宇宙世紀 0153年4月27日
リガ・ミリティアはこの日、巨大加粒子砲による地球への直接攻撃を止めるため、宇宙要塞カイラスギリーに攻撃を仕掛ける。カイラスギリーはまだ建設途上であったが、それを守るベスパのカイラスギリー艦隊の規模は非常に大きく、巡洋艦を2隻しか持たないリガ・ミリティアにとってこの攻撃は賭けに近いものがあった。
リガ・ミリティアは自身の小戦力を補うべく、カイラスギリー艦隊に向けて太陽電池衛星ハイランドからマイクロウェーブを照射、カイラスギリー艦隊の兵士に頭痛や腹痛といった体調不良を起こさせた上で、要塞に突撃を敢行する。
リガ・ミリティアはアレキサンドリア級ガウンランドを無人にしてリモコン操作しカイラスギリー艦隊中央を突破、ガウンランドに敵の攻撃が集中する間に、リーンホースが敵旗艦のスクイード1に突撃を仕掛け接舷、スクイード1に乗り込んだリーンホース乗員は白兵戦を遂行、敵旗艦を乗っ取ることに成功した。
艦隊をズタズタにされ、旗艦まで奪われたベスパは、カイラスギリーを放棄せざるを得ず、スクイード2を中心に残存艦艇を集め撤退した。
先の戦いで宇宙を漂流してしまうことになったシャクティ達は、ベスパの哨戒艇に救助されスクイード2で保護されていたのだが、同じスクイード2に乗艦していたカテジナによってシャクティたちが無事であることが、この戦いのさなかにリガ・ミリティアに伝えられている。また、カイラスギリー攻防戦の戦場を探索していたハロによってもシャクティたちの無事が確認されている。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
カイラスギリー艦隊司令のタシロ・ヴァゴ大佐。戦力は圧倒的に優勢なはずだったが、たった2隻のリガ・ミリティア艦隊にカイラスギリーを奪われるという大失態をおかしてしまう。
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この戦いに投入されたモビルスーツの一部