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U.C.0153年6月1日 – 6月3日 ホワイトアーク隊が北海洋上でリシテア級巡洋艦と交戦、これを撃破

宇宙世紀 0153年6月1日 ~ 6月3日

地球連邦とザンスカール帝国が停戦協定を結んだため戦闘は終了し、ベスパのモトラッド艦隊主力は宇宙へ引き上げたが、艦隊の一部は地球に残りリガ・ミリティアに奇襲をかけようとしていた。この動きは停戦協定違反かのように見えたが、ベスパの理屈は「ザンスカール帝国は地球連邦と停戦協定を結んだのであってリガ・ミリティアと停戦した覚えはない」というのものだった。

リシテア級エムのドゥカー・イク隊は、しばしの休暇を得てカサレリアに向かおうとするホワイトアークの部隊を発見。北海洋上で彼らに攻撃を仕掛ける。ドゥカー・イクは、ジャバコやドムットリアで構成するモビルスーツ部隊を駆使し、ホワイトアーク隊を追いつめるが、地球連邦軍ロンドンデリー隊の増援などもあって形勢が不利になり一時撤退した。

その後、体勢を立て直したリシテア級は、再び北海洋上でホワイトアーク隊を攻撃し、今度はスパイダーネットと呼ばれる電磁網でホワイトアークを動けなくする。そのかいもあって、あと一歩でホワイトアーク隊を打ち破るかに見えたドゥカー・イクのリシテア級だったが、地力に勝るホワイトアーク隊の必死の抵抗により、多くモビルスーツを失い、また旗色が悪くなってしまう。
劣勢に立たされたリシテア級巡洋艦はホワイトアーク隊を振り切り戦場を離脱しようとしたが、それを追うオデロのガンブラスターが放ったビームがブリッジを直撃し、指揮官のドゥカー・イクが死亡。機能を停止したリシテア級巡洋艦の乗組員は白旗を掲げ投降した。

ドゥカー・イクは「地球をバイク乗りの楽園にする」という壮大な夢を持っていたほか、戦争後、部下のレンダと地球で一緒に暮らすことも夢見ていたが、その二つの夢をかなえることなくレンダと共にその命を失うのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

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ZMT-D15M ガルグイユ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の水陸両用試作モビルスーツ

地球侵攻作戦を計画していたベスパは、地球上での戦いを優位に進めるために水陸両用機の開発を推進する。ガルグイユはそのベスパの計画のもと、大型モビルスーツのアビゴルをベースにして開発された。見た目はベースになったアビゴルによく似ているが、機体は小型化されていてアビゴルのような大型の機体にはなっていない。

水中移動時はモビルアーマー形態に変形して高速移動することが可能だったほか、モビルスーツ形態の時は左手の大型クローで敵を粉砕することができた。武装は魚雷、ミサイル、ビームガン、ビームライフル、ビームガン等。

ドゥカー・イク少佐率いるガルグイユ部隊は、リガ・ミリティアの巡洋艦リーンホースが宇宙へ向かおうとするところを襲撃するが、テストが不十分なまま実戦に投入されたせいで、水中で浸水するなど戦闘中に初歩的な問題が多く顕在化している。
 
 

B-CLUB 1/144 ZMT-D15M ガルグイユ 《ガレージキット》

 

U.C.0153年4月20日 リガ・ミリティアの巡洋艦リーンホースが宇宙へ ザンスカール帝国が出撃するズガン艦隊の勇姿を放送する

宇宙世紀 0153年4月20日

地球連邦軍アイルランド駐留軍の協力によりリガ・ミリティアに合流したリーンホースは、この日宇宙に向かって飛び立つ。リーンホースが海から浮上する際、ドゥカー・イクのガルグイユ部隊に奇襲されるが、被害は先行艦の損傷だけにとどまり、リーンホースは無傷のまま大気圏を脱出することができた。

前日に宇宙へと向かったウッソたちのリガ・ミリティア先行部隊は、ベスパの哨戒部隊と交戦し敵の哨戒艇シノーペを鹵獲、ベスパの人質にされていたハイランドの子供たちを保護している。

同日、ザンスカール帝国最強の艦隊、ムッターマ・ズガン艦隊が帝国に抵抗するサイド2の連合艦隊と戦うため出撃する。ザンスカールはその威風堂々とした艦隊出撃の模様を地球圏全域に向けて中継放送しその力を見せつけた。そのプロパガンダ放送の中で、ザンスカール帝国のマリア女王は自軍将兵を鼓舞する演説を行い、自軍の士気高揚を図ると共に地球圏全域へのマリア主義浸透を画策するのだった。
 
 
 

 
 

MORINAGA 森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ マリア ピァ アーモニア

ザンスカール帝国の女王マリア・ピァ・アーモニア

 

U.C.0153年4月15日 ベチエンの戦い

宇宙世紀 0153年4月15日

リガ・ミリティアのカミオン隊とシュラク隊がポイント「 D.D. 」ベチエンに到着。
ベチエンに集まったリガ・ミリティアの部隊は、そこで待っていた地球連邦軍アイルランド駐留部隊の協力を得て、部隊やモビルスーツをアイルランドへ輸送することになるが、輸送機に物資を搬入しているさなかにベスパの襲撃を受けてしまう。

ベスパのルペ・シノはその優れた洞察力でリガ・ミリティアの集結ポイントがベチエンであることを見抜き、間髪入れずにベチエンへと侵攻。彼女は援軍であるドゥカー・イクのガッダール隊と共にベチエンのリガ・ミリティアと連邦軍を苦しめるが、ヴィクトリーガンダムとシュラク隊による必死の抵抗を受け、リガ・ミリティア部隊を撃破することはできなかった。

戦闘中に輸送機をとびたたせることに成功したリガ・ミリティアと連邦軍はベスパの攻撃を何とか振り切りベチエンから離れることができたが、この戦いによってシュラク隊はヘレン・ジャクソンの尊い命を失ってしまっている。
 
 
 

 

戦いが行われたベチエン

 
 
 

1/144 ジェムズガン (機動戦士Vガンダム)

ベスパの襲撃に対応した地球連邦軍のジェムズガン。しかし、旧型機であったためベスパの最新型モビルスーツに対抗することはできなかった。

 

ZMT-A03G ガリクソン

ザンスカール帝国軍「ベスパ」のバイク型モビルアーマー

ベスパが試作した大型のバイク型兵器で、バイク戦闘部隊ガッダール隊の中核をなすモビルアーマー。(モビルアーマーに分類されているが、ただの戦闘車両にも見える) ザンスカール戦争中、小型の戦闘バイクと共に地球上に配備され、その優れた機動力を駆使してリガ・ミリティアを苦しめた。
パイロットはガッダール隊の隊長ドゥカー・イクが担当し、その圧倒的バイク乗り魂を幾度となくヴィクトリーガンダムにぶつけていたが、やっぱりヴィクトリーガンダムを倒すことはできなかった。武装は機体上部の巨大なビーム・キャノンと左右にあるガトリングガン。

元々この機体は、後に建造されることになるモトラッド艦(バイク型戦艦)の開発用データを収集するという名目で製造されたのだが、そのモトラッド艦自体も異常なバイク好きのドゥカー・イクによって発案されたものであり、実際のところ、ベスパはこのバイク大好きの中年おやじにうまく乗せられ、どんどんバイク型の兵器を作らされていたというのが実情だった。
 
 

 

U.C.0153年4月11日 リガ・ミリティアのカミオン隊がベスパのガッダール隊やピピニーデン隊と交戦。ベスパがオイ・ニュングをギロチンで処刑

宇宙世紀 0153年4月11日

イエロージャケットに地下工場の場所を特定されたリガ・ミリティアのメンバーは、工場を脱出し移動を開始していたが、その中でもヴィクトリーガンダムを有するカミオン隊は、ベスパから執拗な攻撃を受けることになる。カミオン隊はバイク型のモビルアーマーを戦力の中心とするガッダール隊や、宇宙から降下してきたピピニーデン隊の一部によって次々と襲撃され苦戦するが、民間人の少年ウッソの協力によって何とか窮地を乗り切ることができた。

なんとかベスパの攻撃を乗り切ったカミオン隊だったが、その直後、昨日までカミオン隊のリーダーだったオイ・ニュング伯爵が公開処刑されるところを、テレビ放送によって見てしまう。オイ・ニュングは昨日クロノクルによって拉致されてしまったのだが、ベスパのラゲーン基地司令ファラ・グリフォンによってギロチンにかけられてしまったのだった。

少年の天才パイロット、ウッソ・エヴィンは、リガ・ミリティアに協力するか、カサレリアに戻り元の生活に戻るか、気持ちが揺れ動いていたが、オイ・ニュングの処刑という陰惨な光景を目にして、ザンスカール帝国の凶悪性を感じ取り、後にリガ・ミリティアに協力することになる。
 
 
 

 
 

【ガンダムウォー】ドゥカー・イク【ガンダムウォー】黒基本G 【アルベオ・ピピニーデン】

ガッダール隊の隊長ドゥカー・イクとピピニーデン隊の隊長アルベオ・ピピニーデン

 
 
 

ガンダムウォーネグザ 恐怖政治(コモン) 《カード》

ベスパのファラ・グリフォン中佐の命令によりギロチンにかけられるオイ・ニュング伯爵