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U.C.0153年4月10日 イエロージャケットがリガ・ミリティアの地下工場を攻撃。混乱の中、リガ・ミリティアのオイ・ニュングが拉致される

宇宙世紀 0153年4月10日

イエロージャケットのワタリー・ギラ率いるゾロ部隊がリガ・ミリティアの地下工場を攻撃。この攻撃に対しリガ・ミリティアは、対空砲火で応戦すると同時に、ウッソのヴィクトリーガンダムを出撃させゾロ部隊を撤退に追い込んだ。

地下基地のリガ・ミリティアの兵員はワタリー・ギラによる攻撃前から物資や部隊を分散する準備を進めていたのだが、そこに攻撃を仕掛けられたことで現場は混乱する。地下工場に潜入しスパイ活動を行っていたクロノクル・アシャーは、その混乱に乗じて、カミオン隊のリーダー、オイ・ニュング伯爵と避難民のカテジナ・ルースを拘束することに成功し、彼らを連れて地下工場から脱出、ベスパのラゲーン基地へと向かった。

リガ・ミリティアは激戦の末、ゾロ部隊を退けることには成功したが、重要人物のオイ・ニュング伯爵を拉致されてしまい、組織として大きなダメージを被ることになった。
 
 
 

 
 

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この時、クロノクル・アシャーとカテジナ・ルースは運命的な出会いを果たすのだった。

 

U.C.0153年4月6日 リガ・ミリティアがヴィクトリーガンダムを実戦に投入

宇宙世紀 0153年4月6日

カサレリアでの戦いをくぐり抜けたカミオン隊は、リガ・ミリティアの秘密地下工場になんとかたどり着く。しかし、イエロージャケットのクロノクルによって地下工場を発見されてしまい、まもなく攻撃を受けることになった。この攻撃を退けるため、リガ・ミリティアは初めて切り札のヴィクトリーガンダムを実戦に投入する。

ヴィクトリーガンダム (Vガンダム)は正規パイロットのマーベット・フィンガーハットが操縦するはずだったが、彼女が負傷していたため、急遽、素人の少年ウッソ・エヴィンがパイロットを担当することになった。
コア・ファイターで出撃することになったウッソは、特別な訓練も受けていない13歳のごく一般的な少年に見えたが、その天才的な能力で、コア・ファイターとハンガー、ブーツをドッキングさせることに成功、戦場の空に初めてヴィクトリーガンダムを出現させる。空中に突如として現れたヴィクトリーガンダムはクロノクルのゾロと交戦、これを退けることに見事に成功し、その性能の高さをみせつけた。

この戦いは、ヴィクトリーガンダムの強さを内外に示すことになったほか、ウッソ・エヴィンという少年のパイロット能力の優秀性をリガ・ミリティアに確認させることにもなった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

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U.C.0153年4月5日 カサレリア近傍での戦い

宇宙世紀 0153年4月5日

カサレリア付近で停滞していたリガ・ミリティアの小部隊に対し、イエロージャケットのサバト隊が襲いかかる。カミオン(大型トレーラー)を中心としたリガ・ミリティアの部隊は、コア・ファイターの他、森に仕掛けた防御用のトラップなどを使いイエロージャケットに抵抗した。
カサレリアのウッソもリガ・ミリティアに協力し、シャッコーでゾロ部隊の隊長機と対敵、隊長サバト少尉を戦死させるが、その直後、クロノクルの攻撃を受けて中破し機体から脱出することに。ウッソはシャッコーをクロノクルに回収されてしまうが、隊長を失ったイエロージャケットは撤退を余儀なくされ戦闘は終了した。

この時、ウーイッグ爆撃で避難民となったカテジナ・ルースや戦災孤児となった赤ちゃんカルルマン・ドゥカートゥス、ウッソと同じくカサレリアで暮らしていたシャクティ・カリンもリガ・ミリティアに同行している。
 
 
 

【ガンダムウォー】シャクティ・カリン

突然、戦争という非日常に身を置くことになったシャクティ・カリンは、リガ・ミリティアのメンバーの命知らずともいえる大胆な戦時行動を見て、「 おかしいわ、この人たち、みんなおかしいわ 」 という本音を吐露している。

 

U.C.0153年4月5日 イエロージャケットがヨーロッパの都市ウーイッグを攻撃

宇宙世紀 0153年4月5日

ザンスカール帝国軍「ベスパ」はこの日、リガ・ミリティアの地下施設を破壊するため、精鋭部隊の「イエロージャケット」を使いヨーロッパの都市ウーイッグを攻撃する。イエロージャケットは地上用のモビルスーツ「ゾロ」を使って夜の町を襲撃、住民の多くは避難を余儀なくされることになった。

この攻撃作戦前にイエロージャケットのクロノクル中尉は、ウーイッグ近くのカサレリアにおいて、テスト中のモビルスーツを地元の少年ウッソによって奪われるという大失態を演じている。(パラグライダーに乗った素人の少年に空中で接触し機体を奪われるという、稀にみる信じがたいほどのしくじり方をしてしまっている。)この偶然起きた事件は、後にザンスカール戦争の戦局を左右するほどの大きな意味を持つことになるのだった。

少年ウッソ・エヴィンはイエロージャケットの攻撃から憧れの女性カテジナ・ルースを救うために、奪ったモビルスーツ「シャッコー」に乗ってウーイッグに向かう。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 
 

ガンダムウォーネグザ ウーイッグ爆撃(レア) 《カード》

イエロージャケットの攻撃を受け炎上するウーイッグ市街

 
 
 

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ウーイッグ攻撃作戦前にクロノクルはシャッコーをウッソ少年に奪われるという大失態を演じる

 

U.C.0152年10月 ベスパがヨーロッパのラゲーンに侵攻 ザンスカール戦争が勃発する

宇宙世紀 0152年10月

ザンスカール帝国軍「ベスパ」は地球侵攻作戦を開始し、ヨーロッパ東部の都市ラゲーンを占領する。ベスパはこのラゲーン占領作戦を迅速に、かつ確実に成功させるため「イエロージャケット」と呼ばれる精鋭部隊に実行させた。イエロージャケットは帝国の期待に応えるべく速やかにラゲーン占領し、占領後はラゲーンにあった空港を接収、軍事基地として整備して、ザンスカール帝国軍の地球での橋頭保を築くことに成功する。このベスパによる軍事行動を発端として、後にザンスカール戦争と呼ばれる大戦争が引き起こされることになるのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

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U.C.0149年 リガ・ミリティアがV(ヴィクトリー)プロジェクトを発動

宇宙世紀 0149年

ザンスカール帝国の軍事力に対抗するため、リガ・ミリティアは独自のモビルスーツ開発計画「V(ヴィクトリー)プロジェクト」を発動する。
この頃の地球連邦軍はザンスカール帝国軍「ベスパ」に対抗する実力も気力もなく、新型モビルスーツの開発も行わず旧型機のみを使用しているという惨憺たる状態であり、民間のレジスタンス組織であるリガ・ミリティアが独自に新型モビルスーツを開発せざるを得ない状況になっていた。そこで、リガ・ミリティアは、伝説のモビルスーツ「ガンダム」っぽい機体を生産することを計画する。リガ・ミリティアは民間の組織である自らの活動に正統性を持たせるために、あえて伝説のモビルスーツを踏襲する機体を開発しようとしたと思われる。

この、新ガンダムの開発計画にはザンスカール帝国の野望に反発するサナリィやアナハイム・エレクトロニクス社の優れた技術者が携わることになり、民間組織が開発するモビルスーツではあるが、ガンダムという名に恥じない非常に優れた、最新鋭機が生み出されることになる。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

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Vプロジェクトにより生み出されることになるヴィクトリーガンダム

 

U.C.0149年 サイド2にザンスカール帝国が建国される

宇宙世紀 0149年

この年、サイド2アメリアコロニーの政権与党「ガチ党」はザンスカール帝国の建国を宣言、アメリアは名実ともに地球連邦からの独立を実現した。ザンスカールはマリア・ピァ・アーモニアを女王とする帝国だったが、実際の権力はガチ党の党首フォンセ・カガチが手中に収めていた。
ザンスカール帝国は建国宣言発布後に、サイド2にある他のコロニーを制圧すべく軍を進めることになるが、その強力な軍事組織は、軍を編成する過程で吸収した連邦軍機関の名称を継承し「ベスパ」(BESPA)と呼ばれるようになる。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

【ガンダムウォー】ザンスカール帝国

帝国の最高権力者フォンセ・カガチ (右) と会見するベスパのタシロ・ヴァゴ大佐 (左下) とクロノクル・アシャー中尉 (左上)

 

U.C.0148年 レジスタンス組織 リガ・ミリティア(神聖軍事同盟)が結成される

宇宙世紀 0148年

この頃は宇宙戦国時代と呼ばれる乱れた時代で、恐怖政治を行うガチ党がサイド2で躍進するような世の中になっていたが、ガチ党の躍進と同時に、その危うい潮流に危機感を持つ人々も増加していった。ガチ党の動きに危機感を持った一部の民間人は結束し、ついに自前で軍備を整え、レジスタンス組織 リガ・ミリティア(神聖軍事同盟)を結成する。
リガ・ミリティアの前身となる組織の構想は、0139年にすでに生まれていたのだが、この状況にいたってようやく実戦的な軍事同盟として確立されることになった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

機動戦士Vガンダム SCORE 1

 

U.C.0147年 フォンセ・カガチのガチ党がサイド2「アメリア」で政権を奪取

宇宙世紀 0147年

前年に結党された「ガチ党」はマリア主義支持者の増加と共に党勢を拡大する。勢いに乗るガチ党は 0147年、アメリア政庁で発覚した汚職事件に対し、ギロチンを使って首謀者一味を公開処刑。正義の実行と恐怖の感覚を大衆の心に刻み込んだ同党は、熱狂の中さらに支持者を獲得。ついに、この年にアメリア議会の第一党となり政権を奪取した。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 

 

CHAMBER OF HORRORS 1/18「ギロチン」

ガチ党は、フランス革命後にジャコバン派が行った恐怖政治を模倣するかのごとく、ギロチンを使用して大衆をコントロールしようとした。

 

U.C.0146年 フォンセ・カガチがマリア主義政党「ガチ党」を結成

宇宙世紀 0146年

この年より一年前の0145年、急拡大するマリア主義の影響力に目を付けたフォンセ・カガチは、マリア・ピァ・アーモニアに接触する。カガチは彼女と彼女を支持する集団の協力を得て、0146年、サイド2・アメリアでマリア主義の理想を現実のものとするための政治集団「ガチ党」を結成。ガチ党はその年にアメリア議会の第三勢力になるまでに急成長し、ガチ党の党首であるカガチは短期間で政治的な力を得ることに成功した。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】