「MS」カテゴリーアーカイブ

RMS-154 バーザム

地球連邦軍とティターンズが使用した量産型モビルスーツ

バーザムはガンダムMk-IIの設計を土台にしてティターンズが開発した量産機で、フレームにムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)、装甲にガンダリウム合金、コックピットに全天周囲モニター・リニアシートを採用した第二世代モビルスーツとして誕生した。
ティターンズ内でジムIIの後継を期待されて開発されたため汎用性の高さが求められており非常に扱いやすい機体になっている。ビームサーベル、ビーム・ライフルなど基本的な武器を扱えるようになっていて一般兵にとって使いやすかったに違いない。
見た目はモノアイを採用してることもありスペースノイド嫌いのティターンズが開発にかかわったにもかかわらず旧ジオンっぽい雰囲気を醸し出している。頭から突き出た角のような長いアンテナが印象的。
 
 

ガンダムコレクション8 バーザム ティターンズ章ビームサーベル 《ブラインドボックス》

 

FXA-05D Gディフェンサー

エゥーゴの可変戦闘機

Gディフェンサーはただの戦闘機ではなく、ガンダムが使用していた支援機構GパーツのようにガンダムMk-IIと合体することでガンダムMk-IIの航続距離を伸ばし防御力、攻撃力を向上させることができた。
ガンダムMk-IIの背中にGディフェンサーは接続されるが、飛行中はGフライヤーと呼ばれる飛行形態をとり、近接戦闘時はスーパーガンダムと呼ばれるモビルスーツ形態になって戦う。
レーザー砲、バルカン砲、ミサイルやロングライフル等で武装しており純粋な戦闘機としての能力が高いので戦場でガンダムMk-IIと合体せず、Gディフェンサーのみで戦うことも多かった。

カツ・コバヤシがパイロットを務めており、エマ・シーンのガンダムMk-IIと協力しつつグリプス戦役を戦った。
 

1/144 Zゼータガンダム Gディフェンサー

 

AMX-003 ハマーン・カーン専用ガザC

アクシズが開発した量産型可変モビルスーツ

その名の通りハマーン・カーン専用に用意されたガザC

白に近い薄い紫を基本にしたカラーリングで赤紫で塗装された他のガザCと見比べると一見して違うことがわかる。このカラーリングはハマーン本人の好みによってなされたのか部下がハマーンをおもんばかって用意したのかは不明。アクシズが地球圏でエゥーゴと接触した際ハマーンはこの機体に乗り彼らを出迎えている。
 

HGUC 1/144 AMX-003 ハマーン・カーン専用 ガザC (機動戦士Zガンダム)

 

AMX-003 ガザC

アクシズが開発した量産型可変モビルスーツ

ア・バオア・クー攻防戦後アステロイドベルトに逃れた一部のジオン軍は小惑星基地アクシズでジオン公国の再興をはかるためモビルスーツを開発する。そのうちの一つがこのガザCで可変機構が備わった第三世代モビルスーツとして生産された。可変モビルスーツではあるが簡素で無駄のない構造をしていて大量生産が可能であり実際かなりの数が生産された。エゥーゴがアクシズと接触した時も大量のガザCが出迎えておりその数の多さには驚愕したことだろう。

ビームサーベルを備えてはいるがモビルスーツとしての能力はそれほど高くはなく近接戦闘は得意ではなかったらしい。右脇にナックルバスターと呼ばれる巨大なビーム砲を備えていてモビルアーマー形態の時はナックルバスターをメインとした砲台のような形になる。また、モビルスーツ形態の時足だった部分は巨大な腕のようになり(ビグロの腕のような感じ)敵を捕まえたりすることができる。

全体は赤紫を基調にして塗装されていて結構派手。外見はそれまでのモビルスーツとは違う雰囲気をもっていて、ジオンの技術者が開発した機体ではあるが旧ジオン系モビルスーツの面影はあまり見えない。
 

HGUC 1/144 AMX-003 ガザC (機動戦士Zガンダム)

 

アレキサンドリア

地球連邦軍、ティターンズの重巡洋艦

ムサイを参考にして建造された船だが重武装化を進めたため軽巡洋艦ムサイの俊敏性のある軽い動きという特徴を引き継いではいない。メガ粒子砲を10門、その他の武器で武装され火力が高く、艦首にカタパルトを4本用意していてモビルスーツの運用能力も高かった。

グリプス戦役でティターンズの旗艦として活躍し数多くの作戦に投入されるがドゴス・ギア就航と共に旗艦の座を譲り渡す。最後はコロニーレーザー砲(グリプス2)の直撃を受けて溶解し跡形もなくなった。
 
 

ガンダムウォーネグザ アレキサンドリア(コモン) 《カード》

 

RX-139 ハンブラビ

ティターンズの試作可変モビルスーツ

可変機構を備えた第三世代モビルスーツでモビルスーツ形態と宇宙戦闘機形態になれる。宇宙戦闘機形態の時は推力を一定方向に集中させることができてスピードが速く、一撃離脱戦法で敵を打ち破ることができた。モビルスーツ形態時の見た目はエイっぽいが、宇宙戦闘機形態になるとさらにエイっぽくなる。初めて見たときはあまりかっこよく見えないのだが、多くの戦いを見ているうちにハンブラビの強さとパイロットの優秀さがわかってきてだんだんかっこよく見えてくる。まさに噛めば噛むほど味が出てくるエイヒレのようなモビルスーツ。エイっぽいだけに

海ヘビと呼ばれる電撃兵器(グフのヒートロッドに似ている)やビーム・サーベル、巨大なツメで武装していて近接戦闘能力に優れているほか、背中にビーム・ライフル2門を搭載し手元に高出力ビーム・ライフルを装備することができて遠距離攻撃能力も高かった。

ヤザン・ゲーブルが乗ったハンブラビは特に有名でエゥーゴの部隊を何度も窮地に追いやっており、グリプス2攻防戦ではラーディッシュを撃沈させている。
 

HGUC 1/144 RX-139 ハンブラビ (機動戦士Zガンダム)

 

RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

ティターンズが開発した試作モビルスーツ

地球連邦軍内に組織されたティターンズはジオン軍残党を駆逐するため多数のモビルスーツを開発する。その内の一つがこのガンダムMk-IIでティターンズが最初期に生産した機体。アースノイドで構成されたティターンズは特権意識を持っていてスペースノイドを見下しておりガンダムMk-IIの設計に旧ジオン系の技術を取り入れなかったことからもその姿勢がわかる。

ガンダムMk-IIはムーバブルフレーム(内骨格型フレーム構造)を採用した初期のモビルスーツで多様な動きが可能となり機動性もそれまでのモビルスーツより格段に向上している。また、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ミサイル・ランチャー等の多くの種類の武器を持つことが可能で多種多様な戦術に対応できた。

グリプス戦役前に3機が生産され、サイド7グリーンノア1でテストを行っていたが、エゥーゴとカミーユ・ビダンの連係プレーにより2機も強奪されてしまう。この事件は宇宙世紀0087年3月2日に起こったが、この日を境にエゥーゴとティターンズの戦いは激化、グリプス戦役が勃発した。その後ティターンズの一員だったエマ・シーンがエゥーゴに加わり彼女が乗ってきた最後の1機もエゥーゴ所属の機体となる。こうしてすべてのガンダムMk-IIがエゥーゴのものとなった。

ティターンズのガンダムMk-IIは濃い青紫と黒に近い灰色を基調とした暗い色彩で塗装されていた。
 
 

MG 1/100 RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0 (ティターンズ仕様) (機動戦士Zガンダム)

 

MSZ-006 Ζガンダム

エゥーゴの試作可変モビルスーツ

「Ζ計画」によって開発された第三世代モビルスーツ。「Ζ計画」はアナハイム・エレクトロニクス社がそれまでの「ガンダム開発計画」で得た技術を継承しつつ第三世代モビルスーツを開発するために始動させたプロジェクトだが、エゥーゴの協力を得てついにΖガンダムを完成させるに至った。

第三世代モビルスーツとはモビルスーツの近接戦闘能力と宇宙航空機の飛行スピード、移動力を併せ持つ機体のことでモビルスーツ形態にも航空機の形態にも自由に変形できる可変モビルスーツのことである。グリプス戦役時にはムーバブルフレーム技術の発展やマグネットコーティング技術の応用などにより、第三世代モビルスーツの生産が可能な状態になっていた。
Ζガンダムはガンダムの名を冠しているだけあって第三世代モビルスーツのなかでも非常に優れた機体でウェイブライダー(航空機のような形)に変形した状態だと大気圏を突破することも可能だった。

装甲にはガンダリウムγを使用し防御力が高く、出力は2,020kw、最大推力は112,600kgにも達し機動力も高い。また、ビームサーベル、ビームライフル、ハイパー・メガ・ランチャー、グレネードランチャー等の武器を装備することが可能で攻撃力も非常に高いうえに見た目も信じられないほどカッコイイ。その上、乗っているパイロットがニュータイプのカミーユ・ビダンという超人ということで、もうどこからどう見ても非の打ちどころがない。

Ζガンダムはその過剰ともいえる高い性能によってグリプス戦役の最後まで陳腐化することなく第一線で戦い抜き、その後に勃発した第一次ネオ・ジオン戦争でも活躍した。

MG 1/100 MSZ-006 ゼータガンダム Ver.2.0 (機動戦士Zガンダム)

 

ムサイ改級

ジオン共和国の軽巡洋艦

ジオン共和国が旧ジオン公国の主力巡洋艦ムサイを改良し性能を向上させた船。推進装置の強化が図られていて推進力が向上しており、推力向上によって生まれる高熱を管理するために排熱機構の強化もされている。
改良といっても上記の程度の改良であってムサイの能力が少し向上したに過ぎず、このことからその船を主力艦にせざるを得ないジオン共和国の限界を見て取ることができる。グリプス戦役ではティターンズの命令を受けエゥーゴ勢力と対戦した。
 

 

チベ改級

ジオン共和国の重巡洋艦

旧ジオン公国の重巡洋艦チベを改修し戦闘能力を高めた船。ジオン共和国が使用しグリプス戦役時はティターンズ指揮のもとエゥーゴ勢力と対決した。艦首にモビルスーツ射出用カタパルトを増設しており、モビルスーツの運用能力が向上している。また、推進力と火力も増強され昔のチベよりはるかに性能が高くなっていた。しかし、昔の船の設計を基に改良を加えただけの本艦の性能は新しい設計を基に建造された他勢力(エゥーゴやティターンズ)の艦船のものと比べるとどうしても見劣りするものになってしまっていた。