PMX-002 ボリノーク・サマーン

ジュピトリスで開発された試作モビルスーツ

ジュピトリスのパプテマス・シロッコが開発した機体で偵察能力を重視した設計になっている。シロッコはジ・Oとジ・Oを援護するパラス・アテネ、そしてこのボリノーク・サマーンをひとまとまりにして用いることを想定していて、偵察・索敵を担当する本機の役割は重要だった。
頭のドーム部分に感知器を搭載していて、そこから得られた少ない情報を基に高度な解析処理を行い的確な戦域情報を味方の機体に伝達した。

パイロットはシロッコを信奉するサラ・ザビアロフ。サラのボリノーク・サマーンはハマーンのキュベレイとシロッコのジ・Oが対峙する中、そこに割り込みシロッコを討とうとするカツ・コバヤシの攻撃を体を張って防ぎ、シロッコの身代わりとなって撃破された。
 

機動戦士Zガンダム 1/144 PMX-002 ボリノーク・サマーン 未塗装組立キット

 

U.C.0088年1月25日 ティターンズとアクシズの同盟が破棄される。シロッコがジャミトフを暗殺しティターンズを乗っ取る

宇宙世紀 0088年1月25日

宇宙要塞「ゼダンの門」とコロニーレーザー「グリプス2」を失ったティターンズは主敵のエゥーゴに対して優位に立つために再びアクシズと協調関係を構築しようとする。
アクシズ艦隊の旗艦グワダンに赴いたティターンズのジャミトフとシロッコはハマーンと会見することになるが交渉は破断、ティターンズの乗っ取りを企んでいた野心家シロッコはこの機に乗じジャミトフを暗殺する。シロッコはハマーンによってジャミトフが暗殺されたと嘘をつき、アクシズに対する復讐を真っ先に唱えることで自身がティターンズをコントロールしようとした。
これまでティターンズの軍事作戦を取り仕切ってきたバスク・オム大佐はシロッコの行動に従わなかったためシロッコの息のかかった部隊に撃破されることになる。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

ガンダムウォーネグザ ジ・O&シロッコ(ネグザレア) 《カード》【ガンダムウォー】ジャミトフ・ハイマンガンダムウォーネグザ ハマーン・カーン(レア) 《カード》

シロッコ、ジャミトフ、ハマーンはグワダンで会談する

 
 

森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ サラ・ザビアロフ

グワダンから脱出したシロッコがハマーンのキュベレイと対峙する中その隙をついてカツ・コバヤシがシロッコにとどめを刺そうとする。サラはカツの攻撃からシロッコを守るために楯となり命を落とした。

 

AMX-004 キュベレイ

アクシズが開発したニュータイプ専用試作モビルスーツ

ア・バオア・クー攻防戦後アステロイドベルトに逃れた一部のジオン公国軍は小惑星基地アクシズでジオン公国の再興をはかるため力を蓄えていた。その期間にアクシズでは技術研究を継続しており、かつてのニュータイプ研究機関フラナガン機関が養った技術もさらに進化させていた。これらの純粋なジオンのモビルスーツ技術、ニュータイプ技術を結晶化させたのがこのキュベレイであり、かつてララァ・スンが乗ったモビルアーマー・エルメスの後継機として誕生した。

キュベレイはサイコミュを搭載していて、それと連動した多数のファンネル(遠隔操作できるビーム砲)によって敵にオールレンジ攻撃を仕掛けることができる。かつてのエルメスはビットと呼ばれるわりと大型の遠隔操作型ビーム砲を使用していたが、それに代わるファンネルはかなり小型化されていてモビルスーツに格納できるまでの大きさになっている。また、ファンネルの他にビームサーベルを装備していて近接戦闘で威力を発揮した。

出力は1,820kw、総推力は61,600kgでΖガンダムなどと比べると少し見劣りする値だが、両肩に大きく張り出た4枚のバインダーに主要推進装置を集めていて、バインダーを柔軟に動かすことによって推力を一定方向に集中させるが可能であり、それによって高い機動性・運動性を確保している。

ニュータイプ専用機にはニュータイプ能力を保持する人間にしかその機体性能を十分に活用することができないという制限があるが、キュベレイもその制限から逃れることができない機体だった。アクシズにニュータイプ専用機キュベレイの能力を最大限に引き出せる人間はハマーン・カーン以外存在しなかったため、アクシズの最高指導者であるハマーン自身がキュベレイのパイロットとして戦場に引き出されることになる。政治的指導者を戦場の最前線に立たせることになったキュベレイは軍全体の士気を高めることに貢献した機体かもしれないが、もう一方で主要人物を失うリスクも高めてしまっていた機体だといえるかもしれない。

本機はグリプス戦役で使用され多くの戦いに参加しアクシズの地位を向上させることに貢献した。引き続き第一次ネオ・ジオン戦争にも参戦、その能力をいかんなく発揮し活躍したが最後はΖΖガンダムの前に敗れ去りハマーンと共に散華した。
 
 

1/144 HGUC キュベレイ スペシャルコーディングVer.

 

U.C.0088年1月18日 小惑星アクシズがゼダンの門に衝突。アクシズがグリプス2を手中にする

宇宙世紀 0088年1月18日

ジオン公国再興をめざすハマーン・カーンはゼダンの門でティターンズの指導者ジャミトフ・ハイマンと交渉を行う。しかし交渉は不調に終わりハマーンはジャミトフの殺害を謀った。ジャミトフは何とか逃げのび、その直後ティターンズ軍とアクシズ軍はゼダンの門宙域で戦闘を開始、アクシズと密約をむすんでいたエゥーゴも戦闘に参加し、ティターンズ VS アクシズ・エゥーゴ共同軍の構図で戦争を行った。

ハマーンはこの戦いをはじめから計画しており大胆にも自らの拠点である小惑星基地アクシズをゼダンの門をぶつけるという常識外の作戦を実行した。信じられないようなこの結果にティターンズは大混乱し、ゼダンの門から脱出しようとする艦艇の多くが衝突によって出現した無数の岩石弾の餌食となった。

ハマーンはこの大混乱の中コロニーレーザー「グリプス2」にも部隊を送りそれを占領、アクシズはこの戦いによってティターンズやエゥーゴに対して相対的に優位に立つほどの力を得ることになったのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

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ゼダンの門(ア・バオア・クー)はアクシズの衝突により真っ二つにされる

 

グワダン

アクシズの超大型宇宙戦艦

かつてジオン公国軍が旗艦として運用していたグワジンの後継艦でアクシズ艦隊の旗艦。

とにかく巨大でその大きさは連邦軍の超大型戦艦ドゴス・ギアをも上回っており、その巨体に多くのメガ粒子砲、その他ミサイル等多数の武器を装備し圧倒的ともいえる火力を保持していた。また、多数のモビルスーツを搭載でき、その多くのモビルスーツを艦上部に用意された2本のカタパルトと艦艇にあるモビルスーツ射出口で同時に運用できた。その上グワジンにも存在した丸い大型推進剤備蓄タンクを8個備えていて航続距離も非常に長い。

ジオン公国の公王位を継承したミネバ・ラオ・ザビとアクシズの政治指導者ハマーン・カーンが乗艦しており、まさにアクシズの核心と同義ともいえる船だった。艦内のミネバと謁見するために用意された空間は仰々しい厳威に満ちたつくりになっていて、この船がジオン公国の技術だけではなくジオン公国のセンスも純粋に受け継いでいることがよくわかる。艦の能力は非常に高いが乗組員の練度は低く、捕えていたエゥーゴのメンバーをたやすく逃がしたりしてしまっている。
 
 

ガンダムウォーネグザ グワダン(アンコモン) 《カード》

 

U.C.0087年12月26日 エゥーゴとアクシズが手を結ぶ。連携してグリプス2の移動を阻止

宇宙世紀 0087年12月26日

コロニーレーザー「グリプス2」を完成させたティターンズは月のグラナダ市を砲撃するためグリプス2の移動を開始する。エゥーゴはその動きを察知するがグリプス2を止めるだけの戦力を持ち合わせておらず、致し方なくハマーンとジオン公国の復活を認める旨の密約を結び、アクシズ軍にグリプス2の移動阻止作戦に協力してもらうことにした。
エゥーゴはグリプス2を止めるためモビルスーツ隊でティターンズ部隊と戦い、その間にアクシズの旗艦グワダンはティターンズに援護射撃を行うふりをしてグリプス2の核パルスエンジンを撃ち抜いた。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

ガンダムウォーネグザ グワダン(アンコモン) 《カード》

アクシズの旗艦グワダンはグリプス2の核パルスエンジンを主砲で貫いた

 

ドゴス・ギア

ティターンズの大型戦艦。

ティターンズの旗艦となるべく建造された船で非常に巨大。その大きさはアクシズのグワダン次ぐ規模で地球連邦軍系の船では最大のものだった。その巨体に砲身の長い強力なメガ粒子砲を3門、数えるのがめんどくさくなるほどの多数のメガ粒子砲、その他もろもろの武器を装備しており、その火力はグリプス戦役を戦った船の中で最強と言われている。
このような圧倒的火力を誇っている船であるが、そのほかに10個以上のモビルスーツ射出用のカタパルトが艦のあらゆるところに設置してありモビルスーツの同時運用能力もケタ違いに高いものだった。

ドゴス・ギアは建造された後ティターンズに参加したパプテマス・シロッコに与えられる。シロッコの指揮の下ドゴス・ギアはアポロ作戦でフォン・ブラウン市の制圧に貢献するなど活躍を見せるが、ティターンズはジュピトリスを戦場に引きずり出すためにシロッコにドゴス・ギアを返上させる。その後ドゴス・ギアはバスク・オムの船になるが、シロッコの差し金による攻撃で撃沈されバスクも死亡した。
 

ガンダムウォーネグザ ドゴス・ギア(アンコモン) 《カード》

 

U.C.0087年12月14日 ティターンズがサイド2-21バンチに毒ガスによる攻撃を決行

宇宙世紀 0087年12月14日

ティターンズが再びサイド2に対して毒ガス攻撃を敢行した。以前にアレキサンドリアが同作戦を実行して失敗していたが、今回はティターンズの司令官バスク・オム大佐自らが指揮をとり21バンチへの攻撃を成功させる。
バスクは引き続き13バンチにも毒ガス攻撃を実行させようとしていたがクワトロの百式によって阻止された。
 
 

ガンダムウォーネグザ バスク・オム(レア) 《カード》

ティターンズは月のグラナダを攻撃するためグリプス2の移動を計画する
バスク・オムは計画を実現するため、陽動としてG3ガス攻撃を実施した。

 

NRX-055 バウンド・ドック

ティターンズのニュータイプ専用試作可変モビルアーマー

北米にあるニュータイプ研究所、オークランド研究所によって開発された機体。
ムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)を使った可変機で、モビルスーツ形態の時はスカートをはいた狐のような風貌をしている。モビルアーマー形態の時はモビルスーツ時に足だった部分が巨大な腕の役割を果たし丸々としたロブスターのような形になる。モビルアーマー時はビグロやグラブロの形に似ている。

機体のコントロールにサイコミュを使用しているニュータイプ専用機だがニュータイプ・強化人間ではない人間も操縦しているのでサイコミュとは別の制御系があるのかもしれない。
拡散メガ粒子砲を備え、ビームライフルやビームサーベルで武装しており遠距離からの一撃離脱戦法や近接モビルスーツ戦にも対応できる。

パイロットは強化人間ロザミア・バダムや強運人間ジェリド・メサが担当していた。グリプス2攻防戦でジェリドは本機に乗りΖガンダムと対決するが、Ζガンダムのビーム攻撃を受け吹き飛ばされてラーディッシュ爆沈の巻き添えになり死亡。数多くのマシンに乗ってカミーユと対決してきたジェリドだったが彼にとって最後の機体がこのバウンド・ドックになった。
 

MS IN ACTION!! バウンドドック

 

U.C.0087年12月7日 グリプス2始動。ティターンズがコロニーレーザーをサイド2-18バンチに向け発射

宇宙世紀 0087年12月7日

コロニーレーザー「グリプス2」のテストとエゥーゴへの牽制をかねてティターンズはコロニーレーザーを発射し
エゥーゴに協力的なサイド2の18バンチを破壊、コロニーの全住民を虐殺した。
 
 

 

ガンダムウォーネグザ グリプス2(コモン) 《カード》

ティターンズはエゥーゴを牽制するためコロニーレーザーを使用し多くの一般人を犠牲にした