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ガウンランド

リガ・ミリティアの重巡洋艦

この船は、アイルランドに駐屯していた地球連邦軍からリガ・ミリティアに派遣され、ザンスカール帝国と戦うことになる。約70年前のグリプス戦役で使用されていたアレキサンドリアと同型の船ということもあって、ザンスカール戦争時はかなりの旧型艦になってしまっていたが、改修によりビームシールドなどの新しい装備も追加されてはいた。

リガ・ミリティアが発動したカイラスギリー侵攻作戦では、船を無人にした後、リーンホースからリモコン操作されリガ・ミリティア戦隊の防壁および囮として使用される。この作戦で船は大きく損傷することになるが、その犠牲によってカイラスギリー艦隊に大ダメージを与え、要塞カイラスギリーの制圧に成功するという、想定以上の大戦果を収めることができた。
リガ・ミリティアがカイラスギリーを手中にしたという事実は、ザンスカール戦争全体の戦局にも大きく影響を与えることになるので、この旧型艦ガウンランドが果たした役割は非常に大きなものだったと言える。
 
 

 

リーンホース

リガ・ミリティアの巡洋艦

リーンホースは元々は地球連邦軍アイルランド駐屯地に所属していた船で、ザンスカール帝国を危険視する連邦軍の協力によりリガ・ミリティアに合流することになった。
レジスタンスのリガ・ミリティアにとってはとてもありがたい貴重な戦力となったのだが、この船はクラップ級を改修したスペース・アーク級をさらに改修して運用されていたため、ザンスカール戦争時にはかなりの旧型艦になってしまっていた。

リガ・ミリティアはこのリーンホースを主軸にして、ザンスカール帝国の巨大兵器カイラスギリーを制圧するなど大きな戦果を上げるが、その戦果の代償として船を大破させてしまう。この大破を機にリガ・ミリティアはこの旧型艦の大規模改修を実行。リーンホースはカイラスギリー制圧戦で手に入れた敵の超大型戦艦スクイード1の艦体を再利用してリーンホースJr.に生まれ変わるのだった。
 
 

 

スペース・アーク

地球連邦軍の練習艦

クラップ級巡洋艦をベースに改修された船でモビルスーツの小型化にともない船も小型化されている。連邦軍によって練習艦として運用されているが、メガ粒子砲を4門搭載しモビルスーツ射出用カタパルトも備えているので実戦にも対応できる実力を持っていた。

本艦はフロンティアサイドのフロンティアⅠコロニーに寄港していた時コスモ・バビロニア建国戦争に遭遇するが、ガンダムF91の母艦としてクロスボーン・バンガードの精鋭部隊と戦い獅子奮迅の活躍をみせた。しかし、地球連邦政府の本格的な支援がない状況の中、フロンティアサイドからの脱出を余儀なくされ、フロンティアⅠの難民を乗せて戦域を離脱した。
艦を指揮していたのはレアリー・エドベリ中尉で、彼女は民間人の子供を含むクルーをうまくまとめあげ、船を守ったうえに敵に大きな損害を与えることに成功している。
 
 
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ザムス・ガル

クロスボーン・バンガードの宇宙戦艦

クロスボーン・バンガードの旗艦として建造された船でコスモ・バビロニア建国戦争時のクロスボーン・バンガードの中で最も優れた軍艦。ザムス・ガルはメガ粒子砲を10門、副砲を4門、機関砲12門を装備しており圧倒的な攻撃力を持っていた。また、モビルスーツ射出用のカタパルトを4本備えていてモビルスーツ運用能力も圧倒的に高い。

本艦は艦首部分の「ガル・ブラウ」とザムス・ガル本体、および船の左右にあるモビルスーツデッキの4ブロックで構成されていて、それぞれを分離することができる。切り離した「ガル・ブラウ」から無人ロボット兵器の「バグ」をコントロールできることや、船の下部に巨大モビルアーマー「ラフレシア」を搭載できることなどから、この船は「ラフレシア・プロジェクト」に基づいて設計、建造された可能性が高い。

艦長はジレ・クリューガーが務めカロッゾ・ロナ(鉄仮面)も同乗することが多かった。
 
 
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ザムス・ギリ

クロスボーン・バンガードの宇宙戦艦

クロスボーン・バンガード艦隊では旗艦ザムス・ガルに次ぐ火力を持ち、艦隊戦でその威力を発揮したが、モビルスーツ運用能力は巡洋艦のザムス・ジェスよりも低い。艦橋の前部に4門、艦橋後部の左右に4門、合計8門のメガ粒子砲を装備するほか、その他機関砲等の火砲も充実している。艦首にモビルスーツ射出用のカタパルトを1本備えていてモビルスーツを運用する能力も持っていた。
 
 

 

ザムス・ジェス

クロスボーン・バンガードの宇宙巡洋艦

ザムス・ジェスはクロスボーン・バンガード艦隊の主力として建造され、クロスボーン・バンガードが引き起こしたコスモ・バビロニア建国戦争で使用された。

本艦の火力はメガ粒子砲が4門あるだけで連邦軍の代表的な巡洋艦「クラップ級」と同じレベルであるが、艦体の前と後ろにモビルスーツ射出用のカタパルトを合計2本設置することによってモビルスーツ運用能力を高めており、総合的な戦闘力はクラップ級を凌ぐものだったと思われる。船のカラーリングは他のクロスボーン・バンガード艦艇と同じく紫がかったグレーで塗装されていてとても渋い。
 
 

 

ザムス・ナーダ

クロスボーン・バンガードの宇宙駆逐艦

駆逐艦ということもあり非常に小さい船でその小ささからはかわいらしさを感じるほど。そのずんぐりとした艦体にメガ粒子砲を4門備えていて一定の火力を確保している他、少数ながらモビルスーツの運用もできた。

クロスボーン・バンガードの戦力としてコスモ・バビロニア建国戦争に投入され、味方の巡洋艦や戦艦と共にフロンティアサイドの制圧に貢献した。
 
 

 

ガランシェール

ネオ・ジオン軍「袖付き」の輸送船

一見普通の貨物船に見えるが実はネオ・ジオン軍「袖付き」が軍艦として運用していた船。モビルスーツを搭載することが可能でクシャトリヤのような大型のモビルスーツを格納することもできた。船は三角すいのような形をしていて三角すいの底にあたる部分からモビルスーツを出し入れする。宇宙だけではなく大気圏内でも飛行することが可能な優れた輸送船だった。
 
 

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クラップ

地球連邦軍の巡洋艦

長らく連邦軍の主力艦艇を務めてきたサラミス系巡洋艦(サラミス、サラミス改、サラミス改級)の後継艦として建造された巡洋艦。サラミスの後継艦らしく艦首の形がサラミスのそれと似ている。その艦首にカタパルトを1本備えておりモビルスーツ運用能力はそれまでのサラミス系艦艇より向上していた。

機動戦艦ラー・カイラムと同時期に設計・生産されたこともあり、戦闘用ブリッジの採用、兵装の種類、巨大な放熱板の設置等ラー・カイラムと共通する部分が多く、その姿からはラー・カイラムの小型版、廉価版といった印象を受ける。

第二次ネオ・ジオン戦争でロンド・ベル隊によって運用され、その後のラプラス戦争でも使用された。
 

 

ラー・カイラム

地球連邦軍の機動戦艦

本艦はアイリッシュ級、ネェル・アーガマ、ドゴス・ギアといった優れた軍艦の建造によって連邦軍に蓄積された造船技術を惜しげもなくつぎ込んで新造された船で、まさに地球連邦軍艦艇の結晶といってもいいような船。

メガ粒子砲を8門、艦首にミサイルランチャー、その他数多くの対空機銃を搭載。モビルスーツ射出用のカタパルトを2本持ち攻撃力、対空防御力、モビルスーツ運用能力のすべてが優れていた。敵の攻撃から指揮系統を守るためダミーのブリッジと戦闘用のブリッジの二種類が用意されていて戦闘時はより防御力の高い戦闘用のブリッジから船を統率する。

本艦は地球連邦軍ロンド・ベル隊の旗艦に就任し第二次ネオ・ジオン戦争に参加。新生ネオ・ジオン軍と戦う。艦長を務めたのはブライト・ノア、ラー・カイラムに搭載されたνガンダム(ニューガンダム)のパイロットはアムロ・レイでついに一年戦争の黄金コンビが復活。このことによってラー・カイラムの力は通常より増していたと思われる。力を増したラー・カイラムとロンド・ベル隊はシャア・アズナブルの目論みを打ち砕きアクシズの大気圏落下を食い止め地球を救うこととなる。その後に起こったラプラス戦争でも引き続きロンド・ベル隊の旗艦と活躍しこの時は地球に降下もしている。

第二次ネオ・ジオン戦争から約60年後に勃発したザンスカール戦争に至ってもラー・カイラム級は連邦軍の主要艦艇として使用されており、長期にわたってその能力を発揮し続けることできていた。この驚異的な事実からも本級建造時の基本設計がいかに優れていたかを知ることができる。

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