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RX-78GP03 ガンダム試作3号機(デンドロビウム)

地球連邦軍が開発した拠点攻略・拠点防衛用モビルスーツ?

モビルアーマーとモビルスーツが合体したような機体で、モビルアーマーっぽい部分の「オーキス」とモビルスーツ部分のガンダム試作3号機「ステイメン」で構成されている。
「オーキス」部分は非常に巨大で全長は140メートルに達し、その巨体には大型のメガ・ビーム砲、大型ビームサーベル、爆導索、集束ミサイル、マイクロミサイル等の凄まじい数の強力な武器が搭載されておりさながら動く武器倉庫といった感じを受ける。このように恐ろしいほどの火力を保持しているうえに防御力も優れており、Iフィールドを発生させて敵の中長距離ビーム攻撃を弾き飛ばす。

拠点攻略・拠点防衛用ならモビルアーマーっぽい部分だけで十分ではないかと思ってしまうが、ガンダム試作3号機「ステイメン」をわざわざ合体させて運用するのはそれなりの理由がある。過去にジオンが開発し運用したビグ・ザム、ブラウ・ブロといったモビルアーマーは最後はその巨体の懐に入り込まれ近接攻撃によって撃破されたという事実があり、本機が敵に弾幕を突破され懐に入り込まれ場合、ステイメンを切り離して機動的に対処できるようモビルアーマー部分とモビルスーツ部分に分けて構成しているのだった。

デラーズ紛争でコウ・ウラキはこの機体に乗りアナベル・ガトーのノイエ・ジール(モビルアーマー)と戦うがノイエ・ジールを破壊しようとしたバスクが放ったソーラ・システムII の直撃を受け大破、損傷を受けたノイエ・ジールはその場から離脱しコウ・ウラキはガトーと決着をつけることはできなかった。
 

HGUC 1/144 RX-78GP03 ガンダムGP03 デンドロビウム (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

AGX-04 ガーベラ・テトラ

シーマ艦隊に所属する試作モビルスーツ

地球連邦軍の「ガンダム開発計画」で生産されるはずだったガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を基に開発された機体。

ガンダム試作4号機(ガーベラ)はその他のガンダム試作機と共に開発される予定だったがガンダム試作1号機と設計思想が似通っていいたため生産を見送られる。しかしアナハイム・エレクトロニクス社はそのガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を無駄にせず、それをもとにして新たなモビルスーツを開発、自社の技術向上に生かそうとした。本来ならこの世に登場するはずのなかったモビルスーツだったが、前記のような経緯があって何とか復活生産されたのが本機、ガーベラ・テトラである。その後、ガーベラ・テトラはアナハイム・エレクトロニクス社からシーマ艦隊の手に渡り、シーマ・ガラハウの専用機となった。

機体色は薄い朱色。もとはガンダムの設計を流用しているが、見た目は旧ジオン系でモノアイを採用している。背部に巨大な三角コーン(工事現場にあるやつ)のようなシュツルムブースターを装着することができシュツルムブースター装着時の総推力は316,000kgに達した。両肩部には非常に目立つ巨大なスラスターがあり、見た目からも機動力が高いことがわかる。

宇宙世紀0083年11月12日、デラーズ・フリートがコロニー落とし作戦を順調に進める中、シーマはデラーズに対して反乱を起こす。しかしシーマはグワデンの占拠・デラーズの生け捕りに失敗しガーベラ・テトラでシーマ艦隊に帰投しようとするが、そのタイミングで反乱情報を知らないガンダム試作3号機(デンドロビウム)がシーマ艦隊を攻撃、旗艦リリー・マルレーンをはじめ数隻を撃沈した。
次々と自軍の艦艇が沈められていくのを目の当たりにしたシーマは怒りガーベラ・テトラでデンドロビウムに立ち向かうが、モビルアーマークラスの圧倒的火力を持つデンドロビウムの前に敗北。最後はメガ・ビーム砲を接射されシーマとガーベラ・テトラは共に宇宙の塵になった。
 

HGUC 1/144 AGX-04 ガーベラ・テトラ (機動戦士ガンダム0083)

 

グワジン級グワデン

ジオン公国軍の大型宇宙戦艦

旗艦の役目を負っているグワジン級の艦でエギーユ・デラーズが乗艦していた。

一年戦争時デラーズはグワデンでア・バオア・クー最終決戦に参加するが、ギレン・ザビが死亡したことと敗北が不可避であったことから再起を図るため彼の艦隊と共に戦場から離脱した。一年戦争後デラーズはスペースノイドの意地を見せるべく連邦に一撃を与えんがため、秘密基地「茨の園」を建設し艦隊を整える。そしてグワデンは常にその中心として機能していた。
対連邦攻撃の準備を整えたデラーズはついに蜂起、彼の艦隊デラーズ・フリートと共に地球へのコロニー落としを実行しようとするが作戦途上でシーマ・ガラハウの反乱に会いグワデン艦内で死亡。その後しばらくしてグワデンも連邦の攻撃によって撃沈されたらしい。このようにグワデンは常にデラーズと共にあり最後も彼の死につき従うようにして沈んだ。
 

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サラミス改

地球連邦軍の宇宙巡洋艦

その名の通りサラミスを改良して性能向上を図った巡洋艦で主にデラーズ紛争で使用されている。

建造されたのはモビルスーツの活用が戦争の基本になっている時代であったが、モビルスーツを運用する能力は極めて低く純粋に宇宙巡洋艦としての能力を高めただけの船になっていて、敵のモビルスーツ隊に遭遇すると撃沈されることが多かった。もともとサラミスはモビルスーツ戦を考慮せずに建造された船なので、それを少し改良しただけでモビルスーツ戦に対応するのは難しかったのかもしれない。
 

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アルビオン

地球連邦軍の強襲揚陸艦

一年戦争後、地球連邦軍が進めていた「ガンダム開発計画」に則して設計され、ガンダムタイプのモビルスーツを運用できるように建造された。ホワイトベースと同じペガサス級の艦艇ではあるが、建造されたのが一年戦争後ということもあり、多くの技術的修正が加えられ外観は異なる部分が多い。メガ粒子砲を8門、大型ミサイルやレーザー砲を装備しホワイトベースより火力が向上している。

デラーズ紛争では星の屑作戦により奪われたガンダム試作2号機を取り戻すため作戦を開始、その後ジオン残党軍、シーマ艦隊、アナベル・ガトー等デラーズ・フリートの面々と激戦を繰り広げデラーズ・フリートの壊滅に貢献するが、デラーズ・フリートの作戦目標だった地球へのコロニー落としを防ぐことはできなかった。
 
 

EXモデル 1/1700 モビルシップ アルビオン (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

ラビアンローズ

アナハイム・エレクトロニクス社のドッグ艦

黄色い花のような形をしていて、船を修理、改修するために必要な長いアームがたくさん伸びている。全然船の形には見えないが自走が可能でどこにでも移動できて非常に便利。ドッグ艦としての役割の他に補給艦としても役に立った。

デラーズ紛争、グリプス戦役、第一次ネオジオン戦争などの多くの戦争で使用されているということからもラビアンローズがいかに有用な船であったかということがわかる。
 

EXモデル 1/1700 ラビアンローズ (機動戦士Zガンダム)

 

AMA-002 ノイエ・ジール

アクシズが開発したモビルアーマー

一年戦争敗戦後アステロイドベルトに逃れたジオン残党軍(アクシズ)が自身の技術を結集させ開発。偏向メガ粒子砲、メガ粒子砲を合わせて15門、大型・小型ミサイルランチャーを多数、メガカノン砲などを装備し圧倒的火力で敵を殲滅することが可能だった。まさに動く要塞といった感じ。
そのうえ有線クローアームを搭載し、かつてのジオングやブラウ・ブロが得意としていたオールレンジ攻撃までできた。この有線クローアームはサイコミュ技術でコントロールするものではなくコンピューター制御で動くもので、ニュータイプでなくても操縦することができる。
このように攻撃力は圧倒的だが防御力も圧倒的で I フィールドを作り出し中長距離からのビーム攻撃を弾き飛ばした。推力もものすごくて1,938,000kgを発生することができ、その力はビグザムの3倍以上。
このような化け物ともいえるモビルアーマーを地球圏からはるか遠く離れたアステロイドベルトでこつこつ開発していたアクシズの技術陣からは凄まじいほどの復讐への執念、猛烈な連邦への怨念を感じ取ってしまう。

地球圏に到達したアクシズ先遣艦隊は宇宙世紀0083年11月11日、ノイエ・ジールをデラーズ・フリートに引き渡す。ノイエ・ジールのパイロットはアナベル・ガトーが担当し、地球へのコロニー落としを実現するため出撃、その圧倒的な力で連邦軍艦隊に大損害を与える。またコロニーを焼くために連邦が用意したソーラ・システム II のコントロール艦を破壊しその能力を減衰させ作戦目標だったコロニー落としを成功に導いた。
作戦の成功に目途がついたノイエ・ジールはガンダム試作3号機デンドロビウムと決戦を行うが激闘の途中に能力を減衰させたはずのソーラ・システム II の直撃を受けて大破。傷ついたノイエ・ジールはアクシズ先遣艦隊との合流を目指して連邦軍艦隊を突破しようとするがそれも叶わず、最後はサラミス改に特攻し爆散した。
 
 

HGM 1/550 AMX-002 ノイエ・ジール (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

MS-21C ドラッツェ

デラーズ・フリートが開発した量産型モビルスーツ

デラーズ・フリートは一年戦争後暗礁宙域に潜伏し隠密行動をとっていたが、そのため公の活動を制限せざるを得ずその結果として資金や物資が不足するという問題を抱えていた。そんな困窮した状況でもデラーズ・フリートは連邦へのリベンジを果たすためモビルスーツの開発を行い、既存の部品を流用してドラッツェを完成させる。

ドラッツェは壊れたザクIIF2型(後期量産型ザクII)やガトル(宇宙戦闘機)の部品を寄せ集めて生産されたため普通のモビルスーツとは一味違う個性的な外観をしている。両肩に装着されているどうしても目立つ球体部分はスラスターの役目を持っていて遠目から見ると有名なネズミキャラクターの耳に見えなくもない。宇宙戦専用に作られたこともあり足はなく足のように見えるのはプロペラントタンクとスラスターを合体させたもの。バルカン砲やビームサーベルで武装している。
 

HGUC 1/144 MS-21C ドラッツェ (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

RGM-79N ジム・カスタム

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

一年戦争で多大な損害を被った地球連邦軍は軍を再建、強化するための計画の一環として主力モビルスーツの性能強化を目指した。その計画のもとで開発されたモビルスーツの内の一つがジム・カスタムであり、ジム改より優れた性能を持っている。
ジム系の技術だけではなくガンダムNT-1(アレックス)の技術も採用していて、よく見ると胸部(吸排気口等)の形がNT-1とよく似ている。出力や推力はジム系とは思えないほど大きく高機動力を誇っていた。この機体は主にベテランパイロットに与えられており、連邦軍が上位機としてジム・カスタムを扱っていたことがわかる。

薄い水色で塗装されていてさわやかな印象を受けるが、それなのに異常にいかり肩なのでちょっといかつく見えたりもする。デラーズ紛争やグリプス戦役で使用され活躍した。

HGUC 1/144  RGM-79N ジムカスタム (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

バーミンガム

地球連邦軍の大型宇宙戦艦

地球連邦軍艦隊を率いる旗艦として設計・開発された大型艦。大型メガ粒子砲1門、メガ粒子砲18門、その他ビーム兵器、ミサイル兵器など多くの武器で武装し圧倒的な火力を誇っていた。
モビルスーツを搭載することはできず、モビルスーツ戦が戦争の基本になっている時代においては単艦での運用は難しくてあくまで艦隊を指揮し旗艦としての役割を果たすための船だった。このようにバーミンガムは純粋な戦艦として建造されていてその意味ではマゼランの後継艦ともいえる。

宇宙世紀0083年11月10日、バーミンガムはコンペイトウ(ソロモン)で行われた観艦式に旗艦として参加、連邦軍艦隊の圧倒的武力をスペースノイドに見せつけようとしたがデラーズ・フリートのガンダム試作2号機による奇襲・核攻撃をうけ火球に飲み込まれる。この攻撃によりバーミンガムおよび多数の連邦軍艦艇は蒸発、爆散し観艦式は失敗に終わった。
 

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