「ザク」タグアーカイブ

MS-05L ザクI・スナイパータイプ

ジオン公国軍が開発したモビルスーツ

ザクIに長射程・高精度の狙撃能力を与えた機体。一年戦争末期キャリフォルニア・ベースで開発され、連邦軍の反攻から基地を防衛するために配備された。
モノアイは通常とは違う特殊なものに変更されていて、ビーム・スナイパー・ライフルと連動して長距離射撃を行えるようになっている。また、高精度の狙撃には機体を安定させることが必要不可欠なので膝に特別なニーパッドを装備しており、膝を曲げて低重心姿勢を保つことができた。一年戦争から約17年後のラプラス戦争でもジオン残党軍が本機を使用している。

HGUC 1/144 MS-05L ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機) (機動戦士ガンダムUC)

 

AMX-011S ザクIII改

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発した試作モビルスーツ

その名の通りザクIII を改修した機体。ラカン・ダカランが乗っていたザクIII は大気圏内用のものだったが本機は宇宙での戦いに対応できるよう改修された。強化人間が操縦できるよう操作系にバイオセンサーが採用され戦闘能力が全般的に向上している。
また、背中に巨大なプロペラントタンクを2本取り付けることができて推力・航続距離を伸ばすことが可能になっておりザクIIIより幅広い戦い方ができるようになっている。なぜかザクIII の口の部分にあったメガ粒子砲は取り外されこめかみ部分にバルカン砲が付け加えられているが、メガ粒子砲に何か問題でもあったのだろうか?

強化人間マシュマー・セロのために調整された機体が第一次ネオ・ジオン戦争の最終盤に登場。ハマーン艦隊とグレミー艦隊が激突する中、プルツーのクィン・マンサを退かせるなどの活躍を見せるが最後はラカンのスペース・ウルフ隊の奇襲を受け撃破された。
 

1/144 full-kit AMX-011S ザクIII改 未塗装組立キット 『機動戦士ガンダムZZ』より

 

AMX-011 ザクIII

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発した試作モビルスーツ

本機はザクII の後継機としてネオ・ジオン(アクシズ)技術陣によって開発された第二世代モビルスーツでザクII 譲りの優れた汎用性を誇っていた。また、高性能の推進機関、多くのスラスターを持っていて出力や推力が大きく高い機動性を持っている。その上、顔にあるメガ粒子砲やビームサーベル兼用ビームキャノン、バズーカ等の数多くの武器で武装し攻撃力が高く第二世代モビルスーツの中でトップレベルの性能を保持していた。

本機はザクII の後継機なので量産化を見越して開発されたはずだが同時期に生産されたドーベン・ウルフよりも総合性能で劣っていたため悲しいことに量産されることはなかった。アクシズ技術陣は旧ジオン軍を象徴するザクII の後継機として気合を入れて開発しただろうにこの結果を受けて非常に落胆したに違いない。

第一次ネオ・ジオン戦争で灰色で塗装されたザクIII をラカン・ダカランが操縦していたが彼の野蛮な戦い方のせいで本機のイメージが悪くなってしまっている可能性がある。とてもかっこいいモビルスーツなのに。
 
 

HGUC 1/144 AMX-011 ザクIII (機動戦士ガンダムZZ)

 

RMS-119 アイザック

地球連邦軍が開発した偵察用モビルスーツ

ハイザックをベースに偵察機として開発された機体でミノフスキー粒子濃度の低い戦場でその力を発揮した。後頭部の巨大な円盤状レーダードームを核とした索敵システムで敵の動き早期に察知、自軍の戦いを優位にするために決定的な情報を送信することができた。背中に左右に張り出た形のプロペラント・タンクを2本装備しているので航続距離が長く広範囲の索敵を行うことができる。

アイザックは元々連邦軍が開発した機体であるがグリプス戦役で敗れネオ・ジオンに投降したティターンズの敗残兵によってネオ・ジオン軍の手にもわたっており、それ以降ネオ・ジオン軍の偵察機としても使用されている。また、ラプラス戦争でもネオ・ジオン系の袖付き所属の機体として使用されている。

HGUC 1/144 RMS-119 アイザック (機動戦士ガンダムZZ)

 

RMS-192M ザク・マリナー

地球連邦軍が開発した水陸両用モビルスーツ

一年戦争でジオン公国軍が使用していた水陸両用機ザク・マリンタイプをベースに戦後、連邦軍が改良を加えて生産した機体。
ムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)、コックピットに全天周囲モニター・リニアシート、装甲にガンダリウム(一部)を採用していて第二世代モビルスーツに近い性能を持ち水陸両用機として非常に優れた機体だった。ウォータージェット推進機関を装備し水中での移動力が高く、地上ではそのウォータージェット推進機関の一部を分離することで俊敏に動くことができた。
本機は連邦軍が生産したモビルスーツだが一部の機体はネオ・ジオン軍が地球に侵攻した際に奪われ、その後ネオ・ジオンの戦力として活用された。ネオ・ジオンにはカプールという立派な水陸両用機があったのだが、ザク・マリナーの性能と信頼性が高かったためネオ・ジオン兵は好んで本機を使用したらしい。

HGUC 1/144 RMS-192M ザク・マリナー (機動戦士ガンダムZZ)

 

MS-06D ディザート・ザク

ジオン残党軍のモビルスーツ

一年戦争でジオン公国軍が使用したザク・デザートタイプ(砂漠戦用のザクII)を改良した機体。その名の通り砂漠での戦いに優れ、砂の上を滑るように素早く動くことができた。また、砂の中にもぐることも可能で敵を伏撃することもできる。ザクマシンガン、ヒートホーク、ロケットランチャーなどで武装している。

第一次ネオ・ジオン戦争でジオン残党軍「ロンメル隊」やアフリカ解放戦線「青の部隊」によって運用されエゥーゴ等の敵対勢力と戦った。ラプラス戦争でもジオン残党軍によって使用されている。
 
 

1/144 MS-06D ディザート・ザク (機動戦士ガンダムZZ)

 

RMS-106CS ハイザック・カスタム

ティターンズがハイザックを局地戦用に改修した機体

狙撃用に改良されていてスナイパーのような役割を果たす。グリプス戦役時、サイド2でエゥーゴのモビルスーツを多数狙撃し戦果を挙げたが百式に落とされている。隠れハイザックと呼ばれたりもしていた。
 
 

ガンダムコレクションNEO1 ハイザック・カスタム 09 《ブラインドボックス》

 

MS-06M ザク・マリンタイプ

ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ

ジオン公国軍は戦争を短期で終わらそうとしていたため当初地球侵攻を計画していなかったが、連邦の戦争継続政策によって戦争は長期化、地球への侵攻を実施せざるをえなくなった。そこでジオンは地球を制圧するため新たな兵器の生産を計画、その中で水中戦を有利に進めるために開発されたのがザク・マリンタイプだった。
ザクIIF型を基に開発が進められ水陸両用機として完成するがジオン技術陣が水中機の生産技術を蓄積していない状態で生産されたこともあり水中での機動性は満足いくものではなかった。しかし、この機体を開発する過程で得られたデータを基にして後の優れた水陸両用機が開発されたのでこの機体の開発自体は大変意義のあるものだった。

一年戦争後は連邦軍によって改良され「マリン・ハイザック」と呼ばれることになりグリプス戦役で使用されている。
 

ガンダムコレクションNEO3 ザク・マリンタイプ 19 《ブラインドボックス》

 

RMS-106 ハイザック連邦軍仕様

地球連邦軍とティターンズの量産型モビルスーツ

一年戦争後、連邦軍が旧ジオン公国軍の技術を使用し量産した機体。
ジオンの技術を受け継いでいるだけあって見た目はザクそっくり。大量生産を実現するためハイザックの設計はコスト削減を重視したものになっていて装甲にガンダリウム合金を使用しない、ビーム兵器による武装を前提としない(量産後ビームライフルを持つようになる)、などの制約を受けており一年戦争後に設計・生産されたにもかかわらず第一世代モビルスーツの範疇に留まってしまっていた。しかし価格のわりに汎用性が高く機動性にも優れていて主力モビルスーツとしては上出来だったので連邦軍本体やティターンズに頼りにされていた。地球連邦軍が使用したものは青系で塗装されていてクールな感じがする。

HGUC 1/144 RMS-106 ハイザック (連邦軍カラー) (機動戦士Zガンダム)

 

MS-11 アクト・ザク

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

ジオン公国軍の兵器開発計画「ペズン計画」に沿って開発された機体。
ビーム兵器の使用を前提として設計され、実際にビームライフルとビームサーベルで武装している。また、関節部はマグネットコーティングによって駆動力が増しており機動性の高いマシンに仕上がっている。一見してザク系のモビルスーツだとわかるが全体が青系で塗装されているので遠目から見るとグフと勘違いしそうな気がしないでもない。
一年戦争後は連邦軍によって改修されグリプス戦役でも使用された。
 

ZEONOGRAPHY #3007 アクトザク(ザクフリッパー)