「MS」カテゴリーアーカイブ

MSA-005 メタス

エゥーゴの試作可変モビルスーツ

メタスはエゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社が共同で進めていた「Ζ計画」に基づいて開発された。「Ζ計画」は第三世代モビルスーツの完成を目指すものだったが、本機開発時は第三世代モビルスーツを生産する技術が確立しておらず可変機構の技術習得を兼ねてメタスは製作された。

モビルスーツ形態の時はビームサーベルでの近接戦闘が可能。外見は長いとんがり帽子をかぶってるように見えたりもする。飛行形態の時は推力を一方向に集約できるのでスピードが速くなり、その速さとアーム・ビームガンによる攻撃で敵を翻弄することができた。

アーガマに配備されたときレコア・ロンドがパイロットを担当していたが、レコアがエゥーゴを離れてからはファ・ユイリィがパイロットになっている。本機はグリプス戦役で活躍したが、第一次ネオ・ジオン戦争にも少しだけ参加している。
 
 

HGUC 1/144 MSA-005 メタス (機動戦士Zガンダム)

 

RX-110 ガブスレイ

ティターンズの量産型可変モビルスーツ

パプテマス・シロッコの協力を得てティターンズが開発した可変機で骨格にムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)が使用されている。シロッコはメッサーラ開発によってすでにムーバブルフレームを使用した可変機生産の経験を持っており、その知識をこのガブスレイの設計に活かしたと思われる。土色と深緑色をメインにして塗装されているので見た目はかなり渋くお年を召された方が好みそうな色合いをしている。胴体部分が人の顔に見えなくもない。両肩に突き出ているメガ粒子砲が特徴的でモビルアーマー形態の時はこのメガ粒子砲が機体正面に配置される。

ガブスレイに乗るジェリド・メサとマウアー・ファラオはエゥーゴの部隊を何度も苦しめるが、アーガマに奇襲をかけた際マウアーはΖガンダムに攻撃されるジェリドのガブスレイをかばい被弾、本機と共に爆散した。

MS IN ACTION!! ガブスレイ

MS-06M ザク・マリンタイプ

ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ

ジオン公国軍は戦争を短期で終わらそうとしていたため当初地球侵攻を計画していなかったが、連邦の戦争継続政策によって戦争は長期化、地球への侵攻を実施せざるをえなくなった。そこでジオンは地球を制圧するため新たな兵器の生産を計画、その中で水中戦を有利に進めるために開発されたのがザク・マリンタイプだった。
ザクIIF型を基に開発が進められ水陸両用機として完成するがジオン技術陣が水中機の生産技術を蓄積していない状態で生産されたこともあり水中での機動性は満足いくものではなかった。しかし、この機体を開発する過程で得られたデータを基にして後の優れた水陸両用機が開発されたのでこの機体の開発自体は大変意義のあるものだった。

一年戦争後は連邦軍によって改良され「マリン・ハイザック」と呼ばれることになりグリプス戦役で使用されている。
 

ガンダムコレクションNEO3 ザク・マリンタイプ 19 《ブラインドボックス》

 

ガルダ

地球連邦軍の超大型輸送機

全長300メートルを超える超大型機で非常に多くの資材、武器、モビルスーツの運搬ができる。ガルダ級以前の巨大航空機で思い出されるのものに旧ジオン公国軍のガウがあるが、そのガウが全長60メートルあまりだったことを考えるとこのガルダ級がいかに巨大なのかがわかる。その巨体の動力源には核融合炉が採用されていて補給なしで超長時間の飛行が可能。連邦軍はその圧倒的航続距離を活かし空中拠点として本機を活用しようとしていた。

本級にはネームシップのガルダの他にアウドムラ、スードリ、メロゥドなどが存在する。アウドムラはカラバが使用し、スードリ、メロゥドはティターンズが運用した。
 

 

MRX-009 サイコガンダム

地球連邦軍が開発したニュータイプ専用試作可変モビルアーマー

一年戦争後、地球連邦軍はニュータイプ研究所を設置、やっとニュータイプ能力の研究とニュータイプ能力を利用した兵器の開発を始める。世界中にいくつかの研究所が開設されるが、そのなかでも日本のムラサメ研究所によって開発されたのが本機サイコガンダムだった。

頭頂高は40メートルに達し重量は380トンを超える巨大モビルアーマーで飛行時は飛行形態に変形、ミノフスキークラフトを使って移動する。本当は小型のニュータイプ専用モビルスーツをつくるはずだったのだが一年戦争後にニュータイプ研究を始めたこともありサイコミュの小型化ができずこのような大型のモビルアーマーになってしまった。

拡散メガ粒子砲を腹部に3門、ビーム砲10門など多くの武器で武装し圧倒的な火力を誇っている。しかし、過去のニュータイプ専用機、エルメスやジオングが持っていたような遠隔操作系の武器はなくオールレンジ攻撃はできない。また、装甲にガンダリウム合金を使用したり、Iフィールドジェネレーターを搭載するなど防御能力も非常に優れていた。
この多くの武器や体の動きのコントロールを全てサイコミュを通して行うことによって操縦の複雑さを回避しているが、ニュータイプや強化人間にしか満足のいく操縦をすることができず少数の選ばれた人間しかパイロットになれない。本機のパイロットはムラサメ研究所でニュータイプ能力を強化された強化人間フォウ・ムラサメが担当していた。

宇宙世紀0087年5月中旬頃、地球連邦軍のニュータイプ研究所はティターンズによって掌握され、それ以降サイコガンダムもティターンズの意向に沿う形で運用されている。

HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム (機動戦士Zガンダム)

 

RMS-106 ハイザック連邦軍仕様

地球連邦軍とティターンズの量産型モビルスーツ

一年戦争後、連邦軍が旧ジオン公国軍の技術を使用し量産した機体。
ジオンの技術を受け継いでいるだけあって見た目はザクそっくり。大量生産を実現するためハイザックの設計はコスト削減を重視したものになっていて装甲にガンダリウム合金を使用しない、ビーム兵器による武装を前提としない(量産後ビームライフルを持つようになる)、などの制約を受けており一年戦争後に設計・生産されたにもかかわらず第一世代モビルスーツの範疇に留まってしまっていた。しかし価格のわりに汎用性が高く機動性にも優れていて主力モビルスーツとしては上出来だったので連邦軍本体やティターンズに頼りにされていた。地球連邦軍が使用したものは青系で塗装されていてクールな感じがする。

HGUC 1/144 RMS-106 ハイザック (連邦軍カラー) (機動戦士Zガンダム)

 

MS-11 アクト・ザク

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ジオン公国軍の兵器開発計画「ペズン計画」に沿って開発された機体。
ビーム兵器の使用を前提として設計され、実際にビームライフルとビームサーベルで武装している。また、関節部はマグネットコーティングによって駆動力が増しており機動性の高いマシンに仕上がっている。一見してザク系のモビルスーツだとわかるが全体が青系で塗装されているので遠目から見るとグフと勘違いしそうな気がしないでもない。
一年戦争後は連邦軍によって改修されグリプス戦役でも使用された。
 

ZEONOGRAPHY #3007 アクトザク(ザクフリッパー)

 

ORX-005 ギャプラン

地球連邦軍の可変モビルアーマー

北米にある地球連邦軍のニュータイプ研究所(オーガスタ研究所、オークランド研究所)によって開発された機体。

出力は3,040kW、総推力は183,000kgに達し、凄まじい加速力を持っており、恐ろしいほどの重力加速度に耐えられる人間にしか操縦することができず、強化人間、もしくは体力に優れた一部の人間しかパイロットになれなかった。本機はサイコミュを利用したニュータイプ専用機ではないが体力面でパイロットを選ぶ特別な機体だったといえる。ビーム・サーベル2本やシールドと一体化したビームライフルを2基を標準で装備しており、その高い攻撃力で敵を苦しめた。

ギャプランはブースターを取り付けることで大気圏を脱出することが可能であり、大気圏脱出後、本機をバリュートで地球に降下させたなら地球上のどの場所にでも短時間のうちに移動することができる大陸間弾道モビルスーツとして運用できたかもしれない。

強化人間ロザミア・バダムや体力のあるヤザン・ゲーブルなどがパイロットを務めエゥーゴと対戦している。宇宙世紀0087年5月中旬頃、地球連邦軍のニュータイプ研究所はティターンズによって掌握されることになり、ニュータイプ研究所で開発された本機はそれ以降ティターンズの管理下で使用されていた。
 
 

1/144 Zゼータガンダム ギャプラン

 

NRX-044 アッシマー

地球連邦軍が開発した試作可変モビルアーマー

地球連邦軍の創設したニュータイプ研究所の北米拠点、オークランド研究所の研究のもと生産された機体。

飛行時は円盤状のモビルアーマー形態、近接戦闘時はモビルスーツ形態に変形することができる。可変可能な機体だが第二世代モビルスーツが登場する前の古い設計のまま開発されていて、ムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)を使用せずに可変を実現しており大型の機体になってしまっている。しかし、熱核ジェットエンジンによる大きな推力を利用することで空中での機動性を極めて高いものにしている。

飛行時の形態はずんぐりしていて見た目では揚力を利用しているようには見えず、「大気圏内を飛行するのになぜ航空機型ではなく円盤型なのだろうか」「ひょっとしてあれで揚力を得られているのだろうか」などといろいろ疑問がわいてきて心をかき乱される。大型ビームライフルを保持していて攻撃力も高く、エゥーゴとカラバの面々を苦しめた。

パイロットはブラン・ブルターク少佐でエゥーゴのクワトロ、カミーユ相手に互角以上の戦いを繰り広げるが、最後はアムロ・レイが乗るリックディアスに撃墜された。

MS IN ACTION!! アッシマー

 

RGC-80 ジム・キャノン

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

一年戦争末期、ジムをベースにガンキャノン量産型として生産された機体。ガンキャノンは両肩にそれぞれ1門ずつ合計2門のキャノン砲を装備していたが、ジム・キャノンは右肩に1門だけロケット砲が取り付けられている。
グリプス戦役時はジャブローに配備されていたがエゥーゴがジャブローに侵攻した際、防衛任務にあたっていた。
 
 

1/144 ジムキャノン Zシリーズ MSVモビルスーツバリエーション