ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ
モビルスーツとは思えないほどの高出力動力を持ち、メガ粒子砲を9門も搭載する圧倒的火力はもはや歩く戦艦。前後対象のデザインで表裏両方が正面であり死角が少ない。機体色は薄緑で大きなくちばしが印象的。その圧倒的破壊力で要塞を破壊するべくジャブロー攻略作戦に投入されたが連邦軍に撃破されている。
ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ
一年戦争は地球まで戦線が拡大し、海での戦闘も考慮せざるを得なくなったジオン公国軍は水陸両用モビルスーツの開発を開始する。その結果、誕生したのがジオン公国軍初の量産型水陸両用モビルスーツ、ゴッグである。
機体は茶色で、水中移動時に抵抗を減らすためか全体に丸みを帯びた形になっている。熱核水流ジェットを搭載し水中を70ノット以上で移動することが可能。また、腹部にメガ粒子砲を備えており攻撃力も高い。
海を深く潜るため耐圧設計になっており装甲が厚く海中機雷に衝突しても損傷せず、陸上戦でも連邦軍のバルカン砲攻撃を受け付けないほどだった。機雷に当たってしまったゴッグのパイロット、コーカ・ラサは機体にダメージがないことを知って「さすがゴッグだ、なんともないぜ!」という安堵と自信と称賛が混在した発言をしている。しかし、そのブ厚い装甲のために機体重量は重く陸上での動きは鈍い。
ジオン公国軍の量産型モビルスーツ
地上での機動力を重視し開発された機体。熱核ジェットエンジンを足の下部に備えており足で走らなくても地表を滑るように移動できる。その移動スピードは時速381km(または時速280km)に達するといわれている。
移動力が高い機体は重量を軽減するため装甲を薄くしていると考えてしまうがドムはその逆で装甲も厚く防御力が高い。
装甲が厚いせいか少しぽっちゃり体型に見えるが機体に黒と紫を基調としたシックなカラーを使っており、そのぽっちゃり体型があまり気にならない。
左胸に拡散ビーム砲を備え、ヒート・サーベルやジャイアント・バズで武装している。
ルウム戦役の英雄、黒い三連星はこの機体を駆り必殺技「ジェット・ストリーム・アタック」でガンダムに挑むがマチルダ中尉の命を懸けた妨害もあり「ジェット・ストリーム・アタック」は打ち破られ黒い三連星は崩壊した。
地球連邦軍の輸送機
垂直離着陸が可能な輸送機で滑走路がない地域にも輸送が可能だった。武装は両翼に機銃が装備されているだけで火力は非常に小さい。機体の色は黄色。
補給、兵站はどの戦争でも重要でありその補給を担っていたこの輸送機は連邦軍の勝利に重要な役割をはたしたといえる。
連邦軍勝利への貢献の大きなものの一つにホワイトベース隊の窮地を幾度となく救っているということがある。ジオン勢力圏の北アメリカに降下せざるを得なかったホワイトベースは補給を受けることもできず窮地に追いやられていた。そのホワイトベースを救ったのがこのミデア輸送機である。マチルダ・アジャン中尉は危険を顧みずミデア輸送隊を率いて敵勢力圏の北アメリカに突入、ホワイトベースへの補給を実行した。また、オデッサ作戦直前にはホワイトベース隊を襲う黒い三連星のドムに対し特攻。ミデアは撃墜されマチルダは戦死したがホワイトベース隊を守りきった。