宇宙世紀 0079年12月9日
地球連邦軍が新たに開発したニュータイプ専用モビルスーツ ガンダムNT-1を奪取するため、ジオン公国軍の特殊部隊「サイクロプス隊」が北極基地を襲撃する。しかし、連邦軍の頑強な抵抗にあい作戦は失敗、サイクロプス隊は撤退する。
北極基地を襲撃したズゴックEとハイゴッグ
宇宙世紀 0079年12月9日
地球連邦軍が新たに開発したニュータイプ専用モビルスーツ ガンダムNT-1を奪取するため、ジオン公国軍の特殊部隊「サイクロプス隊」が北極基地を襲撃する。しかし、連邦軍の頑強な抵抗にあい作戦は失敗、サイクロプス隊は撤退する。
宇宙世紀 0079年12月5日
地球連邦軍は地球のジオン公国軍を排除するため、アフリカのキリマンジャロ基地等、重要拠点の奪還作戦を開始。
オデッサの戦いで敗れ、ジャブロー侵攻作戦にも失敗して弱体化していたジオン公国地上軍は連邦軍の圧倒的な物量・戦力の前に後退せざるを得ず宇宙への退却をはじめる。
宇宙世紀 0079年12月3日 ~ 12月5日
ホワイトベースはシャアの追撃を何とかかわしたが、ザンジバルのザクレロによる攻撃を再び受ける。ガンダムはBパーツを装備してこれに応戦、ザクレロを難なく撃破した。
さらなる攻撃を目論むシャアは近辺に展開していたキャメルパトロール艦隊と連携し、ホワイトベースを挟撃する作戦を立てた。 ホワイトベースはシャアの思惑通り前方のキャメル艦隊と後方のザンジバルに挟まれ危機を迎えるが、前方のキャメル艦隊を突破する選択をする。 ガンダムは前方のムサイ2隻を撃沈しキャメル艦隊を撃破、前方に突破口を開いたホワイトベースは難を逃れることができた。
宇宙世紀 0079年12月2日
連邦軍主力のティアンム艦隊の囮となるためホワイトベースは単独でジャブローを先発し月方面に向かう。ビンソン計画によって増強されたティアンム艦隊はホワイトベースが出港してから二時間後にジャブローを出港、小惑星基地ルナツーに向かった。
シャアは連邦軍の陽動作戦に見事に引っ掛かりザンジバルでホワイトベースを追撃する。彼がホワイトベースが囮だと気付いた時には連邦軍主力艦隊はすでにジャブローを出港した後だった。
敵の作戦にまんまとはめられたシャアだが特に動揺することもなく前方のホワイトベースを撃沈することに集中する。ザンジバルの大気圏脱出後ビグロとリックドムにホワイトベースを攻撃させ、シャア自身はザンジバルでホワイトベースに突撃、近距離での砲撃戦という大胆な作戦を実施するもホワイトベースを撃沈するには至らなかった。
宇宙世紀 0079年11月30日
ジャブローを目指すホワイトベースを捕捉していたシャアのマッドアングラー隊は、ホワイトベースのレーダー反応が消えたアマゾン川流域を徹底的に探索し、ついにジャブロー要塞への侵入口を見つけ出した。
ジオン公国軍はこの報を受けキャルフォルニアベースの戦力を中心とする大部隊を編成しジャブロー攻略作戦を開始する。
シャア自身も赤いズゴックで出撃しジャブロー内部に侵入、破壊工作を実施するがホワイトベース隊の活躍もあり作戦は失敗、
上空から攻め込んだジオンのモビルスーツ大部隊も連邦軍の圧倒的な火力の前に甚大な損害を受け撤退。ジオン地上軍の総力を持ってしても難攻不落のジャブロー要塞を落とすことはできなかった。
ジオン公国軍がその戦力の多くを失ったこの戦いは、その後にジオン公国地上軍が連邦軍に壊滅させられる原因にもなった。
宇宙世紀 0079年11月27日
ついにホワイトベースが南米の地球連邦軍本部ジャブローに到着。本来ならルナツーから直接ジャブローに向かうはずだったが、大気圏突入時にジオン勢力圏の北アメリカに追い込まれたことで地球を一周することを余儀なくされた。 到着後、技術士官ウッディ・マルデン大尉の指揮のもとホワイトベースの修理が行われている。
一方、シャアのマッドアングラー隊はベルファスト基地からホワイトベースを捕捉しており、 ホワイトベースが地下に消えた場所を特定、その場所がジャブロー要塞の入口であると断定し侵入口の探索を続けていた。
宇宙世紀 0079年11月22日 ~ 11月24日
ホワイトベースはベルファスト基地を出港し、連邦軍本部ジャブローを目指していた。
航行中にカイ・シデンは潜入したジオンの民間人スパイ、ミハル・ラトキエを発見してしまう。ベルファストで2人は知り合いになっていたこともあり、カイは彼女をスパイと知りつつかくまうことに。 ミハルはホワイトベースの行先が南米だということを知りマッドアングラー隊に報告、スパイとしての仕事を順調に進めていた。
このような状況の中、大西洋上でホワイトベースはマッドアングラー隊のMAグラブロとズゴックによる攻撃を受ける。
ミハルはホワイトベースが攻撃を受けているさなか艦内に子供がいるのを見てしまった。 彼女は、自分によくしてくれるカイや子供たちを危険にさらしているのは自分のせいだと自責の念を持ち、ホワイトベースを守るためカイと一緒にガンペリーで出撃する。 ミハルはカイと共に奮戦し、ガンペリーの開口部でミサイルを手動発射するが、発射による衝撃で海に投げ出されその短い人生を終えてしまう。
ガンダムはグラブロを苦戦の末撃破、ミハルが発射したミサイルもズゴックを直撃しホワイトベースはマッドアングラー隊を退けた。
ミハルが海に投げ出されたことを知らずにホワイトベースに帰還したカイは彼女の死を知り慟哭する。 カイはサイド7から幾多の激戦を経験してきたが、戦いの最前線にいる人間であるにもかかわらず戦争と真剣に向き合ってこなかった。しかし、ミハルの死をきっかけに 、彼女のような不幸な人をこれ以上増やしてはならないと決意し、ジオン公国と本気で対峙することになる。
宇宙世紀 0079年11月21日
マッドアングラー隊は再びホワイトベースに攻撃を仕掛けていた。 シャアはその混乱に乗じてホワイトベースに潜入するよう民間人スパイ、ミハル・ラトキエに命令する。 ミハル・ラトキエはベルファストに住む物売りの少女だが、幼い弟と妹を養うためジオンのスパイとしての活動もしていた。 ミハルはジオンから連邦軍の制服と金を受け取り、幼い弟と妹にお金を残して単身ホワイトベースに潜入するのだった。
宇宙世紀 0079年11月18日
オデッサでの激戦で損害を受けたホワイトベースはこの日修理のため北アイルランドのベルファスト基地に入港する。 そんな中、その情報をいち早くつかんだのはシャアの部隊だった。
シャアはガルマ戦死後ドズルによって罷免されるが、彼の能力を高く買っているキシリアに登用されマッドアングラー隊(潜水艦諜報部隊)の司令に就任していた。 シャアはマッドアングラー隊を指揮してベルファスト基地を攻撃、ホワイトベースを撃沈しようとする。 攻撃に参加したジオンの新型モビルスーツゴッグのパワーは圧倒的で、連邦軍・ホワイトベースは苦戦するが、ガンダム、Gブルの活躍により何とかマッドアングラー隊を撃退することに成功した。
宇宙世紀 0079年11月9日
黒海沿岸の重要拠点オデッサをジオン公国軍から奪い返すために地球連邦軍はオデッサ作戦を推し進めており、この日、陸上戦艦部隊を核とする圧倒的な戦力でジオンの最終防衛ラインを突破する。
最終防衛ラインを死守できなかったジオン公国軍はオデッサを放棄し敗走。オデッサ基地司令のマ・クベ大佐は宇宙へ脱出し、残されたその他の将兵も地球のジオン勢力圏に退却した。
マ・クベをはじめとするジオン軍の指揮官は撤退時に核兵器を使用するという反則技を使っており、このことからもジオン軍の指揮官クラスが大量破壊兵器の使用を禁じた南極条約を軽視していたことが見て取れる。