「モトラッド艦隊」タグアーカイブ

リシテア

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の巡洋艦

巨大なタイヤを持つバイク型の船で、アドラステア級戦艦と共にモトラッド艦隊を構成する主要な巡洋艦。全長はアドラステアより小型で227メートルほど。
ベスパは地球の人工物を物理的に踏み潰す作戦「地球クリーン作戦」を計画し、それを実行するための実力部隊としてモトラッド艦隊を構想する。そのモトラッド艦隊に必要な船としてベスパはこのリシテアとアドラステアを開発するのだった。

船の構造はアドラステアとほぼ同じで、巨大な二つのタイヤを前後に持ち、船の中央下部にモビルスーツデッキを設置するのみでモビルスーツ射出用のカタパルトは存在しない。巨大なタイヤは、空中を飛ぶ時や宇宙を航行する時には2つに分離され、船の左右に移動する。火力に優れた船で、メガ粒子砲を数多く搭載していて巡洋艦としてはかなり攻撃力を誇っていた。

地球に降下したモトラッド艦隊は宇宙世紀0153年5月24日に「地球クリーン作戦」を開始、リシテアはその先頭に立ち北アメリカの町を次々と破壊、多くの人を死に追いやった。作戦中にはリシテア級の船がバランスを崩し、後続艦のアドラステアに激突するという事故も起きている。
 
 

 

U.C.0153年5月28日 ザンスカール帝国と地球連邦政府が休戦協定を締結。地球クリーン作戦も中止される

宇宙世紀 0153年5月28日

ベスパのモトラッド艦隊は、地球クリーン作戦を実行し北アメリカ大陸を北上していたが、この日、突如としてザンスカール帝国と地球連邦政府の間で休戦協定が締結される。最前線にいたモトラッド艦隊は、この休戦協定の話を事前に知らされておらず、突然の戦闘停止命令に戸惑いを隠せないでいた。
この休戦協定は、ザンスカール帝国上層部が時間稼ぎを目的に締結を急いだ一時的な協定だったため、和平に向けての恒久的な協定ではなかったが、事情を知らない前線の将兵の中には、突然協定を結んだ上層部に不満を持つ者もいた。

リガ・ミリティアは、捕えられたウッソの母ミューラ・ミゲルを奪還するためにモトラッド艦隊を止めようと必死に戦っていたが、激しい戦闘の中、ウッソの目の前でミューラ・ミゲルは死亡。その直後に休戦協定が発効され戦闘が停止された。

リガ・ミリティアはミューラ・ミゲル奪還作戦の前に、同じくベスパに捕えられていたシャクティ・カリンを何とか救出していたが、ベスパの激しい抵抗にあい、ミューラをその時一緒に救出することができなかった。そのことが、このとんでもなく残酷で悲しい結末を結びつくとは、その時は誰も想像することができなかっただろう。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 

1/144 ゾリディア (機動戦士Vガンダム)HGUC 1/144 LM314V21 V2ガンダム (機動戦士Vガンダム)

ゾリディアに乗るゴズ・バールはミューラをモビルスーツの手に握り、彼女を楯にしてV2ガンダムを落とそうとするが、ゾリディアの下半身を切断されアドラステアの主砲に引っかかる。ウッソは、母を握りしめているゾリディアの腕を切り落として、何とか彼女を救おうとするが、そこに、前方を走っていたリシテア級巡洋艦がバランスを崩して激突。ミューラはウッソの目の前でその命を失ってしまう。
ベスパのピピニーデンが発案したこの汚い作戦のせいで、母の残酷な死を目の前で子がみるという信じられない悲劇が戦場で展開されてしまったのだった。

 

U.C.0153年5月24日 モトラッド艦隊が北アメリカ大陸に上陸。地球クリーン作戦を開始する

宇宙世紀 0153年5月24日

海中を進んでいたモトラッド艦隊はこの日メキシコ湾沿岸のタンピコ付近に上陸、地球クリーン作戦を開始した。「地球クリーン作戦」はモトラッド艦隊の艦艇が持つ巨大なタイヤで人や町を物理的に踏み潰す凶悪な作戦で、ベスパにはこの作戦のことを「地ならし」と表現する者もあった。
モトラッド艦隊の先鋒はピピニーデンの部隊が務め、リガ・ミリティアの地上部隊を難なく撃破、その後方からはさらにクロノクルの本隊が続き、北アメリカ大陸を北上しつつ町を破壊しつくしていった。

敵モビルスーツや敵艦を撃破すれば核爆発をおこし地球を汚染させることになるので、地道に敵の武器を破壊し戦闘力を奪うことでしか抵抗できなかったリガ・ミリティアだったが、その戦術ではどうにもモトラッド艦隊を止めることができず、最終的に核爆発をおこしてでも艦隊を止めることを決意する。
ウッソはクロノクルのアドラステアの前方に不使用モビルスーツを投げ捨て核爆発を起こさせるが、爆発の直後アドラステア部隊は戦場を離脱、前方のピピニーデンの部隊と合流することでモトラッド艦隊は動きを維持したため、地球クリーン作戦を止めることはできなかった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 
 

モトラッド艦隊が上陸地点に選んだメキシコ湾岸の都市タンピコ

 
 
 
 

MORINAGA 森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ カード  ジャベリン

リガ・ミリティア地上部隊のメカニック、ミズホ・ミネガンはジャベリンを使ってモトラッド艦隊に応戦するが、奮戦むなしく圧倒的な破壊力を持つモトラッド艦隊に踏みつぶされて戦死した。

 

U.C.0153年5月21日 モトラッド艦隊が大気圏に突入

宇宙世紀 0153年5月21日

月を発ったベスパのモトラッド艦隊は「地球クリーン作戦」を実行するため大気圏に突入、それを追うリーンホースJr.も共に大気圏に突入した。

モトラッド艦隊の旗艦アドラステアに所属するカテジナ・ルースは、大気圏突入直前でのリーンホースJr.迎撃を提案、艦隊司令のクロノクルの了承を得て出撃した。カテジナ・ルース、ルペ・シノ、ゴズ・バールで編成されたゲドラフの部隊はリーンホースJr.に襲いかかり、迎撃に出てきたリーンホースJr.やホワイトアークの部隊とモビルスーツ戦を行う。カテジナはリガ・ミリティアの防衛ラインを突破し計画通りリーンホースJr.に損傷を与えるが、大気圏突入が不可能になるほどの大きなダメージを与えることはできなかった。

その後カテジナ機とウッソのV2ガンダムは一対一のもみあいになるが、大気圏突入下での戦いを避けたウッソはリーンホースJr.に帰還、帰還不能限界点を超えてしまったカテジナのゲドラフは母艦に帰ることができずそのまま引力に引っぱられ地球に落下するのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 

ガンダムウォー 戦場の女神 カテジナ・ルース R

カテジナはリーンホースJr.に損傷を与えて大気圏突入をできなくしようとしたが作戦は失敗。自身はモビルスーツのみでの大気圏突入を余儀なくされてしまう。

 

アドラステア

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の戦艦

巨大な車輪を持ち地上を走行できる特異な2輪戦艦。「地球クリーン作戦」を実行するために編成されたモトラッド艦隊に配備され、複数の同型艦が宇宙から大気圏に突入している。「地球クリーン作戦」は地球の地ならしをすることを目的とした作戦で、この船の前後に装着されている巨大なタイヤは地球上の人工物を踏み潰すためのものだった。

タイヤによる物理的な破壊力の他に火力もすさまじく、大型メガ粒子砲16門、その他のメガ粒子砲7門、合計23門にもおよぶメガ粒子砲や、数多くの対空ビーム砲、対艦ミサイルランチャーで敵を圧倒した。アドラステアが月から出撃した際にはリーンホースJr.と1対1の砲撃戦を行うことになるが、この船はその圧倒的な火力でリーンホースJr.を後ずさりさせている。
モビルスーツ射出用のカタパルトは存在せず、モビルスーツは船中央の下部に設置されたモビルスーツデッキから出入りしていたため、モビルスーツ運用能力については火力ほどのアドバンテージを持っていなかったのかもしれない。
防御力は非常に高く、V2コアファイターの特攻を受けて巨大な火球に飲み込まれてもその動きを止めることはなかった。

ザンスカール戦争終盤に戦線に投入されたアドラステアは、自らを旗艦とするモトラッド艦隊と共に地球に降下し「地球クリーン作戦」を実行する。しかし、そのさなか、ザンスカール帝国上層部と地球連邦軍が停戦協定を結んだため作戦は中止された。モトラッド艦隊は「地球クリーン作戦」を実行するために編成された部隊なので作戦が中止になった以上組織を解散させられる可能性もあったが、その後も艦隊は維持され、エンジェル・ハイロゥ地球降下作戦などに従事している。
エンジェル・ハイロゥ降下作戦ではリーンホースJr.の特攻を避けられず爆散、アドラステアとリーンホースJr.が引き起こした巨大な爆発によってモトラッド艦隊全体も消滅した。

この戦艦を考案したのは大のバイク好きのドゥカー・イクであり、この船がバイクっぽいのはそのせいの可能性が非常に高い。ドゥカー・イクはアドラステアを開発するに当たり、バイク型のモビルアーマー「ガリクソン」に自ら搭乗し開発用データを積み上げるなど積極的に行動し、この船の建造を実現するために多くの努力を払っている。
 
 
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U.C.0153年5月19日 モトラッド艦隊が地球クリーン作戦を実行するため月から出撃する

宇宙世紀 0153年5月19日

この日、ベスパのモトラッド艦隊は「地球クリーン作戦」を実行するため月面から次々と発進した。「地球クリーン作戦」は巨大タイヤを装備した艦艇やモビルスーツを使って、人間が作った建造物を踏み潰し、地球の地ならしを行うという突拍子もない作戦で、クロノクル・アシャーを司令とするモトラッド艦隊がその任を負うことになっていた。

先だって月に到着し補給を受けていたリーンホースJr.の部隊は、このベスパの動きを知り、モトラッド艦隊の発進を必死に止めようとする。月面から飛び立とうとするモトラッド艦隊の旗艦アドラステアに対して、オリファー・イノエは特攻をしかけ動きを止めようとするが、その命をもってしても艦隊の運動を止めることはできなかった。

月面で補給を受けるリーンホースJr.と行動を共にしていたウッソ・エヴィンは、月で念願だった母との再会を実現していたが、モトラッド艦隊を止める戦いの中で母親をベスパに捕らえられてしまい、再び母と離ればなれになってしまうのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 
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モトラッド艦隊の旗艦アドラステアとモトラッド艦隊を守るゲドラフ