U.C.0087年10月12日 アクシズが地球圏に到達

宇宙世紀 0087年10月12日

宇宙世紀0086年2月6日にアステロイドベルトを発ったジオン公国残存勢力がついに地球圏に帰還。
小惑星基地アクシズを中心とする強力な戦力を保持したこの一大勢力は連邦軍内部の争いであるグリプス戦役に直接関与することになるのだった。
 
 

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V ファイナルコンプリートガイド

0086年2月6日にアステロイドベルトを出発したアクシズは1年8ヶ月かけて地球圏に到達した

 

AMX-003 ガザC

アクシズが開発した量産型可変モビルスーツ

ア・バオア・クー攻防戦後アステロイドベルトに逃れた一部のジオン軍は小惑星基地アクシズでジオン公国の再興をはかるためモビルスーツを開発する。そのうちの一つがこのガザCで可変機構が備わった第三世代モビルスーツとして生産された。可変モビルスーツではあるが簡素で無駄のない構造をしていて大量生産が可能であり実際かなりの数が生産された。エゥーゴがアクシズと接触した時も大量のガザCが出迎えておりその数の多さには驚愕したことだろう。

ビームサーベルを備えてはいるがモビルスーツとしての能力はそれほど高くはなく近接戦闘は得意ではなかったらしい。右脇にナックルバスターと呼ばれる巨大なビーム砲を備えていてモビルアーマー形態の時はナックルバスターをメインとした砲台のような形になる。また、モビルスーツ形態の時足だった部分は巨大な腕のようになり(ビグロの腕のような感じ)敵を捕まえたりすることができる。

全体は赤紫を基調にして塗装されていて結構派手。外見はそれまでのモビルスーツとは違う雰囲気をもっていて、ジオンの技術者が開発した機体ではあるが旧ジオン系モビルスーツの面影はあまり見えない。
 

HGUC 1/144 AMX-003 ガザC (機動戦士Zガンダム)

 

U.C.0087年10月10日 ティターンズが月面フォン・ブラウン市の軍港を爆破

宇宙世紀 0087年10月10日

シロッコの命令を受けサラ・ザビアロフはフォン・ブラウン市に潜入し軍港の爆破する。アーガマは地球圏に迫るアクシズと接触するためフォン・ブラウン市で補給を行っていたが、カミーユらの活躍により爆破直前に出港することができた。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ  サラ ザビアロフ

サラはフォン・ブラウン市内でカミーユと遭遇し、彼を救うため爆弾を仕掛けたことを教えてしまう

 

U.C.0087年9月21日 ティターンズがサイド2-25バンチに対し毒ガス攻撃を行うがエゥーゴに阻止される

宇宙世紀 0087年9月21日

ティターンズは自軍に非協力的なサイド2に対して毒ガス攻撃を実施しようとする。アレキサンドリアのモビルスーツ部隊がサイド2の25バンチコロニーに毒ガスを注入しようとするが、エゥーゴの奮戦によってギリギリところで阻止された。
ティターンズはコロニー落としや民間人に対する毒ガス攻撃など人道を無視した作戦を次々と行うが、ことごとくエゥーゴに阻止されるのだった。
 
 

HGUC 1/144 RX-110 ガブスレイ (機動戦士Zガンダム)RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

毒ガス攻撃を実行するジェリドのガブスレイとそれを阻止しようとするカミーユのZガンダムは激突する

 

MG 1/100 MSA-003 ネモ (機動戦士Zガンダム)

カツ・コバヤシのネモがG3ガスボンベを破壊、毒ガス注入をぎりぎりで阻止する

 

U.C.0087年8月26日 ルナツー宙域にゼダンの門とグリプスが集結していることをエゥーゴが確認

宇宙世紀 0087年8月26日

ティターンズがグリプスがあるルナツー宙域にゼダンの門(ア・バオア・クー)を移動させ同宙域の要塞化を進めていることをエゥーゴは確認する。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

世界の軍事要塞 (ARIA‘DNE MILITARY)

 

アレキサンドリア

地球連邦軍、ティターンズの重巡洋艦

ムサイを参考にして建造された船だが重武装化を進めたため軽巡洋艦ムサイの俊敏性のある軽い動きという特徴を引き継いではいない。メガ粒子砲を10門、その他の武器で武装され火力が高く、艦首にカタパルトを4本用意していてモビルスーツの運用能力も高かった。

グリプス戦役でティターンズの旗艦として活躍し数多くの作戦に投入されるがドゴス・ギア就航と共に旗艦の座を譲り渡す。最後はコロニーレーザー砲(グリプス2)の直撃を受けて溶解し跡形もなくなった。
 
 

ガンダムウォーネグザ アレキサンドリア(コモン) 《カード》

 

U.C.0087年8月24日 ティターンズが月面のグラナダに対しコロニー落としを実行するが失敗

宇宙世紀 0087年8月24日

月面都市のフォン・ブラウン市を失ったティターンズは同じ月面にあるエゥーゴの拠点グラナダ市にコロニーを落とすことを計画しエゥーゴの力を削ごうとした。
ジャマイカン・ダニンガンが作戦の指揮をとりコロニーを月への落下軌道に乗せようとするが、シロッコによる意図的な情報流出によりエゥーゴに即応されコロニーの軌道を変えられてしまいグラナダを破壊することができなかった。
 
 

 

ガンダムウォーネグザ サラ・ザビアロフ(アンコモン) 《カード》

シロッコは気に入らない作戦を阻止し、上官のジャマイカンを失脚させるためサラ・ザビアロフをエゥーゴに差し向けコロニー落とし作戦の情報を暴露する

 

RX-139 ハンブラビ

ティターンズの試作可変モビルスーツ

可変機構を備えた第三世代モビルスーツでモビルスーツ形態と宇宙戦闘機形態になれる。宇宙戦闘機形態の時は推力を一定方向に集中させることができてスピードが速く、一撃離脱戦法で敵を打ち破ることができた。モビルスーツ形態時の見た目はエイっぽいが、宇宙戦闘機形態になるとさらにエイっぽくなる。初めて見たときはあまりかっこよく見えないのだが、多くの戦いを見ているうちにハンブラビの強さとパイロットの優秀さがわかってきてだんだんかっこよく見えてくる。まさに噛めば噛むほど味が出てくるエイヒレのようなモビルスーツ。エイっぽいだけに

海ヘビと呼ばれる電撃兵器(グフのヒートロッドに似ている)やビーム・サーベル、巨大なツメで武装していて近接戦闘能力に優れているほか、背中にビーム・ライフル2門を搭載し手元に高出力ビーム・ライフルを装備することができて遠距離攻撃能力も高かった。

ヤザン・ゲーブルが乗ったハンブラビは特に有名でエゥーゴの部隊を何度も窮地に追いやっており、グリプス2攻防戦ではラーディッシュを撃沈させている。
 

HGUC 1/144 RX-139 ハンブラビ (機動戦士Zガンダム)

 

U.C.0087年8月18日 エゥーゴが月のフォン・ブラウン市をティターンズより奪還

宇宙世紀 0087年8月18日

エゥーゴはフォン・ブラウン市の発電施設を占拠しティターンズを撤退させることに成功する。「アポロ作戦」でフォン・ブラウン市を制圧したティターンズだったが、わずか8日後に町を明け渡すことになった。

同日: ティターンズの権限を強化する法案が連邦議会総会で承認される。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

HGUC 1/144 MSA-005 メタス (機動戦士Zガンダム)1/144 Zゼータガンダム ギャプラン

ファのメタスとヤザンのギャプランはフォン・ブラウン市内で戦闘を行い市民に迷惑をかけてしまう

 

RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

ティターンズが開発した試作モビルスーツ

地球連邦軍内に組織されたティターンズはジオン軍残党を駆逐するため多数のモビルスーツを開発する。その内の一つがこのガンダムMk-IIでティターンズが最初期に生産した機体。アースノイドで構成されたティターンズは特権意識を持っていてスペースノイドを見下しておりガンダムMk-IIの設計に旧ジオン系の技術を取り入れなかったことからもその姿勢がわかる。

ガンダムMk-IIはムーバブルフレーム(内骨格型フレーム構造)を採用した初期のモビルスーツで多様な動きが可能となり機動性もそれまでのモビルスーツより格段に向上している。また、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ミサイル・ランチャー等の多くの種類の武器を持つことが可能で多種多様な戦術に対応できた。

グリプス戦役前に3機が生産され、サイド7グリーンノア1でテストを行っていたが、エゥーゴとカミーユ・ビダンの連係プレーにより2機も強奪されてしまう。この事件は宇宙世紀0087年3月2日に起こったが、この日を境にエゥーゴとティターンズの戦いは激化、グリプス戦役が勃発した。その後ティターンズの一員だったエマ・シーンがエゥーゴに加わり彼女が乗ってきた最後の1機もエゥーゴ所属の機体となる。こうしてすべてのガンダムMk-IIがエゥーゴのものとなった。

ティターンズのガンダムMk-IIは濃い青紫と黒に近い灰色を基調とした暗い色彩で塗装されていた。
 
 

MG 1/100 RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0 (ティターンズ仕様) (機動戦士Zガンダム)