MS-09 ドム

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

地上での機動力を重視し開発された機体。熱核ジェットエンジンを足の下部に備えており足で走らなくても地表を滑るように移動できる。その移動スピードは時速381km(または時速280km)に達するといわれている。

移動力が高い機体は重量を軽減するため装甲を薄くしていると考えてしまうがドムはその逆で装甲も厚く防御力が高い。
装甲が厚いせいか少しぽっちゃり体型に見えるが機体に黒と紫を基調としたシックなカラーを使っており、そのぽっちゃり体型があまり気にならない。
左胸に拡散ビーム砲を備え、ヒート・サーベルやジャイアント・バズで武装している。

ルウム戦役の英雄、黒い三連星はこの機体を駆り必殺技「ジェット・ストリーム・アタック」でガンダムに挑むがマチルダ中尉の命を懸けた妨害もあり「ジェット・ストリーム・アタック」は打ち破られ黒い三連星は崩壊した。

HGUC 1/144 MS-09 ドム/MS-09R リック・ドム (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年11月7日 ホワイトベースが黒い三連星を撃破。地球連邦軍がオデッサ作戦を開始

宇宙世紀 0079年11月7日

キシリアのもとからマ・クベのいるオデッサに向かった黒い三連星のドムは、修理を終えたばかりのホワイトベースに夜襲をかける。 黒い三連星の戦術にホワイトベース隊は翻弄され、ガンダムも彼らの連携攻撃「ジェットストリームアタック」により苦戦。 ホワイトベースが守勢に立たされているなか、彼らを守るためマチルダはミデアでドムに捨て身の体当たりを行いその尊い命を失ってしまう。 マチルダの犠牲によりアムロは「ジェットストリームアタック」を打ち破り、辛くも黒い三連星を撃退することに成功した。
ホワイトベースが黒い三連星を撃退したことを確認した地球連邦軍レビル将軍は同日オデッサ作戦を発動させる。

 

HGUC 1/144 MS-09 ドム 黒い三連星トリプルドムセット (機動戦士ガンダム)

 

黒い三連星ドム ジェットストリームアタック

 

ミデア

地球連邦軍の輸送機

垂直離着陸が可能な輸送機で滑走路がない地域にも輸送が可能だった。武装は両翼に機銃が装備されているだけで火力は非常に小さい。機体の色は黄色。
補給、兵站はどの戦争でも重要でありその補給を担っていたこの輸送機は連邦軍の勝利に重要な役割をはたしたといえる。

連邦軍勝利への貢献の大きなものの一つにホワイトベース隊の窮地を幾度となく救っているということがある。ジオン勢力圏の北アメリカに降下せざるを得なかったホワイトベースは補給を受けることもできず窮地に追いやられていた。そのホワイトベースを救ったのがこのミデア輸送機である。マチルダ・アジャン中尉は危険を顧みずミデア輸送隊を率いて敵勢力圏の北アメリカに突入、ホワイトベースへの補給を実行した。また、オデッサ作戦直前にはホワイトベース隊を襲う黒い三連星のドムに対し特攻。ミデアは撃墜されマチルダは戦死したがホワイトベース隊を守りきった。
 
 

1/550 ミデア (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年11月 連邦軍高官のエルラン中将とその部下がジオンのスパイであると判明し逮捕される

宇宙世紀 0079年11月某日

オデッサ作戦を前にしていた連邦軍は作戦の情報をジオンに流していたエルラン中将とジオン軍スパイのジュダックを逮捕した。エルラン中将はジオン公国軍のマ・クベ大佐と通じておりオデッサ作戦発動後連邦軍を裏切るつもりでいた。
 
 

 

P01B ルッグン

ジオン公国軍の偵察機

特徴のある形をした全翼機でえのきだけのようなレーダー装置が2本翼の上についている。また、ミノフスキー粒子散布下での有視界偵察を可能にするため羽よりかなり高い位置に偵察用ブリッジがある。

ルッグンは機銃、機関砲、小型爆弾などで武装はしていたが、あくまで偵察機なので戦闘機と比べると攻撃力は低い。しかし、シャアはこのルッグンに乗りホワイトベースを爆撃、左エンジンに被弾させ不時着させるという大功績をあげる。天才シャアにかかれば偵察機で敵の最新鋭艦を操縦不能に追い込むことなど造作もないことなのだった。
 
 

1/144 EXモデル ジオン軍メカセット (12)

 

サムソン

ジオン公国軍のモビルスーツ運搬用武装トレーラー

モビルスーツ1機の輸送が可能で後部の荷台にモビルスーツを仰向けにして運搬する。運転席部分上の左右には2連装機関砲がそれぞれ1基づつ装備されており、ある程度の攻撃力も持っていた。また、運転席部分はサムソントップと呼ばれ分離が可能でホバーによって浮上できる。このように一見ただのトレーラーにみえるが戦闘時はサムソントップのみを切り離し機動的に敵に対処することが可能だった。
 

EXモデル 1/144 サムソン・トレーラー (機動戦士ガンダム)

 

キュイ

ジオン公国軍の戦車

白兵戦を前提とした戦車で、多くの歩兵を敵陣地や敵部隊の近くまで運ぶ役割を持っている。キャタピラを使った三輪車のような形をしていて兵員は曝露されたまま搭乗する。機銃を一つ装備している。ランバ・ラル隊がホワイトベースに白兵戦を仕掛けた時に使用した。
 

1/100 ジオン軍揚兵戦車 キュイ(完成品)

 

MAX-03 アッザム

ジオン公国軍の移動式重機関砲座

巨大な玉ねぎ型の本体から十字に四本の足が生えており四方にメガ粒子砲を16門備えている。本体下部にはアッザムリーダーとよばれる電磁兵器があり、敵を鳥かご(カナリヤが入っていそうなタイプ)のような檻に閉じ込め電磁波攻撃で丸焼きにすることができた。ガンダムもこの鳥かご(カナリヤが入っていそうなタイプ)の中に捕えられた経験があり、もう少しで丸焼きにされるところだった。

アッザムはモビルアーマーの前身に位置づけられる機体で、本機の運用で得られたデータは後に生産されるモビルアーマーの開発に生かされている。
 
 

1/550 アッザム

 

ワッパ

ジオン公国軍の一人乗り小型ホバー。武装は機銃のみだが機動力は高い。ジオン公国軍のクワラン曹長率いるパトロール隊はワッパの高い機動性を生かした作戦でアムロのガンダムを翻弄した
 

UCHG 1/35 ジオン公国軍 機動偵察セット (機動戦士ガンダム)

MS-07B グフ

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

地球における地上戦をはじめから考慮して開発された機体。ジオン公国軍は地球上での戦いに宇宙戦用のザクII を地上戦に対応させたザクII J型を使用していたが、地上での戦いをより有利に進めるため地球上の環境を念頭に基礎から設計を行いグフを開発した。
連邦軍のモビルスーツに対して白兵戦で優位に立てるよう鞭上の電撃兵器ヒートロッドや指先から発射される5連装フィンガーバルカン等の近接攻撃兵器が多く搭載されている。

ランバ・ラル大尉はグフでガンダムと激闘する中、ガンダムの攻撃をシールドで防いだ後「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」というかっこよすぎる名言を吐いた。そしてその直後グフミドルキックをガンダムにくらわしている。あのガンダムに簡単にやられないグフの性能もすごいがガンダムより低スペックのグフでこんな戦い方ができるランバ・ラルはもっとすごい。

MG 1/100 MS-07B グフ Ver2.0 (機動戦士ガンダム)