ザンスカール帝国軍「ベスパ」の量産型モビルスーツ
ゾリディアはベスパの初量産機ゾロアットを地上用に改修した機体で、その多くが地球クリーン作戦を担当したモトラッド艦隊に配備された。
ザンスカール戦争初期には存在しなかったアインラッド(車輪型のサポートマシン)の利用を想定して再設計されたため、地上用モビルスーツにはつきものになっていたビームローターは装備していない。 左肩には巨大なスパイク、右肩には巨大な盾が配置されていて、そのシルエットはまるで、一年戦争で多大な活躍を見せた傑作機 ザクII を彷彿とさせる。武装はビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲、ビーム・シールドなど。
ゾリディアはベスパの地球クリーン作戦で活躍する場を得るのだが、その戦闘の中で、ゴズ・バールの機体がウッソの母親を手に握り、彼女を人質にしたまま戦うという卑劣な戦い方をしてしまう。また、その挙句の果てにゴズ・バール自身もウッソの母も自軍の事故に巻き込まれて死亡するという最悪の結果を招いたたため、彼の行動は優れた機体であるはずのゾリディアの名を貶める結果にもなってしまった。