッチェが乗機し、何度かリガ・ミリティアと戦ったが、アーティ・ジブラルタルでの戦いでついに撃墜されてしまう。撃墜され海に不時着したリカールからファラは何とか脱出できたが、ファラを身を挺して脱出させたメッチェは機体と共に爆発に飲み込まれた。
 
 

 

ZMT-S16G メッメドーザ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の地上用試作モビルスーツ

メッメドーザは既に戦場に投入していた地上用モビルスーツのデータを活用して開発が進められた機体で、重力下における機動力の強化を主眼に置いて試作された。

本機は両肩にあるダブルビームローターにより両腕をふさがれることなく空中戦を優位に戦うことが可能だったうえ、両足に付いた熱核ジェットエンジンによって飛行形態に変形することなく空中を自由に動くことができた。また、中長距離攻撃力も非常に高く、両肩に搭載されたメガビームガンや胸部のメガマシンキャノンは他のモビルスーツを圧倒するほどの火力を誇っている。そのほかの武装はビームサーベル、ビームライフル、ビームシールドなど。

ベスパ(イエロージャケット)がアーティ・ジブラルタルに侵攻した際に実戦に投入され、リガ・ミリティアのシュラク隊ケイト・ブッシュ機を打ち破るなど戦果をあげるが、ウッソのヴィクトリーガンダムとの戦闘でコックピットを破壊され機能を停止した。パイロットはクワン・リー
 
 

森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ  メッメドーザ

 

RGM-119 ジェムズガン

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

本機はアナハイム・エレクトロニクス社が0109年にロールアウトさせた小型モビルスーツ「ヘビーガン」をベースにして設計され、0119年に地球連邦軍に正式採用された。
あまり評判のよくなかったヘビーガンの後継機だったが、ザンスカール戦争が始まった0152年時点でも地球連邦軍で運用されており、連邦軍からは一定の評価を得ていたと思われる。しかし、ザンスカール戦争ではザンスカール帝国が開発した新型モビルスーツの性能に圧倒され、戦争全期を通して活躍する場面は少なかった。

武装はビームライフル、バルカン砲、ビーム・サーベルなどで、ビームシールドも装備している。外観は非常にシンプルで美しく、機体を眺めていると「シンプル イズ ベスト」という言葉が頭をよぎってしまうほど。
 
 

1/144 ジェムズガン (機動戦士Vガンダム)