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CCM-87 リリー・マルレーン

ジオン公国軍の機動巡洋艦

ザンジバル II 級の船でシーマ・ガラハウ率いるシーマ艦隊の旗艦。ザンジバル II 級はザンジバルを改修した船で攻撃力やモビルスーツ運用能力が向上している。

一年戦争時、シーマ艦隊はキシリア・ザビが指揮するジオン公国軍突撃機動軍に所属していたが、戦後はアステロイドベルトのアクシズにも向かわずデラーズ・フリートにも加わらず地球圏で海賊行為を働き生計を立てていた。リリー・マルレーンはその海賊の中核として宇宙を行きかう人々の恐怖や憎悪の的となる船になっていたが、デラーズが起こした対連邦戦争に参加し軍艦としての威光を再び取り戻すことになる。

その戦争でデラーズはコロニー落とし作戦を推し進めるが連邦軍の一部と裏で結託していたシーマは反乱を起こす。シーマ艦隊、デラーズ・フリート、地球連邦軍の三者が入り乱れて戦う混乱の中、リリー・マルレーンはガンダム試作3号機(デンドロビウム)にメガ・ビーム砲で打ち抜かれ轟沈した。
 

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グワジン

ジオン公国軍の大型宇宙戦艦

旗艦としての役割を期待され建造された艦艇でザビ家やザビ家に認められたごく一部の将校が運用する。旗艦らしく他の艦艇と比べても群を抜く大きさで、積載できるモビルスーツの数も20機以上とされている。大型のメガ粒子砲を6門、メガ粒子副砲20門、その他機関砲でハリネズミのごとく武装しており圧倒的な攻撃力を誇っている。

圧倒的な攻撃力の他に移動力も桁外れで熱核ロケットエンジンを8基搭載し、補給なしでアステロイドベルトまで航行できた。実際、ア・バオア・クー攻防戦で敗れたジオン将兵の一部はグワジン級でミネバ・ザビやシャアと共にアステロイドベルトまで撤退している。

艦体は朱色に塗装されていて船首は鋭くとがっており、背中に背負った大型メガ粒子砲と艦尾の大型燃料タンクが目立つ特徴になっている。
 

1/2400 グワジン (機動戦士ガンダム)

 

サラミス

地球連邦軍の宇宙巡洋艦

マゼランと同じく70年代の軍備増強計画のもと建造された。メガ粒子砲を6門装備している。大気圏突入用の小型カプセルが艦底に設置されている。艦体の色は薄青紫。艦首のデザインはとてもかっこよく、のちに建造されるクラップ級やラーカイラム級にも引き継がれているようである。

マゼランと同じく一年戦争緒戦でジオンのモビルスーツにこっ酷くやられるがV作戦、ビンソン計画を経て連邦軍がモビルスーツを運用できるようになるとジオン公国軍に対抗できるようになった。しかし、それでも大量生産された巡洋艦らしく敵にやられる場面が多かった。
ソロモン攻略戦ではビグザムの容赦ないメガ粒子砲全方位発射によって多くのサラミスが一気に撃沈されている。数が多いのでやられ役になることが多いサラミスだが、ア・バオア・クー攻略戦ではキシリアの亡骸を乗せたザンジバルを撃沈するという金星をあげたりもしている。
 
 

1/1200 サラミス (機動戦士ガンダム)

 

マゼラン

地球連邦軍の宇宙戦艦

マゼランは70年代の軍備増強計画に基づいて建造され、14門のメガ粒子砲を装備し圧倒的な火力を誇った。推進機関にミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を4基使用している。

ジオン公国の宣戦布告を受けて地球連邦軍はマゼランを核とした艦隊を編成し従来の艦隊戦を想定して戦いに挑んだが、ブリティッシュ作戦、ルウム戦役といった一年戦争緒戦でジオン公国軍の新しい戦術の前に完敗した。(ジオン公国軍はミノフスキー粒子を散布しレーダー等の電子装備を無効化したうえでモビルスーツを投入し敵を攻撃した。)
ルウム戦役では連邦軍艦隊の旗艦マゼラン級アナンケが黒い三連星のモビルスーツに撃沈され司令官のレビル将軍が捕虜にされるという大敗を喫している。

戦争後期になると連邦軍はV作戦、ビンソン計画によりモビルスーツの運用が可能になり、要塞攻略作戦等でマゼランの火力を生かせる戦い方ができるようになった。
 
 

1/1200 マゼラン (機動戦士ガンダム)

 

ザンジバル

ジオン公国軍の機動巡洋艦

大気圏突入能力を持ち、宇宙のみならず大気内での航行も可能。翼が小さいのでミノフスキークラフト技術を使い空中を飛んでいるように見えるが、実は船の胴体そのもので揚力を生み出しておりミノフスキークラフト技術を使わずに飛行する。つまり、一般の飛行機と同じ原理で空を飛んでいる。また、補助ブースターを取り付けることによって大気圏を脱出することが可能であり、ジオン公国軍の艦艇で唯一地球と宇宙を往復できる。

メガ粒子砲4門、火薬式の実弾主砲、大型ミサイル2基や対空砲で武装しムサイより多くのモビルスーツの積載が可能。

シャアはザンジバル級ラグナレクでホワイトベースを執拗に追いかけ特攻による砲撃戦をしかけるなど大胆不敵な攻撃を行った。この特攻ではザンジバル級ラグナレクとホワイトベースがすれ違いながら至近距離で砲撃しあうという強烈で熱い戦いが展開されたが、このような無茶とも思える作戦が立てられたのもシャアがザンジバルの性能に厚い信頼を寄せていたからだろう。
 

1/2400 ザンジバル (機動戦士ガンダム)

 

ガウ

ジオン公国軍の空中空母

ジオン公国軍が地球侵攻作戦を実施するために開発。大気圏内でモビルスーツ部隊を広範囲に展開させるために必要不可欠な機体であった。全長は62mで機体は薄紫色に塗装されている。ずんぐりとした形で飛べなさそうに見えるが、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を動力とした熱核ジェット・エンジンの強力な推進力で少ない揚力を補い飛行していた。空母以外に爆撃機としての機能も持ち攻撃空母とも呼ばれている。

ジオン公国軍地球方面軍司令のガルマ・ザビ大佐はこの船に乗りホワイトベースと戦うが、シャアの裏切りにあい窮地に立たされる。死を覚悟したガルマはホワイトベースにガウで特攻を仕掛けるが、無常にも衝突直前でガウと共に爆散した。
 

1/1200 ガウ (機動戦士ガンダム)

 

パプア級補給艦

ジオン公国軍の宇宙補給艦

物資を格納する部分が二つ並べて艦の上部に設置されていて、上から見るとならべた靴の裏みたいに見える。艦橋は船底にあり真横から見ると拳銃のように見えなくもなく、特徴のあるデザインの船体をしている。上下逆さまにしても船として違和感はない。
色は薄緑で補給艦とは思えないほどの鮮やかな印象を与えてくれるし、おまけに名前の響きがとてもかわいらしい。このようにパプアは補給艦として優れているうえにデザイン性や名前も申し分ない船だが、一年戦争後期には旧式艦となっており、その役割を後継艦のパゾクに取って代わられつつあった。
 

機動戦士ガンダム 1/3500 パプア級補給艦

 

ムサイ

ジオン公国軍の宇宙巡洋艦

ミノフスキー粒子散布環境下における有視界モビルスーツ戦を前提として設計、開発された主力宇宙巡洋艦で宇宙世紀0075年に就役した。ムサイはジオン公国軍艦隊の主力として運用され一年戦争の全期を通して最も活躍した艦艇といえるかもしれない。特に一年戦争緒戦では連邦軍にモビルスーツ部隊が存在しなかったこともあり、連戦連勝し圧倒的な力の差を見せつけた。

船体の色は緑でメガ粒子砲6門、ミサイルランチャー等で武装。熱核ロケットエンジン2基を艦尾下部に目立つ形でくっつけている。モビルスーツ4機を艦橋の下にある格納スペースに搭載することが可能でモビルスーツは艦尾のハッチから出撃する。

大気圏突入能力はないが大気圏突入用の小型カプセル・コムサイを艦首に格納しており、地球に降下する場合はコムサイを切り離し大気圏に突入することができる。
 

EXモデル 1/1700 ムサイ (機動戦士ガンダム)

 

ホワイトベース

地球連邦軍の強襲揚陸艦

モビルスーツの運用を前提として建造された連邦軍初の戦闘艦。モビルスーツ開発計画「V作戦」により建造されたガンダム・ガンキャノン・ガンタンクを搭載、モビルスーツを射出するカタパルトを2本備えている。連邦軍は初めてモビルスーツを使用するホワイトベース隊を実験的な部隊という位置づけにしており通常の艦艇とは異なる運用をした。
見た目は手足を伸ばした白い馬のような形をしておりジオン公国軍から「木馬」と呼ばれている。通常の戦闘艦ではありえないような非常にかっこいい形状をしていて、この艦をデザインした人はおそらく天才。

サイド7に入港したときシャアの部隊の奇襲を受け、急きょサイド7の避難民を乗せ出港。この時、奇襲で正規兵が死傷し艦を運用する人材が不足してしまったため、緊急的に民間人がホワイトベースクルーになった。ガンダムパイロットのアムロ・レイもその一人。
その後、ホワイトベースは多くの戦闘を繰り広げ苦戦しながらもジオン軍を退けていく。連邦軍はこの戦績をみて民間人クルーを正規兵に採用、ホワイトベースを地球連邦宇宙軍ティアンム艦隊第13独立部隊に編入した。ホワイトベースは最終決戦ア・バオア・クー攻略戦でエンジンを打ち抜かれア・バオア・クーに乗り上げる。クルーは白兵戦に移行し必死に戦っていたが、アムロの「声」を聞いたブライト艦長はホワイトベースに危機が迫っていると知り撤退を命令。その後、ア・バオア・クーから脱出したクルーが見つめる中ホワイトベースは大爆発を起こし轟沈した。

艦長はブライト・ノア 操舵士はミライ・ヤシマ
 

EXモデル 1/1700 ホワイトベース (機動戦士ガンダム)