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LM111E02 ガンイージ

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

ガンイージはヴィクトリーガンダムと同じく「V(ヴィクトリー)プロジェクト」によって開発された機体で、ヴィクトリーよりも先に試作された試験機をベースにして生産された。開発にはサナリィやアナハイム・エレクトロニクス社の一流技術者が協力していたので優秀な機体に仕上がっていて、民間のレジスタンスが独自に生産したモビルスーツなのに正規軍のモビルスーツと比べても遜色ないどころか、それらの性能を上回るほどだった。
また、機体を構成する部品には国際規格に準拠するものを多く採用していたため容易に部品を集めることが可能で、リガ・ミリティアの各地の地下工場が独自に機体を生産できたほか、機体が破損しても市場を通して現地で部品を入手することができたので比較的簡単に修理ができる。

ヴィクトリーガンダムのように合体変形機構は備えていないが、汎用性と生産性に優れた機体だったためリガ・ミリティアの主力として数多くの機体が配備された。その中でもシュラク隊に配備された機体はリガ・ミリティアの重要な作戦に参加し、ザンスカール帝国軍に多くの損害を与えている。

武装はビームライフル、2連マルチランチャー、ビームサーベル、バルカン砲、ビームシールドなど。デザインは非常にスマートでとてもカッコいいのだが、苔みたいな色なので全体的に地味に見えなくもない。
 
 

1/144 ガンイージー (機動戦士Vガンダム)

 

ZM-S09G トムリアット

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の量産型可変モビルスーツ

ゾロをベースに性能を強化されて製造された機体で、5,440kwという強大な出力はヴィクトリーガンダムのそれを上回るものだった。可変機なのでモビルスーツ形態からビーム・ローターを使ったヘリコプター形態に変形することが可能だが、ゾロのように2体に分離することはできない。

ビーム・ライフル、ビーム・トマホーク、ビーム・バズーカ、ガトリング・ガン、ミサイル・ポッドなどの数多くの武器で武装することができて、その攻撃力はベースになったゾロを大きく上回っていた。また、行動可能な環境も多岐にわたっていて、地上と宇宙の両方で使用できたほか、単独での大気圏突入も可能という非常に優れた機体だった。

アルベオ・ピピニーデンが率いる部隊に配備されたトムリアットが有名で、ヨーロッパのラゲーン基地に向かうため宇宙から直接大気圏に突入していた。ラゲーン基地に所属することになったトムリアットは、リガ・ミリティアのヴィクトリーガンダムやシュラク隊と戦い、彼らを大いに苦しめている。

機体色は薄紫色。顔はおこっているみたいでなんか怖い。
 
 

1/144 トムリアット (機動戦士Vガンダム)

 

ZMT-A03G ガリクソン

ザンスカール帝国軍「ベスパ」のバイク型モビルアーマー

ベスパが試作した大型のバイク型兵器で、バイク戦闘部隊ガッダール隊の中核をなすモビルアーマー。(モビルアーマーに分類されているが、ただの戦闘車両にも見える) ザンスカール戦争中、小型の戦闘バイクと共に地球上に配備され、その優れた機動力を駆使してリガ・ミリティアを苦しめた。
パイロットはガッダール隊の隊長ドゥカー・イクが担当し、その圧倒的バイク乗り魂を幾度となくヴィクトリーガンダムにぶつけていたが、やっぱりヴィクトリーガンダムを倒すことはできなかった。武装は機体上部の巨大なビーム・キャノンと左右にあるガトリングガン。

元々この機体は、後に建造されることになるモトラッド艦(バイク型戦艦)の開発用データを収集するという名目で製造されたのだが、そのモトラッド艦自体も異常なバイク好きのドゥカー・イクによって発案されたものであり、実際のところ、ベスパはこのバイク大好きの中年おやじにうまく乗せられ、どんどんバイク型の兵器を作らされていたというのが実情だった。
 
 

 

ZMT-S13G ゴッゾーラ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の地上用試作モビルスーツ

本機は、正規軍ではないリガ・ミリティアに対応するため、ゲリラ戦対応能力を高めるような設計がなされ生産された。
高性能の対物、対人センサーを集中させた頭部のデザインは、それまでの機体とは一線を画しており、ダンゴ虫のように見えなくもない。ビームライフルの他、太もものマルチランチャーミサイルや胸部のビームガン兼用ビームサーベルなどで武装していて攻撃力はシャッコーよりも高く、新型のビームローターを搭載することで移動能力も高くなっている。

親友のサバトをリガ・ミリティアというよりウッソに討ち取られたガリー・タンは怒りに燃え、命令を無視して、ゴッゾーラで出撃。リガ・ミリティアの秘密工場にたった一機で攻撃を仕掛けるが、ウッソのVガンダムに敗れ捕虜となってしまう。
このガリーの行動は、70年以上前の一年戦争で、上官トクワンの戦死に激高し、命令を無視してザクレロで出撃したデミトリー曹長の行動を思い出させるが、デミトリー曹長も敗北したことからもわかるように、やはり感情的な行動の多くは自滅を招くことが多い。
ゴッゾーラは敗れはしたもののベスパはこの戦いを捕捉しており、ゴッゾーラの戦闘データは後のモビルスーツ開発に生かされることになった。
 
 

森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ  ゴツゾーラ

 

LM312V04 ヴィクトリーガンダム

リガ・ミリティアの量産型モビルスーツ

ヴィクトリーガンダム (Vガンダム)は、リガ・ミリティアが発動した「V(ヴィクトリー)プロジェクト」と呼ばれるモビルスーツ開発計画によって生産された機体で、ザンスカール帝国に反感を持つサナリィやアナハイム・エレクトロニクス社の技術者の協力を得て開発された。

機体は伝説のモビルスーツ「ガンダム」を意識して設計され、RX-78-2 ガンダムが採用していたコア・ブロック・システムに似た構造を持っている。ボディーはコア・ファイターと上半身のハンガー、下半身のブーツの三つの部位で構成され、ハンガーやブーツが損傷を受けた時は即座に新しいものと交換することができた。
また、コア・ファイターとハンガーだけで構成される戦闘機トップ・ファイターや、コア・ファイターとブーツだけで構成される戦闘機ボトム・ファイター等の形態になることができたのでモビルスーツとしてだけでなく、強力な戦闘機として多種多様な作戦を遂行することができる。

モビルスーツとしての性能は非常に優秀で、頭頂高15.2m、本体重量7.6tの小型の機体であるにもかかわらず、出力は4,780kWという凄まじい力を持っており、極めて優れた機動性を発揮した。( ちなみにニューガンダムの出力は2,980kW、サザビーの出力は3,960kW )
移動力もずば抜けていて、推進機関にミノフスキーフライトを採用しているので、ミノフスキー粒子の濃度に依存してしまうものの、それまでの機体よりは長距離を移動することができる。武装はビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲といったごく普通のものだが、その優れた機動力と、柔軟な形態変形、迅速な損傷部品交換による戦場復帰能力の高さによって敵を圧倒した。

メインパイロットはウッソ・エヴィンとマーベット・フィンガーハットが担当し、リガ・ミリティアのシンボルとしてザンスカール戦争を戦った。
 
 

MG 1/100 LM312V04 Vガンダム Ver.Ka (限定クリアパーツ付き) (機動戦士Vガンダム)

 

ZMT-S12G シャッコー

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の試作モビルスーツ

本機はゾロアット、ゾロに続く主力量産機を開発するための試験機として生産された機体で、白兵戦での戦闘力を重視して開発された。
0153年の2月に宇宙環境下でのテストを終え、3月にはベスパが占領していた東ヨーロッパのラゲーンで重力環境下でのテストを実施している。同年4月にはベスパのクロノクル・アシャーがシャッコー操縦中に、たまたまパラグライダーに乗っていたど素人の少年ウッソ・エヴィンに機体を奪われるという信じがたい大失態を演じるが、ど素人の少年によって操縦されてしまったという事実によって、シャッコーの簡易な操縦性が評価されることになり、後に量産されるリグ・シャッコーの開発へとつながることになった。

ビームライフル、2連ショルダービームガン、ビームサーベル等で武装している他、ビームローターを装備しており低出力で空中を飛行することができ行動可能範囲も広い。機体はオレンジ色で塗装されていて派手。頭部にある蛾の触角のような2本のアンテナが特徴的。
 
 

MORINAGA 森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ カード シャッコー

 

ZM-S08G ゾロ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の地上用量産型モビルスーツ

本機は地球上で運用することを目的にゾロアットをベースに開発された機体。戦闘中、上半身部分と下半身部分に分離することが可能で、上半身による敵戦力への攻撃と、下半身による敵施設への攻撃を同時に行うことができた。また、ビームローターを搭載していて長距離を難なく移動することが可能で作戦行動半径が広い。

ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、ガトリング・ガン、バズーカ、対地爆雷コンテナ等の多くの武器で武装することができ、多種多様な作戦を実行することができるとても使い勝手のよいモビルスーツだったが、後に開発されるトムリアットの登場によって第一線を退くことになった。ザンスカール戦争時、ベスパによって行われた地球侵攻作戦に投入されている。
 
 

ガンダムウォーネグザ ゾロ(コモン) 《カード》

 

ZM-S06S ゾロアット

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の宇宙用量産型モビルスーツ

ベスパが初めて量産化したモビルスーツ。連邦軍の既存のモビルスーツよりも性能が高いこの機体は、ベスパの戦力を相対的に向上させ、ザンスカール帝国の勢力伸長に大きく貢献することになった。

主力量産機らしくとても扱いやすい機体であるほか汎用性にも優れており、パイロットを選ぶことなく多種多様な作戦に従事することができた。ビームサーベルやビームライフル、バルカン砲といった基本的な武器の他にビームストリングスと呼ばれる電磁ワイヤー兵器を搭載していてかなり強い。また、非常に大きい丸みを帯びた肩が目立っていてタックルされたら結構な物理的ダメージを受けそう

機体は赤茶色と黄色をベースに塗装されていているが、リガ・ミリティアに奪われて白と青紫に塗り替えられてしまった機体(ホワイトアット)もあった。
 
 

1/144 ゾロアット (機動戦士Vガンダム)

 

XM-05 ベルガ・ギロス ブラックバンガード仕様

クロスボーン・バンガードの量産型モビルスーツ

精鋭部隊「ブラックバンガード」に配備されたベルガ・ダラス。通常のベルガ・ダラスと同じくブラックバンガードでも指揮官用機として扱われ、同部隊の隊長ザビーネ・シャルが使用した。ブラックバンガードに所属する他のモビルスーツと同じく黒色で塗装され一流っぽい雰囲気が漂っている。また、ビームフラッグに自分の家の紋章を表示できる特権を与えられており、そのことがさらに一流っぽさを倍増させている。

このベルガ・ギロスはブラックバンガードの隊長機としてコスモ・バビロニア建国戦争に投入される。ザビーネ・シャルは本機でフロンティアⅠ制圧戦に参加するが、戦いの中でカロッゾ・ロナ(鉄仮面)が人類削減計画「ラフレシア・プロジェクト」のテストなるものを同時並行で実施していることに気づく。カロッゾの作戦に嫌悪感を示したザビーネはカロッゾの腹心ジレ・クリューガーを処刑。カロッゾのラフレシアがガンダムF91に撃破された後は、難民船と化していたF91の母艦スペース・アークを見逃し、本国へ凱旋した。
 

1/100 ベルガギロス (機動戦士ガンダムF91)

 

XM-02 デナン・ゲー ブラックバンガード仕様

クロスボーン・バンガードの量産型モビルスーツ

精鋭部隊「ブラックバンガード」に配備されたデナン・ゲー。通常のデナン・ゲーと同じくヒットエンドラン戦法を得意としており中長距離攻撃能力に優れている。同じ「ブラックバンガード」に配備されたデナン・ゾンと行動を共にし、近接戦闘が得意なデナン・ゾンと協調して敵を殲滅した。
機体全体が黒色で塗装されていて、その重くて威厳に満ちた感じが「いかにもエリート」といった印象を与えてくる。また、その漆黒ぐあいと丸い形のツインアイとが相まってちょっと怖い感じがしないでもない。
コスモ・バビロニア建国戦争に投入されエリート部隊「ブラックバンガード」の一員として戦い、コスモ・バビロニアの建国に貢献した。
 

魂ウェブ限定 ROBOT魂<SIDE MS> デナン・ゲー(ブラック・バンガード仕様) 機動戦士ガンダムF91