MS-06S 指揮官用 ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクII F型の改良版で推力を約30%向上させている。指揮官用として生産され配備された。頭部にアンテナがついている。シャア・アズナブルが使用した赤いザクII (いわゆるシャア専用ザク)はこの機体。シャアはこの機体でガンダムと幾度となく格闘戦を行ったが、赤い彗星の経験をもってしても高性能のガンダムを打ち破ることができなかった。
 

メガサイズモデル 1/48 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII (機動戦士ガンダム)

 

MS-05B ザクI

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ジオン公国は地球連邦との戦争を準備、ミノフスキー粒子散布下でのモビルスーツを使った電撃戦を画策、その計画のもと宇宙世紀0074年にロールアウトしたのがザクI である。

ザクI の登場によって実戦に対応できるモビルスーツ部隊が公国軍に編成され各種訓練、戦術研究が行われた。この時の訓練、研究がジオンのモビルスーツ戦の礎となっている。しかし、0079年の開戦時には、さらなる性能向上を狙って開発されたザクII に主役を奪われ、実戦でザクI が活躍できる場面は多くはなかった。ザクII の目覚ましい活躍により「ザクといえばザクII」という状況になってしまい、ザクI は「旧ザク」などという何かモヤモヤする呼ばれ方もしている。本家ザクなのに。
機体の色は深緑、ザクマシンガンやバズーカで武装していた。
 

HGUC 1/144 MS-05B ザクI (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年5月21日 ジオン公国軍、中東制圧作戦を開始

宇宙世紀 0079年5月21日

ジオン公国軍が中東を勢力圏にするための作戦を実施。 陸上からの攻撃作戦「ジャベリン作戦」と、地中海からの攻撃作戦「トライデント作戦」を計画、進撃を開始する。 すでにジオンの勢力下にある北アフリカと旧ロシアを連携させるためにも重要な作戦だと考えられた。

 

トライデント作戦・ジャベリン作戦が実行された地域

 

U.C.0079年5月17日 宇宙要塞ソロモン起動

宇宙世紀 0079年5月17日

ジオン公国はサイド1宙域にある小惑星ソロモンの軍事要塞化を進めていたが、遂に完成にこぎつけ、この日から要塞として稼働させ始める。ソロモンはのちにサイド3のジオン本国を守る絶対防衛ラインの一部に設定されるなど、ジオン公国軍にとって極めて重要な要衝に位置づけられている。
 
 

エクセレントモデル RAHDXG.A.NEO ドズル・ザビ

 

ソロモンを指揮する宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビ中将

 

 

RX-78-2 ガンダム

地球連邦軍が開発したモビルスーツ

一年戦争緒戦でジオン公国のモビルスーツの圧倒的な力を体験した地球連邦軍はモビルスーツの開発に着手する。連邦軍のモビルスーツ開発計画は「V作戦」と呼ばれ、その計画をもとに開発されたのがRX-78-2ガンダムであった。
小型戦闘機コア・ファイターを核とするコア・ブロック・システムの導入、教育型コンピュータ搭載、戦艦並みの強力ビーム兵器の装備等、地球連邦の技術の粋を集めた機体で、一年戦争終盤においてもその優位性を失うことはなかった。

パイロットはアムロ・レイ。アムロはガンダムに乗り多くの戦いに参加する中でニュータイプ能力を拡大させ数々の戦闘に勝利。その結果ガンダムは「白いやつ」「白い悪魔」と呼ばれジオン軍から恐れられるようになる。

ソロモン攻略後、アムロのニュータイプ能力の拡大による反応速度に対応できなくなったガンダムは、マグネット・コーティング処理を施され最終決戦に挑む。最終決戦のア・バオア・クー攻略戦でシャア・アズナブルのジオングと死闘を繰り広げ、最後は相討ちとなり機体は放棄された。
 

MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年5月9日 地球連邦軍のセモベンテ隊がアリゾナのジオン公国軍物資集積所を襲撃

宇宙世紀 0079年5月9日

連邦軍のセモベンテ隊は、捕獲したジオンの陸戦型ザク II を編成に組み込んだ機甲部隊で北アメリカのアリゾナを拠点にしており、この日、同じアリゾナにあったジオン公国軍第67物資集積所を攻撃した。
セモベンテ隊は敵のモビルスーツを撃破するなどの戦果を上げるが、試験中のジオンの試作モビルタンク「ヒルドルブ」と鉢合わせになり戦闘状態に入る。セモベンテ隊とヒルドルブは激しい戦闘を繰り広げるが最終的に双方相討ちとなり部隊は全滅した。
連邦軍はこの戦いでジオン公国軍の物資の破壊とヒルドルブ撃破という戦果のかわりに、多くの優秀な兵士と6機のザクII 、2輌の61式戦車を失うという大きな代償を払っている。
 
 

UCHG 1/35 地球連邦軍61式戦車5型 セモベンテ隊 (機動戦士ガンダム MS IGLOO)

セモベンテ隊が使用した61式戦車5型

 

安彦良和原画展が鳥取で開催 他

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U.C.0079年4月1日 地球連邦軍がモビルスーツ開発計画の「V作戦」と艦隊再建計画の「ビンソン計画」を始動

宇宙世紀 0079年4月1日

一年戦争の緒戦でモビルスーツの圧倒的な戦闘力をまざまざと見せつけられた連邦軍は、自軍のモビルスーツ開発計画「V作戦」を始動させる。
「V作戦」は、モビルスーツ開発の他にモビルスーツを運用できる艦艇の開発、および効果的なモビルスーツ運用法を打ち立てることを目的としており、モビルスーツの生産だけが目的ではないモビルスーツ統合運用計画といえるものだった。
また、「V作戦」と同時にジオン軍にボコボコにされた宇宙艦隊を再建するための「ビンソン計画」を発動。急ピッチで多くの軍艦を建造することとなる。
 
 

MG 1/100 RX-77-2 ガンキャノン (限定クリアパーツ付き) (機動戦士ガンダム)MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)MG 1/100 RX-75 ガンタンク (機動戦士ガンダム)

V作戦初期に開発されたモビルスーツ

 

MS-06F ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクI の性能向上を目的として開発されたのがこの機体。ザクI より出力が強化され運動性能が高くなっている。一年戦争緒戦から投入され連邦軍を圧倒、モビルスーツ戦が既存戦術に対して有効であることを証明した。
ザクII は一年戦争でジオン公国が最も多く生産したモビルスーツという事実からも、生産性の高さと能力の高さが際立っていた機体だということがうかがえる。しかし、戦争後期になると、連邦軍が開発したモビルスーツの高い性能の前に優位性が保てなくなり、やられ役になることが多かった。

機体の色は緑系でモノアイと呼ばれる一つ目のカメラを搭載。ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人サイクロプスのようにも見える。ザクマシンガン、ザクバズーカやヒートホークを装備しており、モビルスーツ同士の白兵戦でも能力を発揮した。
 

MG 1/100 MS-06F ザクII Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)