RGM-89 ジェガン

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

ジム系とネモ系のコンセプトを引き継ぎアナハイム・エレクトロニクス社によって開発された第二世代モビルスーツ。

バルカン砲、ハンド・グレネード、ビームサーベル、ビールライフルといった一般的な武器で武装し白兵戦で力を発揮した。装甲にガンダリウム合金を使ってはいないが素材技術が向上したためガンダリウム合金と同等の防御力を持つ装甲を保持している。機体は鮮やかな薄緑で塗装されとてもさわやかな印象を受けるうえ、デザインがとてもかっこいいのでジェガンのパイロットはこの機体に乗るときにハイテンションになった可能性がある。

ジムの後継機らしく生産性と汎用性に優れた機体で大量に生産され、ロンド・ベル隊の他連邦軍の多くの部隊に配備された。特にロンド・ベル隊に配備されたジェガンの活躍は目覚ましく第二次ネオ・ジオン戦争の勝利に大きく貢献している。

ジェガンは第二次ネオ・ジオン戦争後も連邦軍の主力機としての役割を務め続け、第二次ネオ・ジオン戦争から約30年後に起こったコスモ・バビロニア建国戦争でも使用された。30年という長期にわたって主力機として使用され続けたという事実からも本機の基本的性能の際立った優秀性を確認することができる。
 

HGUC 1/144 RGM-89 ジェガン (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

U.C.0092年12月25日 地球連邦軍がロンド・ベル隊の戦力を増強する

宇宙世紀 0092年12月25日

シャアが率いるネオ・ジオンがサイド1のスウィート・ウォーターを占領したことを受けて地球連邦軍はロンド・ベル隊の戦力増強をはかった。この時一年戦争の英雄アムロ・レイが同隊に参加、モビルスーツ部隊の隊長として再びシャアと対峙することになる。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 

HGUC 1/144 RGM-89 ジェガン (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

この時ロンド・ベルに配備されたジェガンはこの後30年以上に渡り連邦軍の主力を務めることになる

 

ラー・カイラム

地球連邦軍の機動戦艦

本艦はアイリッシュ級、ネェル・アーガマ、ドゴス・ギアといった優れた軍艦の建造によって連邦軍に蓄積された造船技術を惜しげもなくつぎ込んで新造された船で、まさに地球連邦軍艦艇の結晶といってもいいような船。

メガ粒子砲を8門、艦首にミサイルランチャー、その他数多くの対空機銃を搭載。モビルスーツ射出用のカタパルトを2本持ち攻撃力、対空防御力、モビルスーツ運用能力のすべてが優れていた。敵の攻撃から指揮系統を守るためダミーのブリッジと戦闘用のブリッジの二種類が用意されていて戦闘時はより防御力の高い戦闘用のブリッジから船を統率する。

本艦は地球連邦軍ロンド・ベル隊の旗艦に就任し第二次ネオ・ジオン戦争に参加。新生ネオ・ジオン軍と戦う。艦長を務めたのはブライト・ノア、ラー・カイラムに搭載されたνガンダム(ニューガンダム)のパイロットはアムロ・レイでついに一年戦争の黄金コンビが復活。このことによってラー・カイラムの力は通常より増していたと思われる。力を増したラー・カイラムとロンド・ベル隊はシャア・アズナブルの目論みを打ち砕きアクシズの大気圏落下を食い止め地球を救うこととなる。その後に起こったラプラス戦争でも引き続きロンド・ベル隊の旗艦と活躍しこの時は地球に降下もしている。

第二次ネオ・ジオン戦争から約60年後に勃発したザンスカール戦争に至ってもラー・カイラム級は連邦軍の主要艦艇として使用されており、長期にわたってその能力を発揮し続けることできていた。この驚異的な事実からも本級建造時の基本設計がいかに優れていたかを知ることができる。

コスモフリートスペシャル 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ラー・カイラム 約170mm PVC製 塗装済み完成品フィギュア

レウルーラ

ネオ・ジオンの宇宙戦艦

地球寒冷化作戦を推し進めるシャアの艦隊の旗艦として第二次ネオ・ジオン戦争を戦う。

主砲、副砲を含めると14門にもなる多数のメガ粒子砲を搭載し、その他ミサイルランチャー等の火力も相まって凄まじいほどの攻撃力を持っていた。モビルスーツ発進用のカタパルトを艦の前部に上下一本づつ用意していてモビルスーツ運用能力も高い。船の後部に付いている丸い推進剤タンクが、まるでジオン公国軍の旗艦だったグワジンを彷彿とさせ、そのデザインからはジオン系技術者の思い入れを感じ取ることができる。
戦艦としての火力も高く、モビルスーツ運用能力も高い非常に優れたレウルーラだが意外にも船自体はコンパクトに収まっていて、全長は大型飛行機のガルダより短い。

ネオ・ジオンは地球寒冷化作戦に失敗し戦争に敗れるがレウルーラは温存される。生き残ったレウルーラはその後に起こったラプラス戦争でネオ・ジオン残党軍(袖付き)の旗艦として再度戦地に赴くが最後はコロニーレーザーの餌食となり蒸発した。

B-CLUB 1/3500 scale ポリストーン製塗装済完成品 Bシップコレクション レウルーラ

 

U.C.0092年12月22日 シャアが率いる新生ネオ・ジオンがサイド1のスウィート・ウォーターを占拠したことを公表

宇宙世紀 0092年12月22日

この日、シャア・アズナブルを総帥とする新生ネオ・ジオンはサイド1のコロニー「スウィート・ウォーター」を占拠したことを公表した。
新生ネオ・ジオンはこの難民収容のために作られた「スウィート・ウォーター」を拠点にして新たな軍事行動を起こそうとしていたのだが地球連邦政府は新生ネオ・ジオンの真意を汲み取ることができずこの時点で強い対応をとることはなかった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

B-CLUB 1/3500 scale ポリストーン製塗装済完成品 Bシップコレクション レウルーラ

新生ネオ・ジオン艦隊の旗艦レウルーラ

 

AMS-119 ギラ・ドーガ

ネオ・ジオンの量産型モビルスーツ

シャアが統率する新生ネオ・ジオン軍唯一の量産機。ジオン公国軍の主力機だったザクIIの正統な後継機として開発され、本機の汎用性・生産性・操作性の高さは紛れもなくザクII のコンセプトを引き継いだことにより実現されたものだった。緑色の機体色、モノアイの採用、肩に付いているトゲトゲと固定式の楯など外観もわざとザクII に似せてきていて、自分がザクIIの後継ということをあからさまに主張している。

ビーム・マシンガン、グレネード・ランチャー、ビーム・ソード・アックス等で武装し白兵戦能力が高く、また機体に多数のスラスターを設置することにより優れた機動力も保持していた。これらの総合戦闘能力は連邦軍の傑作量産機ジェガンに引けを取らない、もしくはそれ以上のものだった。

第二次ネオ・ジオン戦争で使用され主力機として活躍、アクシズ落とし作戦を成功直前まで導くが、地球に落ちようとするアクシズの姿を見て多くの機体が作戦を放棄、命がけでアクシズを押し戻そうとした。
 

HGUC 1/144 AMS-119 ギラ・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

U.C.0092年8月 地球連邦軍の司令部がチベットのラサにおかれる。後に地球連邦政府もラサに移動する。

宇宙世紀 0092年8月

地球連邦軍の司令部がチベットのラサにおかれる。0093年初頭には地球連邦政府もラサに移動している。

【参考:「宇宙世紀の施設と地名」『ウィキペディア日本語版』 2012年10月20日 (土) 13:53 UTC】

 

地球連邦の中枢が置かれたラサ

 

U.C.0090年3月21日 地球連邦軍内に外郭新興部隊ロンド・ベルが設立される

宇宙世紀 0090年3月21日

地球連邦軍は第一次ネオ・ジオン戦争後も散発する反地球連邦活動をコントロールするため外郭部隊「ロンド・ベル」を組織する。
反地球連邦活動を取り締まる部隊ということでかつてのティターンズのような非道な組織を想像してしまうがこの「ロンド・ベル」はエゥーゴが母体となっており一般常識を有する良識的な部隊だった。
部隊の初代旗艦にはネェル・アーガマ、司令官にはブライト・ノアがその任にあたり、サイド1のロンデニオンコロニーを拠点にして活動することになる。
 
 

ガンダムウォーネグザ ブライト・ノア(アンコモン) 《カード》

ロンド・ベルを率いるブライト・ノア大佐

 

U.C.0089年3月15日 ジュピトリスIIが出港。木星・地球圏間の資源輸送が再開される。

宇宙世紀 0089年3月15日

グリプス戦役時にジュピトリスが撃沈されて以来、木星・地球圏間の資源輸送が途絶えていたが、ジュピトリスIIの完成により資源輸送を再開することが可能になった。
ジュドー・アーシタとルー・ルカは木星行きを志願し、ジュピトリスIIに乗船した。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

3D球体パズル 60ピース 木星儀 -THE JUPITER- (直径約7.6cm)

 
 

AMX-004G 量産型キュベレイ

ネオ・ジオン(アクシズ)の量産型ニュータイプ専用モビルスーツ

その名の通りニュータイプ専用機キュベレイの量産化を目的として開発された機体で、第一次ネオ・ジオン戦争末期に戦場に投入された。

グレミー・トトはネオ・ジオンの主導権を奪うべく反乱計画を進めていたが、彼が組織したニュータイプ部隊をその目的に活用するためニュータイプ専用機の量産化計画も推進。そしてついに量産型キュベレイが完成するに至った。量産型キュベレイのパイロットにはプルシリーズ(ニュータイプのクローン兵)があてがわれニュータイプ専用機としての能力を最大限に発揮することができた。このようなニュータイプパイロットの量産とニュータイプ専用機の量産というグロテスクな事実は、ジオン公国軍時代のフラナガン機関から脈々と続いてきたニュータイプ研究の帰結の一つといえるかもしれない。

量産型キュベレイはハマーンのキュベレイをベースに開発されたが、ネオ・ジオンにはハマーンに匹敵するニュータイプ能力保持者が存在せず、量産型キュベレイのパイロットを担当するプルシリーズもそれに漏れなかった。そのためニュータイプ能力を活かした戦闘力をキュベレイよりも低く設定せざるを得ず、その代わりとしてアクティブカノンの設置やファンネル数の増大などで火力を向上させている。

量産型キュベレイ部隊はハマーンに反旗を翻したグレミー軍に所属し戦場に赴く。戦場ではエゥーゴ部隊を圧倒するなどの活躍をみせるが、最後はハマーン派のキャラ・スーンが乗るゲーマルクと激闘を繰り広げ双方相討ちとなって全滅した。(この時戦場から離れたプルトゥエルブ=マリーダ・クルスの量産型キュベレイだけは助かっている。)
 
 

ガンダムコレクションDX5 量産型キュベレイ 134 《ブラインドボックス》