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MS-18E ケンプファー

ジオン公国軍の試作型モビルスーツ

強襲能力を重視して開発された機体。背部に大きなスラスターをいくつも備えていることからもわかるように大きな推進力を持ち、また、全身に配置された姿勢を制御するための噴射ノズルの多さからもわかるように、非常に高いバランス能力を持っている。この大きな推進力と高いバランス能力によって重力がある環境でも地面すれすれに飛行することが可能で物陰に隠れて敵に接近し敵を急襲することができる。

頭にはバルカン砲があり、機雷、ショットガン、ロケット砲、ビームサーベル等など多種多様な武器で武装することが可能で攻撃力に優れている。その上、背中に2基のジャイアントバズを装着することが可能で過剰とも思えるほどの火力を誇る。外観のデザインも非常に美しく単純にかっこいい。

このようにケンプファーは推進力、機体のバランス能力、攻撃力、デザインとそれぞれの能力がとても優れていて一年戦争の中で活躍したモビルスーツの中でも特別にバランスのとれた機体と思われる。

ジオン公国軍サイクロプス隊はガンダムNT-1を奪取するためルビコン計画を発動、サイド6の連邦軍基地をケンプファーで強襲する。ケンプファーは連邦軍のスカーレット隊をたった一機で全滅させるなど大きな戦果を挙げたが、最後はニュータイプ専用機ガンダムNT-1の前に敗れ去った。
 

HGUC 1/144 MS-18E ケンプファー (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

 

RGM-79D ジム寒冷地仕様

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

その名の通りジムを寒冷地でも使用できるように改良した機体。機体は上半身と足先が灰色、その他は白で塗装され、落ち着いた色合いになっていて見た目はジム・コマンドに似ている。マシンガンやビームサーベル等で武装しており、主に連邦軍北極基地に配備され基地防衛の任にあたった。

宇宙世紀0079年12月9日、北極基地はガンダムNT-1の奪取を目論むジオン公国軍サイクロプス隊に襲撃される。寒冷地仕様ジム部隊はサイクロプス隊のハイゴッグの力の前に苦戦を余儀なくされたが、奮戦のかいがあって連邦軍はガンダムNT-1を宇宙へ打ち上げることができサイクロプス隊を退けることに成功した。
 
 

HGUC 1/144 RGM-79D ジム寒冷地仕様 (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

 

MSM-03C ハイゴッグ

ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ

ジオン公国軍の統合整備計画のもとゴッグを設計を再考し、高性能化、低コスト化を図った機体。重量級だったゴッグと比べ軽量化され機動性が向上。長い腕の先に装備しているメガ粒子砲は連射が可能で砲の周りには巨大な爪を4本備えている。とてもスマートになっており一見するとぽっちゃりタイプのゴッグの後継機とはとても思えない。水中移動時は抵抗を減らすために腕や足を可変させ移動スピードを上げる。鮮やかな水色のカラーリングが、異常に腕が長くて異常にいかり肩のおどろおどろしい見た目をポップなものにしている。

ジオン公国軍サイクロプス隊がガンダムNT-1を奪取するためにハイゴッグを3機使用したが、襲撃した北極基地で連邦軍の反撃にあい全滅している。
 

HGUC 1/144 MSM-03C ハイゴッグ (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

 

MSM-07E ズゴックE

ジオン公国軍の試験量産型水陸両用モビルスーツ

ズゴックを改良し性能向上と低コストの両方を実現した機体。水中航行時、手と足を収納し抵抗を減らすことができるため、移動スピードの向上や燃費の向上も実現している。腕の先にあるビーム砲はズゴックのものより強化されビームライフル並みの威力を持っていて、爪(アイアン・ネイル)も4本になっており攻撃力が非常に高い。機体色は青系。全体のデザインはズゴックを踏襲しているので、どことなくカニっぽい雰囲気を醸し出している。

ズゴックはもともと性能が高く水陸両用機であるにもかかわらず陸戦用のモビルスーツと互角以上の戦いができた。そして、それを上回る性能を持つズゴックEは連邦軍の脅威になるはずだったが、生産された時期がジオン軍が劣勢に立たされていた戦争末期であり地球でその高い能力を活かす場面はあまりなかった。

ジオン公国軍サイクロプス隊がガンダムNT-1を奪取するために連邦軍北極基地を襲撃したさい本機が使用されている。
 
 

1/144 MSM-07/E ズゴックE (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

 

アプサラスIII

ジオン公国軍の試作モビルアーマー

アプサラス I、アプサラス II による実験を経て完成した巨大モビルアーマーでたった一機で戦局を変えることができるほどの強力な破壊力を持っていた。ジオン公国軍の東南アジア基地でギニアス・サハリン技術少将を中心に開発が行われ、地球連邦軍本部があるジャブロー基地の攻略を目標に生産された。

洋菓子エクレアのような細長い形をした本体の中央に大出力のメガ粒子砲を配し空中を飛行することができた。また、か細い3本の脚で地上に立つその姿はガガンボのようにも見える。

本機は東南アジア基地に攻め込んできた連邦軍部隊に反撃するため出撃するが、パイロットのアイナ・サハリンと同乗していたギニアス・サハリンの兄妹喧嘩によりアプサラス III の圧倒的な力を有効に使うことができず、最後はガンダムEz8に懐に入られて一騎打ちになり機体は破壊された。
アプサラス III の強力なメガ粒子砲は山を吹き飛ばすほどの破壊力を持っていたので、その力を有効に使われていたならば侵攻中の連邦軍は全滅に近い状態に追い込まれていた可能性もある。
 

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アプサラスI・アプサラスII

ジオン公国軍の試作モビルアーマー

アプサラス I とアプサラス II はジオン公国軍のアプサラス計画の下で開発されたモビルアーマー。計画ではアプサラスを使って地球連邦軍本部のジャブロー基地に大ダメージを与えることを目指していた。アプサラス計画の中心にいたのはギニアス・サハリン技術少将でアプサラスのテストパイロットはその妹アイナ・サハリンが務めた。

アプサラス I は武装しておらず、純粋に飛行能力をテストするための機体で、アプサラス II はアプサラス I に武器を取り付けた進化バージョンである。アプサラス I、アプサラス II ともに団子のような形をしていて、そのずんぐりとした体にザク II の頭部がぎこちなくくっついている。アプサラス II の体の中央には巨大なメガ粒子砲が搭載されていて火器のテストも行われた。

アプサラス I とアプサラス II は両方ともテスト中にシロー・アマダの第08MS小隊と戦闘に陥っているが、これらの事件は、敵同士でありながらたびたび接近してしまうアイナとシローの運命的なつながりを感じさせる。
 
 

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RB-79K 先行量産型ボール

地球連邦軍の量産型モビルスーツ?

一年戦争終盤のソロモン攻略作戦やア・バオア・クー攻略作戦に大量に投入されたおなじみのボール(RB-79)よりも先に生産された機体。型式番号が RB-79K であることからボールK型と呼ばれ、本体はオレンジ色に塗装されていた。頭に低反動キャノン砲を2門備えている。
一年戦争中、シロー・アマダ少尉がこの機体でジオン軍の試験型ザクと戦い仲間の兵士を救っている。
 

MG 1/100 RB-79K ボール 第08MS小隊版 (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)

 

MS-07H8 グフフライトタイプ

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ

グフカスタムをベースに開発された機体で空を飛ぶことができる。元祖グフはサブフライトシステムとしてドダイYSを使用し飛行することが多かったがグフ単体で飛行できるように設計されたのが本機。足の部分に熱核ジェットエンジンを搭載しているので足の下部が異常に大きい。シールドと一体化したガトリング砲を装備している。

アプサラスを開発していたジオン軍基地を連邦軍が攻撃した際アプサラス III が出撃するが、それと同時に本機が数機出撃してアプサラス III の警護の任に当たった。
 

HG 1/144 MS-07H8 グフフライトタイプ (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)

 

RX-79[G]Ez-8 ガンダムEz8(イージーエイト)

地球連邦軍の試作モビルスーツ

ジオン公国軍の巨大モビルアーマー、アプサラスIIと戦い大破した陸戦型ガンダムを改修して生まれた機体。現地にあったありあわせの部品を使って急造した機体ではあるが、陸戦型ガンダムのそれまでの戦闘データを基に能力の最適化を図っており優れたモビルスーツに仕上がっている。陸戦型ガンダムの胸部にあったバルカン砲は小型化され装甲を強化、コックピット周りの防御力を高めると同時に重量の軽量化も実現している。

一年戦争末期、第08MS小隊の小隊長シロー・アマダ少尉がパイロットを務め巨大モビルアーマー アプサラス III にとどめを刺すなどものすごい活躍をした。
 

HCM-Pro 46-00 ガンダムEz8 (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)

 

MS-06K ザクキャノン

ジオン公国軍が開発した量産型モビルスーツ

ザク II J型をベースに中距離支援能力を重視して改修した機体。右肩に乗っている180mmキャノン砲によって僚機を後方から援護することができた。肩に砲を乗せている姿やその役割が連邦軍のガンキャノンとよく似ている。一年戦争後もグリプス戦役やラプラス戦争で使用されたとても息の長いモビルスーツの一つ。
 

MG 1/100 MS-06K ザクキャノン (機動戦士ガンダム)