「レンダ・デ・パロマ」タグアーカイブ

ZM-S27G ドムットリア

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の量産型可変モビルスーツ

本機はトムリアットをベースに開発された機体で「地球クリーン作戦」にその多くが投入された。背中に可動式のスラスターを設置しているためトムリアットよりも機動力が増している。

ビーム・トマホーク、ビーム・ライフル、ビーム・バズーカ、ガトリング・ガンなど一般的な武装の他に、ショックバイトと呼ばれるクワガタのハサミような特徴的な武器を口の部分に搭載していて、V2のコアファイターの垂直尾翼を噛みちぎったりしている。ハロはショックバイトを見て「口が怖い」という素直な感想を連呼していた。

トムリアットをベースにしていることもあってヘリコプター形態に変形できるが、ドムットリア生産時にはアインラッド(タイヤ型のサポートマシン)を使用する戦い方が主流になっていたため、この機体以降、飛行形態に変形できる可変機が作られることはなかった。
 
 

B-CLUB 1/100 ZM-S27G ドムットリア 《ガレージキット》

 

U.C.0153年6月1日 – 6月3日 ホワイトアーク隊が北海洋上でリシテア級巡洋艦と交戦、これを撃破

宇宙世紀 0153年6月1日 ~ 6月3日

地球連邦とザンスカール帝国が停戦協定を結んだため戦闘は終了し、ベスパのモトラッド艦隊主力は宇宙へ引き上げたが、艦隊の一部は地球に残りリガ・ミリティアに奇襲をかけようとしていた。この動きは停戦協定違反かのように見えたが、ベスパの理屈は「ザンスカール帝国は地球連邦と停戦協定を結んだのであってリガ・ミリティアと停戦した覚えはない」というのものだった。

リシテア級エムのドゥカー・イク隊は、しばしの休暇を得てカサレリアに向かおうとするホワイトアークの部隊を発見。北海洋上で彼らに攻撃を仕掛ける。ドゥカー・イクは、ジャバコやドムットリアで構成するモビルスーツ部隊を駆使し、ホワイトアーク隊を追いつめるが、地球連邦軍ロンドンデリー隊の増援などもあって形勢が不利になり一時撤退した。

その後、体勢を立て直したリシテア級は、再び北海洋上でホワイトアーク隊を攻撃し、今度はスパイダーネットと呼ばれる電磁網でホワイトアークを動けなくする。そのかいもあって、あと一歩でホワイトアーク隊を打ち破るかに見えたドゥカー・イクのリシテア級だったが、地力に勝るホワイトアーク隊の必死の抵抗により、多くモビルスーツを失い、また旗色が悪くなってしまう。
劣勢に立たされたリシテア級巡洋艦はホワイトアーク隊を振り切り戦場を離脱しようとしたが、それを追うオデロのガンブラスターが放ったビームがブリッジを直撃し、指揮官のドゥカー・イクが死亡。機能を停止したリシテア級巡洋艦の乗組員は白旗を掲げ投降した。

ドゥカー・イクは「地球をバイク乗りの楽園にする」という壮大な夢を持っていたほか、戦争後、部下のレンダと地球で一緒に暮らすことも夢見ていたが、その二つの夢をかなえることなくレンダと共にその命を失うのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

1/6 オートバイシリーズ No.41 ハーレーダビットソン Fat Boy Lo 16041