U.C.0087年12月26日 エゥーゴとアクシズが手を結ぶ。連携してグリプス2の移動を阻止

宇宙世紀 0087年12月26日

コロニーレーザー「グリプス2」を完成させたティターンズは月のグラナダ市を砲撃するためグリプス2の移動を開始する。エゥーゴはその動きを察知するがグリプス2を止めるだけの戦力を持ち合わせておらず、致し方なくハマーンとジオン公国の復活を認める旨の密約を結び、アクシズ軍にグリプス2の移動阻止作戦に協力してもらうことにした。
エゥーゴはグリプス2を止めるためモビルスーツ隊でティターンズ部隊と戦い、その間にアクシズの旗艦グワダンはティターンズに援護射撃を行うふりをしてグリプス2の核パルスエンジンを撃ち抜いた。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

ガンダムウォーネグザ グワダン(アンコモン) 《カード》

アクシズの旗艦グワダンはグリプス2の核パルスエンジンを主砲で貫いた

 

ドゴス・ギア

ティターンズの大型戦艦。

ティターンズの旗艦となるべく建造された船で非常に巨大。その大きさはアクシズのグワダン次ぐ規模で地球連邦軍系の船では最大のものだった。その巨体に砲身の長い強力なメガ粒子砲を3門、数えるのがめんどくさくなるほどの多数のメガ粒子砲、その他もろもろの武器を装備しており、その火力はグリプス戦役を戦った船の中で最強と言われている。
このような圧倒的火力を誇っている船であるが、そのほかに10個以上のモビルスーツ射出用のカタパルトが艦のあらゆるところに設置してありモビルスーツの同時運用能力もケタ違いに高いものだった。

ドゴス・ギアは建造された後ティターンズに参加したパプテマス・シロッコに与えられる。シロッコの指揮の下ドゴス・ギアはアポロ作戦でフォン・ブラウン市の制圧に貢献するなど活躍を見せるが、ティターンズはジュピトリスを戦場に引きずり出すためにシロッコにドゴス・ギアを返上させる。その後ドゴス・ギアはバスク・オムの船になるが、シロッコの差し金による攻撃で撃沈されバスクも死亡した。
 

ガンダムウォーネグザ ドゴス・ギア(アンコモン) 《カード》

 

U.C.0087年12月14日 ティターンズがサイド2-21バンチに毒ガスによる攻撃を決行

宇宙世紀 0087年12月14日

ティターンズが再びサイド2に対して毒ガス攻撃を敢行した。以前にアレキサンドリアが同作戦を実行して失敗していたが、今回はティターンズの司令官バスク・オム大佐自らが指揮をとり21バンチへの攻撃を成功させる。
バスクは引き続き13バンチにも毒ガス攻撃を実行させようとしていたがクワトロの百式によって阻止された。
 
 

ガンダムウォーネグザ バスク・オム(レア) 《カード》

ティターンズは月のグラナダを攻撃するためグリプス2の移動を計画する
バスク・オムは計画を実現するため、陽動としてG3ガス攻撃を実施した。

 

NRX-055 バウンド・ドック

ティターンズのニュータイプ専用試作可変モビルアーマー

北米にあるニュータイプ研究所、オークランド研究所によって開発された機体。
ムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)を使った可変機で、モビルスーツ形態の時はスカートをはいた狐のような風貌をしている。モビルアーマー形態の時はモビルスーツ時に足だった部分が巨大な腕の役割を果たし丸々としたロブスターのような形になる。モビルアーマー時はビグロやグラブロの形に似ている。

機体のコントロールにサイコミュを使用しているニュータイプ専用機だがニュータイプ・強化人間ではない人間も操縦しているのでサイコミュとは別の制御系があるのかもしれない。
拡散メガ粒子砲を備え、ビームライフルやビームサーベルで武装しており遠距離からの一撃離脱戦法や近接モビルスーツ戦にも対応できる。

パイロットは強化人間ロザミア・バダムや強運人間ジェリド・メサが担当していた。グリプス2攻防戦でジェリドは本機に乗りΖガンダムと対決するが、Ζガンダムのビーム攻撃を受け吹き飛ばされてラーディッシュ爆沈の巻き添えになり死亡。数多くのマシンに乗ってカミーユと対決してきたジェリドだったが彼にとって最後の機体がこのバウンド・ドックになった。
 

MS IN ACTION!! バウンドドック

 

U.C.0087年12月7日 グリプス2始動。ティターンズがコロニーレーザーをサイド2-18バンチに向け発射

宇宙世紀 0087年12月7日

コロニーレーザー「グリプス2」のテストとエゥーゴへの牽制をかねてティターンズはコロニーレーザーを発射し
エゥーゴに協力的なサイド2の18バンチを破壊、コロニーの全住民を虐殺した。
 
 

 

ガンダムウォーネグザ グリプス2(コモン) 《カード》

ティターンズはエゥーゴを牽制するためコロニーレーザーを使用し多くの一般人を犠牲にした

 

RMS-106CS ハイザック・カスタム

ティターンズがハイザックを局地戦用に改修した機体

狙撃用に改良されていてスナイパーのような役割を果たす。グリプス戦役時、サイド2でエゥーゴのモビルスーツを多数狙撃し戦果を挙げたが百式に落とされている。隠れハイザックと呼ばれたりもしていた。
 
 

ガンダムコレクションNEO1 ハイザック・カスタム 09 《ブラインドボックス》

 

U.C.0087年11月16日 エゥーゴとカラバがダカールの連邦議会を占拠。シャアがダカールで演説

宇宙世紀 0087年11月16日

キリマンジャロ基地攻略作戦によって地球に降り立つことになったクワトロ・バジーナはカラバの協力を得て連邦議会を占拠し地球圏全域に向けた演説をおこなった。
クワトロは演説の中でこれまでのティターンズによる非道な行いを暴露しティターンズと戦うエゥーゴの正統性とエゥーゴへの支持を呼びかける。また、自らが一年戦争で赤い彗星と呼ばれたシャア・アズナブルであること、そしてスペースノイドの権利向上を訴えたジオン・ズム・ダイクンの息子であることを公表しスペースノイドからの支持を強固なものにしようとした。
この演説をきっかけに市民によるティターンズへの見方は一変し今までエリートと呼ばれ信頼されていたこの組織は支持を失っていくことになる。
 
 

 

Voice I-doll クワトロ・バジーナ

クワトロは演説の中で自分がシャアでありジオン・ダイクンの子であることを明かす

 

MSK-008 ディジェ

カラバの試作モビルスーツ

エゥーゴのリック・ディアスを改修し大気圏内での戦闘能力を高めた機体。パイロットはアムロ・レイ。
ディジェの基となったリック・ディアスはガンダム系の機体なのだがディジェに改修されてなぜか見た目がジオンっぽくなっている。改修を担当した技術陣がジオン系だったからかもしれないが、ガンダムのパイロットとして強烈な印象が残っているアムロ・レイが乗る機体としては何か違和感を感じてしまう。

本機を操るアムロはカラバの協力者としてキリマンジャロ基地攻撃、ダカール連邦議会占拠等でエゥーゴと共に戦いガルダ級メロゥドを沈黙させるなど多くの活躍を見せている。
 

1/144 Zゼータガンダム ディジェ

 

RX-160 バイアラン

ティターンズの試作モビルスーツ

可変機能を持たない第二世代モビルスーツであるが、多数のスラスターを搭載し第三世代モビルスーツに匹敵する空中飛行能力を持っていた。肩の部分に推進装置を備え脇の下にスラスターを設置しているため肩幅が異常に広くなっておりイカリ肩が甚だしい。ビームサーベルで武装し、両手の手のひらにメガ粒子砲がある。

キリマンジャロ基地攻防戦でジェリドのバイアランはカミーユを庇うフォウが乗っていたサイコガンダムのコックピットをビームサーベルで貫いてしまっている。
 
 

1/220 Zゼータガンダム バイアラン

 

U.C.0087年11月2日 エゥーゴとカラバが連邦軍キリマンジャロ基地を攻撃

宇宙世紀 0087年11月2日

この日、ティターンズの拠点のひとつアフリカのキリマンジャロ基地に対しカラバが攻撃を開始した。エゥーゴも呼応して宇宙から基地を攻撃するがティターンズとの戦闘の中でクワトロの百式が地球に落下、百式を救うためウェイブライダーに変形したΖガンダムも大気圏に突入し百式と共に地上に降り立った。

クワトロ(百式)とカミーユ(Ζガンダム)の地球降下は予定外のことだったがそのままカラバの作戦に協力しキリマンジャロ基地に侵入する。基地内でカミーユは実験体にされるフォウ・ムラサメを発見、彼女を救おうとするが実験の影響からかフォウの意識は混濁しており思い通りにいかない。フォウはサイコガンダム2号機に乗りカミーユのΖガンダムと再び戦うことになってしまうがカミーユの呼びかけによって彼と出会った時の記憶を取り戻した。しかし、その直後フォウのサイコガンダムはバイアランの攻撃からΖガンダムを守るため楯となりビームサーベルで機体を貫かれてしまう。その攻撃がもとでフォウは瀕死の状態になりついにはカミーユの腕の中でその短い生涯を終えることになった。

キリマンジャロ基地はアムロをはじめとするカラバの活躍によって破壊されカラバの思い通りに作戦は成功した。
 
 
 

 

エクセレントモデル RAHDX ガンダム・アーカイブス サイド2 RAHDX G.A.03 フォウ・ムラサメ

基地で実験体にされていたフォウはこの戦いでカミーユをかばい絶命する