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ガルダ

地球連邦軍の超大型輸送機

全長300メートルを超える超大型機で非常に多くの資材、武器、モビルスーツの運搬ができる。ガルダ級以前の巨大航空機で思い出されるのものに旧ジオン公国軍のガウがあるが、そのガウが全長60メートルあまりだったことを考えるとこのガルダ級がいかに巨大なのかがわかる。その巨体の動力源には核融合炉が採用されていて補給なしで超長時間の飛行が可能。連邦軍はその圧倒的航続距離を活かし空中拠点として本機を活用しようとしていた。

本級にはネームシップのガルダの他にアウドムラ、スードリ、メロゥドなどが存在する。アウドムラはカラバが使用し、スードリ、メロゥドはティターンズが運用した。
 

 

サラミス改級

地球連邦軍の宇宙巡洋艦

モビルスーツの運用を可能にするためサラミスを改良した船。
一年戦争で使用されたサラミス、デラーズ紛争で使用されたサラミス改はモビルスーツを運用することが難しい設計になっていて、有視界モビルスーツ戦が戦争の主流になっていた時代では時代遅れの船になっていた。そこで連邦軍はサラミスの艦前方にモビルスーツ格納庫とカタパルトを備え付けモビルスーツ運用能力を付加した。

サラミス改級はグリプス戦役や第一次ネオ・ジオン戦争で活躍したが、その汎用性とコストパフォーマンスの素晴らしさからその後の戦いでもたびたび使用されグリプス戦役から65年後の宇宙世紀0152年10月に始まったザンスカール戦争にも参加している。
 

 

ラーディッシュ

エゥーゴの宇宙巡洋艦

アイリッシュ級の船でエゥーゴの支持者による支援により建造された。アイリッシュ級はマゼラン(戦艦)の系譜とホワイトベース(強襲揚陸艦)の系譜につながる船でマゼランの攻撃力とホワイトベースのモビルスーツ運用力を受け継いだ船だといえる。
艦の前方に2本、後方に1本合計3本のカタパルトデッキを有していてアーガマよりモビルスーツ運用能力は高い。また、メガ粒子砲を9門搭載しており艦単体の攻撃力も非常に高かった。

エゥーゴの要の船であり、ティターンズやアクシズ相手によく戦い期待にたがわず活躍した。グリプス2を手中に収めたエゥーゴは0088年2月20日グリプス2を奪おうとするティターンズとアクシズの猛攻撃を受け、その激戦の中でラーディッシュはヤザンのハンブラビに撃沈されてしまう。しかし、ラーディッシュの奮闘は無駄にはならずエゥーゴはグリプス2を死守することに成功しその後の勝利に道筋をつけることができた。

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アーガマ

エゥーゴの強襲巡洋艦

モビルスーツ運用能力を重視して建造されモビルスーツを8機搭載することが可能で艦の前方にカタパルトデッキが2本備えられている。艦船用のバリュートを用い大気圏に突入することができて、地球上での運用も可能であり戦闘能力が高いだけではなく作戦可能範囲も広い。居住ブロックは外部に目立つ形で2個設置されていて重力を得たい場合は居住ブロックを外で豪快に回転させ遠心力を発生させていた。一年戦争で大活躍したホワイトベースを参考にして建造された船ということもあり、どことなくその面影が感じ取れる。

エゥーゴの核となる船でグリプス戦役、第一次ネオ・ジオン戦争で活躍しエゥーゴの勝利に大きく貢献した。このように数々の戦いを経験し実績があるアーガマは軍に評価されることとなり、後にこの船を基にしてさらに性能を向上させたネェル・アーガマと呼ばれる船が建造されている。
 

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ジュピトリス

地球連邦の超大型輸送艦。

核融合炉を動かすための燃料ヘリウム3を木星で採掘するために開発された超大型船。全長は2kmにも達し艦内でモビルスーツの開発、生産ができるなど船自体が一つの都市といってもいい規模のものであった。

パプテマス・シロッコ大佐が艦長を務め宇宙世紀0087年4月29日に地球圏に帰還するが、それはちょうどグリプス戦役の火ぶたが切って落とされた時期と重なっていた。野心家のシロッコは積極的にグリプス戦役に介入、ジュピトリスも戦争の渦中に飲み込まれる運命になってしまったがエゥーゴもティターンズも地球木星間を往復できるジュピトリスの重要性を認識しておりこの船を撃沈することは避けていた。しかし、グリプス戦役の最後の最後でΖガンダムの攻撃のとばっちりを受けて轟沈してしまった。もったいない。
 

 

ムサイ後期生産型

ジオン公国軍の宇宙巡洋艦

その名の通りムサイの後期生産型。メガ粒子砲が4門増設され10門になり攻撃力が増しているほかモビルスーツ運用能力も向上している。遠目に見ると初期型とあまり形は変わらないように見えるが近くで見ると多くの変更点があることがわかる。熱核ロケット搭載部分の形も違うしコムサイの形も若干異なる。

同型艦にシーマ艦隊に所属していたニーベルングとデラーズ・フリートのペールギュントなどがある。シーマ艦隊のニーベルングを含むムサイ後期生産型は緑ではなく茶色で塗装されているので一目するだけで所属がわかった。
 

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グワジン級グワデン

ジオン公国軍の大型宇宙戦艦

旗艦の役目を負っているグワジン級の艦でエギーユ・デラーズが乗艦していた。

一年戦争時デラーズはグワデンでア・バオア・クー最終決戦に参加するが、ギレン・ザビが死亡したことと敗北が不可避であったことから再起を図るため彼の艦隊と共に戦場から離脱した。一年戦争後デラーズはスペースノイドの意地を見せるべく連邦に一撃を与えんがため、秘密基地「茨の園」を建設し艦隊を整える。そしてグワデンは常にその中心として機能していた。
対連邦攻撃の準備を整えたデラーズはついに蜂起、彼の艦隊デラーズ・フリートと共に地球へのコロニー落としを実行しようとするが作戦途上でシーマ・ガラハウの反乱に会いグワデン艦内で死亡。その後しばらくしてグワデンも連邦の攻撃によって撃沈されたらしい。このようにグワデンは常にデラーズと共にあり最後も彼の死につき従うようにして沈んだ。
 

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サラミス改

地球連邦軍の宇宙巡洋艦

その名の通りサラミスを改良して性能向上を図った巡洋艦で主にデラーズ紛争で使用されている。

建造されたのはモビルスーツの活用が戦争の基本になっている時代であったが、モビルスーツを運用する能力は極めて低く純粋に宇宙巡洋艦としての能力を高めただけの船になっていて、敵のモビルスーツ隊に遭遇すると撃沈されることが多かった。もともとサラミスはモビルスーツ戦を考慮せずに建造された船なので、それを少し改良しただけでモビルスーツ戦に対応するのは難しかったのかもしれない。
 

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アルビオン

地球連邦軍の強襲揚陸艦

一年戦争後、地球連邦軍が進めていた「ガンダム開発計画」に則して設計され、ガンダムタイプのモビルスーツを運用できるように建造された。ホワイトベースと同じペガサス級の艦艇ではあるが、建造されたのが一年戦争後ということもあり、多くの技術的修正が加えられ外観は異なる部分が多い。メガ粒子砲を8門、大型ミサイルやレーザー砲を装備しホワイトベースより火力が向上している。

デラーズ紛争では星の屑作戦により奪われたガンダム試作2号機を取り戻すため作戦を開始、その後ジオン残党軍、シーマ艦隊、アナベル・ガトー等デラーズ・フリートの面々と激戦を繰り広げデラーズ・フリートの壊滅に貢献するが、デラーズ・フリートの作戦目標だった地球へのコロニー落としを防ぐことはできなかった。
 
 

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バーミンガム

地球連邦軍の大型宇宙戦艦

地球連邦軍艦隊を率いる旗艦として設計・開発された大型艦。大型メガ粒子砲1門、メガ粒子砲18門、その他ビーム兵器、ミサイル兵器など多くの武器で武装し圧倒的な火力を誇っていた。
モビルスーツを搭載することはできず、モビルスーツ戦が戦争の基本になっている時代においては単艦での運用は難しくてあくまで艦隊を指揮し旗艦としての役割を果たすための船だった。このようにバーミンガムは純粋な戦艦として建造されていてその意味ではマゼランの後継艦ともいえる。

宇宙世紀0083年11月10日、バーミンガムはコンペイトウ(ソロモン)で行われた観艦式に旗艦として参加、連邦軍艦隊の圧倒的武力をスペースノイドに見せつけようとしたがデラーズ・フリートのガンダム試作2号機による奇襲・核攻撃をうけ火球に飲み込まれる。この攻撃によりバーミンガムおよび多数の連邦軍艦艇は蒸発、爆散し観艦式は失敗に終わった。
 

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