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ZM-S21G/S ブルッケング

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の量産型モビルスーツ

ゾロアットを基にして開発された機体で、地上用と宇宙用のものが別に生産された。地上用のものは地球クリーン作戦中止直前にピピニーデンの部隊に投入されている。
敵に奪われることが多かったアインラッド(タイヤ型のサポートマシン)を、折りたたみ式に改良し携帯していることが特徴で、折りたたまれた巨大なアインラッドを背中に背負っている姿は、まるで、大きな甲羅をもつ亀のようにも見える。この新しいアインラッドは、これまでの能力の他に、変形して敵を捕縛することができるなど、新しい能力が備わっていてサポートマシンとしての能力が大きく向上していた。
ブルッケングは、この強力になったアインラッドの他に、ビームライフルやビームサーベルを備えていて、機動力と攻撃力が高い優秀な機体だったが、投入時期が遅かったため活躍できた期間は短いものとなってしまっている。

ベスパのルペ・シノは、自身が所属するピピニーデン艦隊がリガ・ミリティアと連邦の連合艦隊と対峙した際、この機体に乗り敵の防衛ラインを突破、敵旗艦に取りつこうかという所まで接近するが、ウッソのV2ガンダムにそれを阻まれてしまった。
その後、再びウッソのV2とルペ・シノのブルッケングは刃を交えるが、ルペはニュータイプであるウッソに勝つことはできず、ブルッケングに致命的なダメージを負ってしまう。ウッソに敗れたうえ拒絶されたルペ・シノは、傷ついた機体で何とか母艦までたどりつき、ピピニーデンを巻き込んでブルッケングと共に爆散した。
 
 

ガンダムウォー 相剋の軌跡 ブルッケング(ルペ・シノ機) R

 

U.C.0153年6月12日 リガ・ミリティアと連邦の連合艦隊がベスパ艦隊を包囲

宇宙世紀 0153年6月12日

この日、リガ・ミリティアと地球連邦軍のムバラク艦隊で構成される連合艦隊がベスパ艦隊の包囲を完了する。連合艦隊は太陽電池衛星ハイランドを背にして、ベスパ艦隊前衛のピピニーデン艦隊と対峙し、激戦の末これを撃破した。ピピニーデンは後方のタシロ艦隊と合流し、大戦力となったリガ・ミリティアの艦隊に対応しようとするが、ピピニーデンとタシロは反目し合っていたため、タシロの積極的な援助を得られず、各個撃破される形で自らの艦隊を全滅させてしまうのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 

ガンダムウォー 相剋の軌跡 ブルッケング(ルペ・シノ機) Rガンダムウォー エクステンションブースター2 ルペ・シノ R

ルペ・シノはブルッケングでウッソのV2ガンダムと戦うが、ウッソとV2の圧倒的な戦闘力を前にして致命的なダメージを負ってしまう。自分の死とウッソに勝てないことを悟ったルペ・シノは、傷ついた機体で何とか母艦のラステオまでたどり着き、発進態勢に入っていたピピニーデンのビルケナウにしがみつく。その直後、ブルッケングは大爆発を起こし、ルペ・シノとピピニーデンは死亡、母艦のラステオも爆発に飲み込まれ轟沈した。
ルペ・シノは爆発の直前、ウッソに対して 「 つまらない男を相手にする事は無いんだよ 」 という独り言を述べていることから、その自滅行動が彼女のウッソへの特別な感情によって生起されたものだということがわかる。

 

U.C.0153年5月22日 海中都市アンダーフック近傍での戦い

宇宙世紀 0153年5月22日

大気圏突入後リーンホースJr.はモトラッド艦隊を見失い、その後リガ・ミリティアの協力者に支援を受けるため海中都市アンダーフックに寄港する。

一方、モトラッド艦隊と離れてモビルスーツのみで大気圏に突入してしまったカテジナ・ルースは何とか命は取りとめていたものの、海上に浮かぶ焼け焦げたモビルスーツの中で気を失っていた。
その後、彼女はマリア主義者に救助されアンダーフックに運ばれるが、そこで、同じくアンダーフックに立ち寄っていたウッソやシャクティと出会ってしまう。その好機を逃さなかったカテジナはマリア主義者の協力を得てマリア女王の娘であるシャクティを捕縛、女王の娘をモトラッド艦隊へと移送するのだった。

シャクティを奪われたウッソは何とか彼女を取り戻そうとするが、そのタイミングでリーンホースJr.とモトラッド艦隊の戦闘が勃発。モトラッド艦隊はアンダーフックに寄港したリーンホースJr.を撃破するためルペ・シノのドッゴーラを差し向けており、リーンホースJr.はアンダーフックの近くで戦闘を行わざるを得ない状況に追い込まれていた。ベスパとリガ・ミリティアによる苛烈な戦闘の中で案の定アンダーフックは被弾、都市の中に海水が怒涛のごとく流れ込み都市としての機能を完全に失うのだった。
海に沈んでいくアンダーフックから何とか脱出したウッソはV2ガンダムに乗り戦闘に参加、海中での戦闘力が高いドッゴーラに苦戦しつつもどうにかそれを撃破するが、シャクティを取り戻すことはできずモトラッド艦隊を逃がしてしまう。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

【ガンダムウォー】V2ガンダム【ガンダムウォー】ドッゴーラ

ルペ・シノのドッゴーラとウッソのV2ガンダムは海中で激闘を繰り広げた。序盤は海中での能力が高いドッゴーラが戦いを優位に進めていたが、ウッソが海中での戦いになれるにつれ立場は逆転、最終的にドッゴーラはV2に打ち破られることになる。 (ルペ・シノが乗るドッゴーラはオレンジ色で塗装されていた)

 

ZM-A31S/M ドッゴーラ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」のモビルアーマー

本機は東洋の竜のような形をした機体で、全長は370メートルにも及ぶ超大型のモビルアーマー。巨大なカラダ全体をコントロールするコックピットは竜の頭部に当たる先端にあり、その後ろにテールラッドと呼ばれる長い尾がくっついている。

テールラッドは細かなユニットを組み合わせることで構成されていて、たとえその一部が損傷したとしても損傷部分を切り離してテールラッドを再構成することができた。(切り離した部分だけ短くなる) また、テールラッドを意図的に分割し、各々を独立して動かすことで多くの敵に同時に対応することも可能。実戦では切り離したテールラッドを輪っかのようにして敵モビルスーツを捕まえたりしている。

ドッゴーラは、リーンホースJr.部隊を迎撃するためブロッホが宇宙で使用したり、モトラッド艦隊地球降下後の戦いで、ルペ・シノが海中で使用するなど、宇宙、地球の海中・空中など非常に幅広い環境で使える優れたモビルアーマーだったが、いずれの戦いでもウッソのV2ガンダムに撃破されている。
 
 

【ガンダムウォー】ドッゴーラ

 

U.C.0153年5月13日 – 5月14日 ベスパの部隊がマケドニアに無断侵入。その混乱を利用してリーンホースJr.とそのクルーがマケドニアを脱出する

宇宙世紀 0153年5月13日 ~ 5月14日

リーンホースJr.がマケドニアコロニーに漂着するのを確認したベスパは、女王の娘であるシャクティ・カリンを引き渡すようマケドニア政府に要請する。ザンスカールに力ずくで服従させられていたマケドニアはベスパに反感を持つ者も多く、リガ・ミリティアから奪い取ったリーンホースJr.やモビルスーツを秘密裏に自軍に加えようと考えていた。マケドニア政府はそういう意図を持っていたためベスパの要請を無視し、リーンホースJr.がコロニー内に入った事実自体を認めようとしないのだった。

マケドニア政府の不遜な対応に対してベスパのクロノクルはモビルスーツ部隊をマケドニアに送り込みシャクティの奪還作戦を開始。ベスパの新型モビルスーツの侵入によってマケドニアコロニー内は大混乱になるが、その混乱を利用して収監されていたリガ・ミリティアのメンバーは収容所から脱出することに成功する。収容所から抜け出したリガ・ミリティアのメンバーは、ウッソのVダッシュガンダムがベスパのモビルスーツを引き付けている間に港にたどり着きリーンホースJr.に乗艦、コロニーを脱出した。
囮になったウッソは今度はベスパに捕まってしまいルペ・シノに「恐ろしい拷問」を受けるが拷問を受けている最中に脱走、ハロの助けもあり何とか仲間たちのもとへ全裸で帰還することができた。
リガ・ミリティアはこのタイミングでホワイトアークとV2ガンダムを手に入れることになり、ウッソはそのV2ガンダムを駆って追ってくるベスパの部隊を撃退している。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
コスモフリートコレクション 機動戦士ガンダムACT4(再販) 【5.アドラステア(ゲドラフ&アインラッド付属)】(単品)

戦艦アドラステアに乗るクロノクルは新型モビルスーツ「ゲドラフ」を出撃させマケドニアコロニーにいるシャクティ・カリンを奪還しようとする。

 
 
 
 

HGUC 1/144 LM314V21 V2ガンダム (機動戦士Vガンダム)

ウッソはこの時初めてV2ガンダムに乗り、その圧倒的な性能で追ってくるゲドラフを次々と戦闘不能に追い込んだ。

 

U.C.0153年4月15日 ベチエンの戦い

宇宙世紀 0153年4月15日

リガ・ミリティアのカミオン隊とシュラク隊がポイント「 D.D. 」ベチエンに到着。
ベチエンに集まったリガ・ミリティアの部隊は、そこで待っていた地球連邦軍アイルランド駐留部隊の協力を得て、部隊やモビルスーツをアイルランドへ輸送することになるが、輸送機に物資を搬入しているさなかにベスパの襲撃を受けてしまう。

ベスパのルペ・シノはその優れた洞察力でリガ・ミリティアの集結ポイントがベチエンであることを見抜き、間髪入れずにベチエンへと侵攻。彼女は援軍であるドゥカー・イクのガッダール隊と共にベチエンのリガ・ミリティアと連邦軍を苦しめるが、ヴィクトリーガンダムとシュラク隊による必死の抵抗を受け、リガ・ミリティア部隊を撃破することはできなかった。

戦闘中に輸送機をとびたたせることに成功したリガ・ミリティアと連邦軍はベスパの攻撃を何とか振り切りベチエンから離れることができたが、この戦いによってシュラク隊はヘレン・ジャクソンの尊い命を失ってしまっている。
 
 
 

 

戦いが行われたベチエン

 
 
 

1/144 ジェムズガン (機動戦士Vガンダム)

ベスパの襲撃に対応した地球連邦軍のジェムズガン。しかし、旧型機であったためベスパの最新型モビルスーツに対抗することはできなかった。