「MS」カテゴリーアーカイブ

ジュピトリス

地球連邦の超大型輸送艦。

核融合炉を動かすための燃料ヘリウム3を木星で採掘するために開発された超大型船。全長は2kmにも達し艦内でモビルスーツの開発、生産ができるなど船自体が一つの都市といってもいい規模のものであった。

パプテマス・シロッコ大佐が艦長を務め宇宙世紀0087年4月29日に地球圏に帰還するが、それはちょうどグリプス戦役の火ぶたが切って落とされた時期と重なっていた。野心家のシロッコは積極的にグリプス戦役に介入、ジュピトリスも戦争の渦中に飲み込まれる運命になってしまったがエゥーゴもティターンズも地球木星間を往復できるジュピトリスの重要性を認識しておりこの船を撃沈することは避けていた。しかし、グリプス戦役の最後の最後でΖガンダムの攻撃のとばっちりを受けて轟沈してしまった。もったいない。
 

 

RMS-117 ガルバルディβ

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

ジオン公国軍の兵器開発計画「ペズン計画」で生産されたガルバルディを基に連邦軍が開発した機体。
一年戦争後、地球連邦軍はジオンの残存モビルスーツを没収しジオンのテクノロジーを研究、吸収しようとした。没収された機体の中でもギャンやゲルググの技術を受け継ぐガルバルディの性能はひときわ高く、その高い性能に感心した連邦軍はガルバルディをベースに新たな性能向上版を開発すること計画。装甲、スラスター、インターフェイス等の改良を行い機動性、操作性の向上を図った。

ガルバルディβこうして生まれ、グリプス戦役でその高い性能を発揮している。連邦軍の機体ではあるがジオンのモビルスーツを基にした機体であるためジオンっぽい見た目をしている。ゲルググが痩せた感じ。

MS IN ACTION!! ガルバルディβ

 

RMS-106 ハイザック

地球連邦軍とティターンズの量産型モビルスーツ

一年戦争後、連邦軍が旧ジオン公国軍の技術を使用し量産した機体。ジオンの技術を受け継いでいるだけあって見た目はザクそっくり。大量生産を実現するためハイザックの設計はコスト削減を重視したものになっていて、装甲にガンダリウム合金を使用しない、ビーム兵器による武装を前提としない(量産後ビームライフルを持つようになる)、などの制約を受けており一年戦争後に設計・生産されたにもかかわらず第一世代モビルスーツの範疇に留まってしまっていた。しかし、価格のわりに汎用性が高く、機動性にも優れていて主力モビルスーツとしては上出来だったので連邦軍本体やティターンズに頼りにされていた。
ティターンズが使用したものは緑系で塗装されていていかにもジオンのザクといった感じがするが、スペースノイドをさげすんでいたティターンズはジオンっぽいカラーリングを気にしなかったのだろうか?
 

HCM-Pro 25 ハイザック(ティターンズ) (機動戦士Zガンダム)

 

RX-178 ガンダムMk-II

ティターンズが開発した試作モビルスーツ

地球連邦軍内に組織されたティターンズはジオン軍残党を駆逐するため多数のモビルスーツを開発する。その内の一つがこのガンダムMk-II でありティターンズが最初期に生産した機体。アースノイドで構成されたティターンズは特権意識を持っていてスペースノイドを見下していたが、ガンダムMk-II の設計に旧ジオン系の技術を取り入れなかったことからもその姿勢がわかる。

ガンダムMk-IIはムーバブルフレーム(内骨格型フレーム構造)を採用した初期のモビルスーツで多様な動きが可能となり機動性もそれまでのモビルスーツより格段に向上している。また、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ミサイル・ランチャー等の多くの種類の武器を持つことが可能で多種多様な戦術に対応できた。

グリプス戦役前に3機が生産され、サイド7グリーンノア1でテストを行っていたが、エゥーゴとカミーユ・ビダンの連係プレーにより2機も強奪されてしまう。この事件は宇宙世紀0087年3月2日に起こったがこの日を境にエゥーゴとティターンズの戦いは激化、グリプス戦役が勃発した。その後、ティターンズの一員だったエマ・シーンがエゥーゴに加わり彼女が乗ってきた最後の1機もエゥーゴ所属の機体となる。こうしてすべてのガンダムMk-IIがエゥーゴのものとなるのだった。

ガンダムMk-IIはティターンズでは濃い青紫と黒に近い灰色を基調とした暗い色彩で塗装されていたが、エゥーゴのものになってからは白を基調とした明るい色に塗り替えられている。

PG 1/60 RX-178 ガンダムMk-II (エゥーゴカラー) (機動戦士Zガンダム)

 

RMS-179 ジムII エゥーゴカラー

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

一年戦争時、連邦軍の主力機だったジムの後継機。グリプス戦役で使用されたがその頃はすでに性能的に色あせた機体となってしまっていて敵にやられることが多かった。しかし、汎用性が高く使い勝手が良かったためか地球連邦軍本体だけではなくエゥーゴもティターンズも使用していて結構人気のある機体だったみたい。エゥーゴの機体は胸部と足先が抹茶色、その他が白系で塗装されていて初代ジムとは雰囲気が異なっている。
 
 

【シークレット】ガンダムコレクション7 ジムII エゥーゴ 《ブラインドボックス》

 

RMS-179 ジムII

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

一年戦争時、連邦軍の主力機だったジムの後継機。グリプス戦役で使用されたがその頃はすでに性能的に色あせた機体となってしまっていて敵にやられることが多かった。しかし、汎用性が高く使い勝手が良かったためか地球連邦軍本体だけではなくエゥーゴもティターンズも使用していて結構人気のある機体だったみたい。
上半身と足先が赤色、その他が白で塗装されていてとても鮮やかに見える。エゥーゴの機体だけはカラーリングが異なり差別化が図られている。

HGUC 1/144 RMS-179 ジムII (機動戦士Zガンダム)

 

RMS-099 リック・ディアス

エゥーゴの量産型モビルスーツ

アナハイム・エレクトロニクス社が「ガンダム開発計画」のもとで開発したガンダム試作2号機(サイサリス)の技術を受け継いで生産された機体。
第2世代モビルスーツであり、ムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)を採用し、コックピットに全天周囲モニター・リニアシート、装甲にはガンダリウムγを導入している。武装はビーム・ピストル、ビーム・サーベル、クレイ・バズーカなど。

ガンダムの傍系ではあるが旧ジオンの技術者が開発を担当したこともあり旧ジオンをにおわせる重厚な外観をしている。アポリー、ロベルトの機体は黒に近い紺色等を使った暗めの塗装がなされているが、クワトロことシャア・アズナブルの機体は当たり前のように赤に塗られていた。

宇宙世紀0087年3月2日、クワトロ、アポリー、ロベルトのリック・ディアスはティターンズが開発したガンダムMk-IIを奪取するべくサイド7グリーンノア1に侵入、ティターンズと戦いガンダムMk-IIをカミーユごと強奪することに成功する。この事件を機にグリプス戦役が勃発するのだが、リック・ディアスはまさにグリプス戦役勃発のトリガーを引いた機体といえる。
 

HCM-Pro 15 リックディアス(ブラックカラー) (機動戦士Zガンダム)

 

RGM-79Q ジム・クゥエル

地球連邦軍ティターンズの量産型モビルスーツ

ジム・カスタムを基礎にして開発された機体。ティターンズの主力機として生産されスペースノイドを締め付けるために活用された。この機体のベースになったジム・カスタムはジム系とガンダムNT-1(アレックス)系の技術で生産されており、当然ジム・クゥエルもその2つの系統の技術を受け継いでいる。

バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ジム・ライフル(実弾)などで武装し高水準の機動力を持ち、ジムと名がつくだけあって汎用性の高いマシンに仕上がっていた。機体は深い青系の色で塗装されていてシックな印象を受ける。いかにもティターンズらしい色合い。

デラーズ紛争が勃発した宇宙世紀0083年に配備されつつあったが、宇宙世紀0087年に始まったグリプス戦役時には旧式化してしまっている。
 

MG 1/100 RGM-79Q ジム・クゥエル (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

ムサイ後期生産型

ジオン公国軍の宇宙巡洋艦

その名の通りムサイの後期生産型。メガ粒子砲が4門増設され10門になり攻撃力が増しているほかモビルスーツ運用能力も向上している。遠目に見ると初期型とあまり形は変わらないように見えるが近くで見ると多くの変更点があることがわかる。熱核ロケット搭載部分の形も違うしコムサイの形も若干異なる。

同型艦にシーマ艦隊に所属していたニーベルングとデラーズ・フリートのペールギュントなどがある。シーマ艦隊のニーベルングを含むムサイ後期生産型は緑ではなく茶色で塗装されているので一目するだけで所属がわかった。
 

コスモフリートコレクション 機動戦士ガンダムACT7 シークレット 単品 フィギュア メガハウス

 

RX-78GP03S ガンダム試作3号機(ステイメン)

地球連邦軍の試作モビルスーツ

ガンダム試作3号機(デンドロビウム)全体をコントロールするために中央に組み込まれている。
ガンダム試作3号機(デンドロビウム)はモビルアーマーっぽい部分とモビルスーツ部分で構成されているが、ステイメンはモビルスーツ部分を担当している機体。敵に防衛ラインを突破され近接攻撃をされた場合、ステイメンを分離することによって機動的に対処できた。

出力2,000kW、総推力188,800kgという優れた能力を持ち、単体でもガンダム試作1号機フルバーニアンに比肩しうるほどの機動力を誇っておりただのコントロール用モビルスーツではなく隊モビルスーツ戦でも威力を発揮できる性能を保持していた。モビルスーツとしての能力が非常に高い本機だが、デラーズ紛争で使用された際、モビルスーツ単体で活躍できる場はあまり多くなくその真価を発揮することはできなかった。

モビルアーマーっぽい部分「オーキス」と結合しガンダム試作3号機(デンドロビウム)として運用されているときは、オーキスが大きすぎて体が飲み込まれているように感じてしまいその異様さが際立つが、単体でみると普通のガンダムに見えるので少しほっとする。
 

GUNDAM FIX FIGURATION #0034 GP-03 ステイメン