U.C.0089年1月17日 エゥーゴがネオ・ジオンを制圧。ハマーン、グレミーが戦死。第一次ネオ・ジオン戦争が終結する。

宇宙世紀 0089年1月17日

ハマーン軍とグレミー軍は激戦を繰り広げていた。ネェル・アーガマ部隊もグレミー軍殲滅を優先し参戦する。
両軍が激突する中、ラカン・ダカランのドーベン・ウルフとキャラ・スーンのゲーマルクも死力を尽くして戦っていた。グレミー軍殲滅を目指すΖΖガンダムはその戦いに加わり、キャラを助けラカンのドーベン・ウルフを撃破する。

一方、反乱軍を指揮するグレミー・トトは精神が不安定になったプルツーを落ち着かせるためにクィン・マンサに同乗し、Ζガンダム、ガンダムMk-IIを大破させる。その直後クィン・マンサはΖΖガンダムと対峙するがプルツーはコックピットを出てジュドーのもとへ去ってしまった。グレミーはプルツーを連れ戻そうとコックピットから出るが、ルー・ルカのΖガンダムが放ったビームを受け死亡した。
指導者を失ったグレミー軍はハマーン軍とネェル・アーガマ部隊の猛攻を受け崩壊することになる。

グレミー軍との戦いに目処がついたハマーン・カーンはジュドー・アーシタとの決戦を望み、キュベレイでΖΖガンダムと一騎打ちを展開していた。しかし、そこにグレミー軍の残党であるニュータイプ部隊(量産型キュベレイ)が二人を襲う。

ハマーンとジュドーの決戦を実現させるため、キャラ・スーンは邪魔をするニュータイプ部隊を引き受ける。キャラはゲーマルクで多数の量産型キュベレイを打ち破るが相討ちとなり、自身の命も失った。ニュータイプ部隊(量産型キュベレイ)は戦場を離れたプルトゥエルブ(マリーダ・クルス)を残し全滅した。

ハマーンとジュドーが激闘を繰り広げる中、ネェル・アーガマは小惑星モウサ(アクシズの居住区画)をコア3に直撃させ、ハマーン艦隊に大損害を与える。

ハマーンとジュドーの戦いは苛烈を極めキュベレイ、ΖΖガンダムの双方が甚大なダメージを受けたが、キュベレイが上下に寸断されたことによりついに戦いは決着。ハマーンは自分が敗れたことを認めキュベレイを自らモウサにぶつけて自害した。
その後ハマーン艦隊の旗艦サダラーンはエゥーゴに投降、ミネバ・ザビが影武者であることが判明する。

ネオ・ジオンはハマーン軍、グレミー軍双方が壊滅することにより崩壊し、ここに第一次ネオ・ジオン戦争が終結した。

 
 

ガンダムコレクション 1/400 NZ-000 クィン・マンサ (機動戦士ガンダムZZ)MG 1/100 MSZ-006 ゼータガンダム Ver.2.0 (機動戦士Zガンダム)

グレミーはルー・ルカのΖガンダムが放ったビームによりクィン・マンサと共に消滅した

 
 

エクセレントモデル RAHDX ガンダム・アーカイブス サイド4 RAHDX G.A.06 ハマーン・カーン

ハマーン・カーンはジュドーと死闘を繰り広げるが、最後は自分の敗北を認め自害する

 

NZ-000 クィン・マンサ

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発したニュータイプ専用モビルスーツ

たった一機で戦局を左右することができるほどの圧倒的戦闘力を持つ極限まで重武装化が図られた機体。

頭部、胸部、腕部と背中に合計9基のメガ粒子砲を搭載していてモビルスーツの域を超えた圧倒的火力を持っている。また、30基のファンネルによって同時に多数の敵に対しオールレンジ攻撃を実施できた。中長距離攻撃能力だけではなく近接戦闘能力にも優れていて、強力なビームサーベルで近づく敵を撃破してしまう。その上比類ない防御力を持ち、両肩に組み込まれたIフィールドジェネレーターによって敵のビーム攻撃を無効化することができた。
これらのとてつもない力を一つの機体にまとめたため全長39.2メートルの巨大なモビルスーツになってしまっているが21,370kWに達する驚異的な推力によってその巨体を機敏に動かすことができる。

大量生産はできないが、このような圧倒的な能力を持った機体を開発することで戦局を有利に転換するという発想は一年戦争時ビグ・ザムを投入したジオン公国軍の考えと似通っておりジオン系軍隊に脈々と流れる伝統的発想なのかもしれない。

第一次ネオ・ジオン戦争でハマーンに反乱を起こしたグレミー派によって使用され活躍したが、戦争最終局面でパイロットのプルツーが戦闘続行を拒否しコックピットから離脱。その結果クィン・マンサは沈黙し最後はΖガンダムのビームで打ち抜かれた。クィン・マンサは圧倒的に優れた機体だったが、ニュータイプ専用機の宿命的な弱点である「ごく一部の人間にしか操縦できない」という問題を最後の最後で顕在化させてしまい敗れ去ってしまうのだった。
 

ガンダムコレクション 1/400 NZ-000 クィン・マンサ (機動戦士ガンダムZZ)

 

U.C.0089年1月16日 グレミーがアクシズをハマーンの拠点コア3にぶつける

宇宙世紀 0089年1月16日

グレミーがアクシズをハマーンの拠点コア3(サイド3の一部)にぶつける。コア3は損傷しハマーンは拠点を失うが、ハマーン艦隊は直前に脱出しており戦力は維持された。

グレミーはアクシズをコア3に衝突させる前にアクシズの居住区画・小惑星モウサを切り離しハマーン軍にぶつけようとしていたが、ハマーン軍の抵抗にあい失敗している。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

ガンダムコレクションDX5 量産型キュベレイ 134 《ブラインドボックス》

グレミーはモウサをハマーン艦隊にぶつけて陣形を崩しニュータイプ部隊の量産型キュベレイで撃破する予定だったが、ハマーンの抵抗とネェル・アーガマ部隊の妨害により作戦は失敗した

 

AMX-014 ドーベン・ウルフ

ネオ・ジオン(アクシズ)の量産型重モビルスーツ

ニュータイプではない普通の人間でも使用できる簡易型サイコミュを搭載した第四世代モビルスーツ

オールドタイプが発する微かな感応波を利用できる新型のサイコミュにより一般兵でも武器を遠隔操作すること可能になった。ファンネルのような高いレベルのサイコミュ兵器を扱うことはできないが、有線型のハンドビームを使ってかつてのジオングのようにオールレンジ攻撃を実行できる。遠隔操作兵器以外にもメガ粒子砲、12連装ミサイルランチャー、大型ミサイル、グレネードランチャー等の多種多様な武器を搭載しており他を圧倒する絶大な火力を持っていた。また、本機はこれだけの武器を搭載した重モビルスーツであるが、高い出力と推力により重モビルスーツらしからぬ高い機動力も保持している。

第一次ネオ・ジオン戦争時にラカン・ダカランが統率するスペースウルフ隊に配備されグレミー派の先兵となって戦争に参加した。スペースウルフ隊のドーベン・ウルフはマシュマー・セロのザクIII改を落とすなど戦果を上げるが、ハマーン派やエゥーゴとの戦いで徐々に数を減らしていき最後はΖΖガンダムにとどめを刺されている。
 

HGUC 1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ (機動戦士ガンダムZZ)

 

U.C.0089年1月10日 ハマーン艦隊とグレミー艦隊が激突

宇宙世紀 0089年1月10日

アクシズを占領したグレミー・トトの反乱部隊を鎮圧するためハマーン艦隊はアクシズ宙域に進出、戦闘を開始する。ネェル・アーガマはその状況を見て、グレミー部隊の殲滅を優先し戦闘に参加。

ハマーン軍はキャラのゲーマルク、マシュマーのザクIII改、ガズアルとガズエル、リゲルグ等のモビルスーツを出撃させ、グレミー軍もプルツーのクィン・マンサ、ラカン・ダカランのドーベン・ウルフ、バウ等のモビルスーツで迎え撃った。

グレミー軍とハマーン軍、ネェル・アーガマ部隊の戦闘は苛烈を極めていたがそんな中、グレミー軍は量産型キュベレイで構成された切り札のニュータイプ部隊を投入、戦局を有利に導こうとした。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

HGUC 1/144 AMX-011S ザクIII改 (機動戦士ガンダムZZ)ガンダムコレクション 1/400 NZ-000 クィン・マンサ (機動戦士ガンダムZZ)

マシュマーのザクIII改はプルツーのクィン・マンサを圧倒し後退させる

 
 

1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より1/144 full-kit AMX-011S ザクIII改 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より

クィン・マンサを後退させたマシュマーだったがラカンのスペース・ウルフ隊の奇襲をうけ戦死した

 

AMX-011S ザクIII改

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発した試作モビルスーツ

その名の通りザクIII を改修した機体。ラカン・ダカランが乗っていたザクIII は大気圏内用のものだったが本機は宇宙での戦いに対応できるよう改修された。強化人間が操縦できるよう操作系にバイオセンサーが採用され戦闘能力が全般的に向上している。
また、背中に巨大なプロペラントタンクを2本取り付けることができて推力・航続距離を伸ばすことが可能になっておりザクIIIより幅広い戦い方ができるようになっている。なぜかザクIII の口の部分にあったメガ粒子砲は取り外されこめかみ部分にバルカン砲が付け加えられているが、メガ粒子砲に何か問題でもあったのだろうか?

強化人間マシュマー・セロのために調整された機体が第一次ネオ・ジオン戦争の最終盤に登場。ハマーン艦隊とグレミー艦隊が激突する中、プルツーのクィン・マンサを退かせるなどの活躍を見せるが最後はラカンのスペース・ウルフ隊の奇襲を受け撃破された。
 

1/144 full-kit AMX-011S ザクIII改 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より

 

AMX-117R ガズアル AMX-117L ガズエル

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発した試作モビルスーツ

一年戦争時、ジオン公国軍が使用したガルバルディを基にして開発された機体。系譜的にはグリプス戦役で使用された地球連邦軍のガルバルディβと兄弟の関係に当たる。
第一次ネオ・ジオン戦争でガズアル・ガズエル両機は一体的に運用され近衛としての役割を期待され活用される。ゲーマルクと共に行動することが多くその高い性能を用いてネオ・ジオン(アクシズ)首脳を警護した。ガズアルの右肩、ガズエルの左肩に付いている巨大な角のようなものが非常に特徴的。
 
 

1/144 AMX-117R/L ガズアル/エル (機動戦士ガンダムZZ)

 

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka 本日発売!

第二次ネオ・ジオン抗争でアクシズ落下を止めたνガンダム(ニューガンダム)がVer.Kaになって本日発売されます。
サイコフレーム発動時のギミックが追加され新たに進化したνガンダム。もともとカッコいいけどさらにカッコいいです。

 

MG 1/100 RX-93 vガンダム Ver.Ka (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

 

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア オーロラ(YouTube)

 
 
 
 

 

U.C.0088年12月25日 ネオ・ジオンで内紛が発生。グレミー・トトが反旗を翻しアクシズを奪取、ハマーンと対峙する

宇宙世紀 0088年12月25日

サイド3を得たハマーンはジオン公国の復活に向けて順調に事を進めていたが突如としてネオ・ジオン軍の将校グレミー・トトが反乱を起こす。グレミーは自らをザビ家の後継者であると認識し以前からネオ・ジオンを我が物にしようと画策しており反乱時にはニュータイプ部隊を掌握していた。反乱軍はアクシズを急襲し占領することに成功するがハマーンの暗殺には失敗している。
ハマーン・カーンはアステロイドベルトを出発してから長い時間を経てようやくジオン公国再興まであと一歩といった状況まで来たのに、土壇場になって大きな問題を抱えることになるのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

MG 1/100 AMX-004-3 プルツー専用 キュベレイMk-II (機動戦士ガンダムZZ)1/144 AMX-117R/L ガズアル/エル (機動戦士ガンダムZZ)ガンダムコレクションDX2 ゲーマルク 《ブラインドボックス》

プルツーはキュベレイMk-IIでハマーンを襲うがガズエル・ガズアル・ゲーマルクに防がれる

 

AMX-015 ゲーマルク

ネオ・ジオン(アクシズ)のニュータイプ専用重モビルスーツ

第一次ネオ・ジオン戦争末期に投入された超攻撃型ニュータイプ専用機でニュータイプもしくは強化人間にしか能力を引き出せない機体。
二段式のファンネルを装備しており2基のマザーファンネルからそれぞれ14基ずつのチルドファンネルが放出される。二段式なのでファンネルを展開できる範囲が大きく、幅広い宙域でのオールレンジ攻撃が可能だった。
このファンネルだけでもものすごい攻撃力なのだが、通常兵器も十分すぎるほど充実している。胸部にあるハイパーメガ粒子砲を中心に多数のメガ粒子砲を装備している他、グレネードランチャー、ビームランチャー、ビームライフル、ビームサーベル等の多数の武器を持つことでモビルスーツの域を超えた凄まじい破壊力を誇っていた。

第一次ネオ・ジオン戦争中、ゲーマルクを操るキャラ・スーンはガズアル・ガズエルと共にハマーンをよく守っていたが、最後はグレミー軍のニュータイプ部隊と戦い量産型キュベレイの集団を全滅させるも相討ちになって宇宙に散った。
 
 

ガンダムコレクションDX2 ゲーマルク 《ブラインドボックス》