エゥーゴのニュータイプ専用試作可変モビルスーツ
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社が共同推進した「Ζ計画」によって開発された第四世代モビルスーツ。
ΖΖガンダムは全体をコントロールするネオ・コア・ファイターと上半身部分のコア・トップ、下半身部分のコア・ベースの3機の可変戦闘機で構成され、それぞれの戦闘機が変形し合体することによってモビルスーツ形態に成る。
各戦闘機には個別にパイロットが乗り込み戦闘機・攻撃機としての役割を果たすが合体時はネオ・コア・ファイターのパイロットが中心になって機体をコントロールする。コントロールにはバイオセンサーと呼ばれる精神波感応インターフェースを使用しているためニュータイプにしか本機の最大能力を引き出すことはできない。また、合体により巡洋艦に匹敵する航続距離、攻撃力を持つ重戦闘爆撃機形態(Gフォートレス)になることも可能であることから、モビルスーツとしてだけではなく幅広い運用が可能だった。
本機は可変機Ζガンダムの後継機ではあるが合体機構によって戦闘能力を変化させる様子を見ていると、どちらかというとコア・ブロック・システムと支援機構Gパーツを採用したRX-78-2ガンダムの直系のように見える。
ΖΖガンダムの武装は出力の大きい2連装メガビームライフル、ビームキャノン、21連装ミサイルランチャー、ハイパー・ビーム・サーベル等であり、それだけでも圧倒的な破壊力を持っていたのだが、その上ハイ・メガ・キャノンを額に備えていたため総合的な火力は戦艦に匹敵するほどだった。
これらの重武装によって機体の俊敏性は低下しそうなものだが合体した3機の戦闘機から生まれるモビルスーツのものとは思えない驚異的な推進力で機敏に動くことができる。
メインパイロットはジュドー・アーシタ。第一次ネオ・ジオン戦争でエゥーゴが使用しネオ・ジオン軍撃滅に貢献する。最終決戦ではハマーンのキュベレイを打ち破った。