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MS-06F-2 後期量産型ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクIIF型の後期生産型。ザクIIF型を改良し出力・推力を強化、機動力が増した機体になっている。ザクIIF型と比べると胸部の形状に違いがみられ、コックピット周りの装甲が強化されていることがわかる。

後期量産型ザクIIは一年戦争後、連邦軍に没収されたものもあり連邦軍に組み込まれ運用されたりもしている。また、地球に残っていたジオン残党軍は主力兵器として使用していた。一年戦争後に始まったデラーズ紛争では敵対するデラーズ・フリート(ジオン残党軍)、地球連邦軍の両軍がこの機体を使用し戦っている。

HGUC 1/144 MS-06F-2 ザクII F2型 ジオン軍仕様 (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

MS-06J 陸戦型 ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクII F型を地球上で運用できるよう改良した陸戦用モビルスーツ。

ジオン公国軍は戦争を短期決戦に持ち込もうとしていたため当初地球に侵攻することは考えていなかった。しかし、レビル将軍の演説により連邦軍は戦争の継続を決定。長期戦になってしまったためジオンは地球に侵攻せざるをえなくなった。
地球の連邦軍要衝を攻めるためジオン公国軍は宇宙戦用に開発されたザクII F型を改良し地球上での戦闘に特化したザクII J型を開発した。重力化で負担がかかる部分を強化したり、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を空冷にしたりと地球上で戦うために多くの改良がなされている。
 

MG 1/100 MS-06J ザクII Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

 

MS-06R 高機動型 ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクII F型をもとに機動力を強化した機体。R型と呼ばれることもある。両足にブースターがついており見た目でも推力が増していることがわかる。
黒い三連星はこの機体を駆りルウム戦役で連邦軍旗艦アナンケを撃沈、レビル将軍を捕虜にしている。(機動戦士ガンダム THE ORIGINより) アナベル・ガトーも「ソロモンの悪夢」と呼ばれる前このR型に搭乗しておりエース級パイロットに愛された機体といえる。
 

MG 1/100 MS-06R-1A 高機動型ザクII 黒い三連星仕様 Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

 

MS-06S 指揮官用 ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクII F型の改良版で推力を約30%向上させている。指揮官用として生産され配備された。頭部にアンテナがついている。シャア・アズナブルが使用した赤いザクII (いわゆるシャア専用ザク)はこの機体。シャアはこの機体でガンダムと幾度となく格闘戦を行ったが、赤い彗星の経験をもってしても高性能のガンダムを打ち破ることができなかった。
 

メガサイズモデル 1/48 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII (機動戦士ガンダム)

 

MS-06F ザクII

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ザクI の性能向上を目的として開発されたのがこの機体。ザクI より出力が強化され運動性能が高くなっている。一年戦争緒戦から投入され連邦軍を圧倒、モビルスーツ戦が既存戦術に対して有効であることを証明した。
ザクII は一年戦争でジオン公国が最も多く生産したモビルスーツという事実からも、生産性の高さと能力の高さが際立っていた機体だということがうかがえる。しかし、戦争後期になると、連邦軍が開発したモビルスーツの高い性能の前に優位性が保てなくなり、やられ役になることが多かった。

機体の色は緑系でモノアイと呼ばれる一つ目のカメラを搭載。ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人サイクロプスのようにも見える。ザクマシンガン、ザクバズーカやヒートホークを装備しており、モビルスーツ同士の白兵戦でも能力を発揮した。
 

MG 1/100 MS-06F ザクII Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)