「ヴィクトリーガンダム」タグアーカイブ

LM314V23 V2バスターガンダム

中長距離攻撃能力を高めるために強力な火砲を追加装備したV2ガンダム

右肩に長距離攻撃が可能な砲身の長いロングレンジキャノン、左肩に中距離から近距離の敵を一掃できる拡散型のビーム砲「スプレー・ビーム・ポッド」を備えていて、格段に火力が増強されている。また、機体のあちこちに設置された「マイクロミサイルポッド」にたくさんの小型ミサイルも装備している。

ザンスカール戦争終盤に投入され、ウッソはそのロングレンジキャノンを使い、いくつもの敵艦を撃沈する活躍を見せるが、ファラのゲンガオゾとの戦いで、ロングレンジキャノンを破壊され、その他のバスター装備も次々と引きはがされてしまうのだった。
 

1/100 Vガンダム V2バスター

 

LM314V21 V2ガンダム

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

ヴィクトリーガンダム(Vガンダム)の後継機。 機体はヴィクトリーガンダムと同じく、コア・ファイターと上半身のハンガー、下半身のブーツの三つの部位で構成され、コア・ファイターとハンガーで構成されるトップ・ファイターや、コア・ファイターとブーツで構成されるボトム・ファイター等、多様な戦闘機形態をとることができた。機体の核となるコア・ファイターにはミノフスキードライブと呼ばれる新技術が採用されていて、その圧倒的な推進力がV2ガンダムの高機動力の要となっている。

コア・ファイター後部にある2基のエネルギー放出口は、V2ガンダムになったときは背中に翼のように配置されるが、その放出口からミノフスキードライブ内に蓄積されたエネルギーを放出する際にまばゆい光を放ったので、まるでV2ガンダムが「光の翼」をはばたかせているかのように見えた。
その「光の翼」はただの光ではなく強力なエネルギーを持っていたので、そのままビーム兵器やシールドとして転用することが可能で、結果的にV2ガンダムの攻撃力や防御力を高めることにもなっている。

この画期的に優れた機体を作り上げた主要開発者はミューラ・ミゲルという女性だったが、彼女はリガ・ミリティアのエース、ウッソ・エヴィン少年の母親でもあった。圧倒的な軍事力で地球連邦軍すら翻弄していたザンスカール帝国は、母が作ったV2ガンダムにのるウッソによって苦しめられることになり、この母子によって自らの戦争の行方を左右されることになる。
 
 

HGUC 1/144 LM314V21 V2ガンダム (機動戦士Vガンダム)

 

LM312V06 ヴィクトリーガンダムヘキサ

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

本機は指揮官用に開発された機体で、Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)をマイナーバージョンアップさせることにより生産された。戦隊を円滑に指揮できるよう通信能力を強化したため頭部のアンテナ形状がヴィクトリーガンダムと異なる。(ヴィクトリーガンダムは額にV字型のアンテナがあるが、ヘキサにはV字アンテナが無く、その代わり両耳の部分にコーギー犬の耳のような大きめのアンテナがある。) また、索敵能力にも優れ早く敵を察知することで指揮下にある部隊を素早く命令を下すことができた。

ザンスカール戦争に投入され、シュラク隊などによって運用された。量産された結果、戦争末期には指揮官ではない一般の兵によっても使用されている。
 
 

機動戦士Vガンダム 04 [DVD]

 

LM312V04+SD-VB03A ヴィクトリーダッシュガンダム

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)に 「 オーバーハングパック 」 と呼ばれる大型ユニットを装備させた機体。
オーバーハングパックは大型のビーム砲と推進機関、推進剤タンクを統合したユニットで、このユニットをヴィクトリーガンダムの背部に装着することにより、同機体の攻撃力と機動力の強化と行動可能半径の拡大を同時に実現している。またこの追加ユニットの他に、ビーム・スマートガンと呼ばれる強力な大型ビームライフルも装備していて、攻撃力がさらに高められていた。

正規軍ではないリガ・ミリティアはこのヴィクトリーガンダム強化策によって、時間が経つにつれ質・量ともに強力になってくるベスパのモビルスーツに対応しようとするのだった。
 
 

MG 1/100 LM312V04+SD-VB03A Vダッシュガンダム Ver.Ka (機動戦士Vガンダム)

 

LM312V04 ヴィクトリーガンダム

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

ヴィクトリーガンダム (Vガンダム)は、リガ・ミリティアが発動した「V(ヴィクトリー)プロジェクト」と呼ばれるモビルスーツ開発計画によって生産された機体で、ザンスカール帝国に反感を持つサナリィやアナハイム・エレクトロニクス社の技術者の協力を得て開発された。

機体は伝説のモビルスーツ「ガンダム」を意識して設計され、RX-78-2 ガンダムが採用していたコア・ブロック・システムに似た構造を持っている。ボディーはコア・ファイターと上半身のハンガー、下半身のブーツの三つの部位で構成され、ハンガーやブーツが損傷を受けた時は即座に新しいものと交換することができた。
また、コア・ファイターとハンガーだけで構成される戦闘機トップ・ファイターや、コア・ファイターとブーツだけで構成される戦闘機ボトム・ファイター等の形態になることができたのでモビルスーツとしてだけでなく、強力な戦闘機として多種多様な作戦を遂行することができる。

モビルスーツとしての性能は非常に優秀で、頭頂高15.2m、本体重量7.6tの小型の機体であるにもかかわらず、出力は4,780kWという凄まじい力を持っており、極めて優れた機動性を発揮した。( ちなみにニューガンダムの出力は2,980kW、サザビーの出力は3,960kW )
移動力もずば抜けていて、推進機関にミノフスキーフライトを採用しているので、ミノフスキー粒子の濃度に依存してしまうものの、それまでの機体よりは長距離を移動することができる。武装はビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲といったごく普通のものだが、その優れた機動力と、柔軟な形態変形、迅速な損傷部品交換による戦場復帰能力の高さによって敵を圧倒した。

メインパイロットはウッソ・エヴィンとマーベット・フィンガーハットが担当し、リガ・ミリティアのシンボルとしてザンスカール戦争を戦った。
 
 

MG 1/100 LM312V04 Vガンダム Ver.Ka (限定クリアパーツ付き) (機動戦士Vガンダム)

 

U.C.0153年4月6日 リガ・ミリティアがヴィクトリーガンダムを実戦に投入

宇宙世紀 0153年4月6日

カサレリアでの戦いをくぐり抜けたカミオン隊は、リガ・ミリティアの秘密地下工場になんとかたどり着く。しかし、イエロージャケットのクロノクルによって地下工場を発見されてしまい、まもなく攻撃を受けることになった。この攻撃を退けるため、リガ・ミリティアは初めて切り札のヴィクトリーガンダムを実戦に投入する。

ヴィクトリーガンダム (Vガンダム)は正規パイロットのマーベット・フィンガーハットが操縦するはずだったが、彼女が負傷していたため、急遽、素人の少年ウッソ・エヴィンがパイロットを担当することになった。
コア・ファイターで出撃することになったウッソは、特別な訓練も受けていない13歳のごく一般的な少年に見えたが、その天才的な能力で、コア・ファイターとハンガー、ブーツをドッキングさせることに成功、戦場の空に初めてヴィクトリーガンダムを出現させる。空中に突如として現れたヴィクトリーガンダムはクロノクルのゾロと交戦、これを退けることに見事に成功し、その性能の高さをみせつけた。

この戦いは、ヴィクトリーガンダムの強さを内外に示すことになったほか、ウッソ・エヴィンという少年のパイロット能力の優秀性をリガ・ミリティアに確認させることにもなった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

HGUC 1/144 LM312V04 ヴィクトリーガンダム (機動戦士Vガンダム)