ティターンズがハイザックを局地戦用に改修した機体
狙撃用に改良されていてスナイパーのような役割を果たす。グリプス戦役時、サイド2でエゥーゴのモビルスーツを多数狙撃し戦果を挙げたが百式に落とされている。隠れハイザックと呼ばれたりもしていた。
宇宙世紀 0087年11月16日
キリマンジャロ基地攻略作戦によって地球に降り立つことになったクワトロ・バジーナはカラバの協力を得て連邦議会を占拠し地球圏全域に向けた演説をおこなった。
クワトロは演説の中でこれまでのティターンズによる非道な行いを暴露しティターンズと戦うエゥーゴの正統性とエゥーゴへの支持を呼びかける。また、自らが一年戦争で赤い彗星と呼ばれたシャア・アズナブルであること、そしてスペースノイドの権利向上を訴えたジオン・ズム・ダイクンの息子であることを公表しスペースノイドからの支持を強固なものにしようとした。
この演説をきっかけに市民によるティターンズへの見方は一変し今までエリートと呼ばれ信頼されていたこの組織は支持を失っていくことになる。
宇宙世紀 0087年11月2日
この日、ティターンズの拠点のひとつアフリカのキリマンジャロ基地に対しカラバが攻撃を開始した。エゥーゴも呼応して宇宙から基地を攻撃するがティターンズとの戦闘の中でクワトロの百式が地球に落下、百式を救うためウェイブライダーに変形したΖガンダムも大気圏に突入し百式と共に地上に降り立った。
クワトロ(百式)とカミーユ(Ζガンダム)の地球降下は予定外のことだったがそのままカラバの作戦に協力しキリマンジャロ基地に侵入する。基地内でカミーユは実験体にされるフォウ・ムラサメを発見、彼女を救おうとするが実験の影響からかフォウの意識は混濁しており思い通りにいかない。フォウはサイコガンダム2号機に乗りカミーユのΖガンダムと再び戦うことになってしまうがカミーユの呼びかけによって彼と出会った時の記憶を取り戻した。しかし、その直後フォウのサイコガンダムはバイアランの攻撃からΖガンダムを守るため楯となりビームサーベルで機体を貫かれてしまう。その攻撃がもとでフォウは瀕死の状態になりついにはカミーユの腕の中でその短い生涯を終えることになった。
キリマンジャロ基地はアムロをはじめとするカラバの活躍によって破壊されカラバの思い通りに作戦は成功した。
地球連邦軍とティターンズが使用した量産型モビルスーツ
バーザムはガンダムMk-IIの設計を土台にしてティターンズが開発した量産機で、フレームにムーバブルフレーム(内骨格型フレーム)、装甲にガンダリウム合金、コックピットに全天周囲モニター・リニアシートを採用した第二世代モビルスーツとして誕生した。
ティターンズ内でジムIIの後継を期待されて開発されたため汎用性の高さが求められており非常に扱いやすい機体になっている。ビームサーベル、ビーム・ライフルなど基本的な武器を扱えるようになっていて一般兵にとって使いやすかったに違いない。
見た目はモノアイを採用してることもありスペースノイド嫌いのティターンズが開発にかかわったにもかかわらず旧ジオンっぽい雰囲気を醸し出している。頭から突き出た角のような長いアンテナが印象的。
宇宙世紀 0087年10月15日
エゥーゴとアクシズの協力交渉が決裂したとみるやシロッコは速やかにアクシズに接触し協力関係を築く。ジオン軍残党の掃討を名目に組織されたティターンズは大義名分を捨てジオン軍残党であるアクシズと連携することになった。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
エゥーゴの可変戦闘機
Gディフェンサーはただの戦闘機ではなく、ガンダムが使用していた支援機構GパーツのようにガンダムMk-IIと合体することでガンダムMk-IIの航続距離を伸ばし防御力、攻撃力を向上させることができた。
ガンダムMk-IIの背中にGディフェンサーは接続されるが、飛行中はGフライヤーと呼ばれる飛行形態をとり、近接戦闘時はスーパーガンダムと呼ばれるモビルスーツ形態になって戦う。
レーザー砲、バルカン砲、ミサイルやロングライフル等で武装しており純粋な戦闘機としての能力が高いので戦場でガンダムMk-IIと合体せず、Gディフェンサーのみで戦うことも多かった。
カツ・コバヤシがパイロットを務めており、エマ・シーンのガンダムMk-IIと協力しつつグリプス戦役を戦った。
宇宙世紀 0087年10月14日
アーガマクルーはエゥーゴとアクシズの協力交渉を行うため戦艦グワダンに乗り込む。しかし会見する中でクワトロ(シャア)とハマーンの確執が顕在化、交渉は決裂しアーガマクルーは捕えられるがグワダン乗員の練度の低さを利用し脱出に成功する。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】