宇宙世紀 0080年2月18日
地球連邦政府とジオン共和国政府は終戦条約であるグラナダ条約を締結。この条約締結により名実ともに一年戦争が完全に終結した。
宇宙世紀 0080年2月18日
地球連邦政府とジオン共和国政府は終戦条約であるグラナダ条約を締結。この条約締結により名実ともに一年戦争が完全に終結した。
宇宙世紀 0080年1月1日
ア・バオア・クーが陥落しザビ家の指導者をことごとく失ったジオン公国は政体を共和制に移行させた。 ジオン共和国は月のグラナダで地球連邦政府と終戦協定を結んだが、降伏したにもかかわらず残っている戦力を背景に制限付きの自治権を獲得するなどある程度の譲歩を得ることに成功した。
しかし、ジオン共和国を連邦の傀儡とみなしそれを認めない公国軍残存戦力はドズル・ザビの赤子ミネバを奉じアステロイドベルトのアクシズに向かった。シャア・アズナブルもこの勢力と行動を共にする。 一方ジオン共和国を認めず、アクシズにも向かわなかった艦隊はエギーユ・デラーズ大佐によってまとめられ地球圏に留まった。
宇宙世紀 0079年12月31日
ソーラ・レイ照射により戦力の30パーセントと最高司令官を失い混乱の中にあった地球連邦軍艦隊だったが「星一号作戦」の続行を決定、ホワイトベースを基点に艦隊を再編成しア・バオア・クーに進撃する。
一方ア・バオア・クーはギレン・ザビ総帥指揮のもと総力を持ってこれに応戦し一時はジオン公国軍が優勢に戦いを展開する。 しかし、キシリア・ザビによるギレン・ザビ殺害という司令部の混乱が発生し連邦軍に上陸させる隙を与えることになった。
その頃シャアはキシリアに与えられたジオングでアムロのガンダムと激戦を繰り広げていた。 ジオングはニュータイプ専用機でありガンダムより性能は格段に優れていたが、シャアをもってしても アムロのガンダムを落とすことができず相討ちに持ち込むのが精いっぱいだった。モビルスーツを失ったシャアとアムロはノーマルスーツでさらに戦いを続けるが最終決着をつけることはできなかった。
ア・バオア・クーでジオン公国軍はよく戦っていたが連邦軍の猛攻の前に徐々に守勢に立たされることになる。 敗色が濃厚だと判断したキシリアはザンジバルでア・バオア・クーから脱出しようとするが、ザビ家打倒を目論むシャアによる狙撃で死亡。ザンジバルはサラミスによって撃沈された。
宇宙世紀 0079年12月30日
地球連邦軍はジオンの最終防衛拠点ア・バオア・クーを抜きジオン本国を制圧することを目標にした「星一号作戦」を実行せんがため艦隊を集結させつつあった。
ア・バオア・クーにいたギレン・ザビはこの動きを察知し完成したばかりのコロニーレーザー「ソーラ・レイ」を使用、集結していた連邦軍艦隊を薙ぎ払う。
レーザー砲の軸線上にいた連邦軍艦艇は蒸発、連邦軍は戦力の3割を一瞬の間に失うことになった。またこの時、和平交渉のため独断で連邦軍と接触しようとしていたデギン・ザビ公王も光の中に包まれ、連邦軍司令のレビル将軍と共に死亡している。
宇宙世紀 0079年12月
ホワイトベースはア・バオア・クー前方宙域でシャアのザンジバル艦隊の攻撃を受ける。 シャアは艦隊による砲撃戦の後モビルスーツ戦を実施し自らはゲルググで出撃、ララァ・スンにはエルメスで出撃させた。
その戦場でララァとアムロは再び対峙するがニュータイプ同士、意識が共鳴しあう。 シャアは二人に割って入りアムロを討とうとするが、妹セイラの邪魔が入ったため逆に絶体絶命の状況に陥ることに。 アムロがシャアにとどめを刺そうとした次の瞬間、ララァのエルメスはゲルググの楯になりガンダムの目前に現れる。 アムロは避けきれずガンダムのビームサーベルがエルメスを貫いてしまった。
ララァは残り数秒の命の中でアムロと感応し合い 人の未来を見る。その後エルメスとともに閃光の中に消えた。
宇宙世紀 0079年12月25日
連邦軍がソロモンを占領した直後、ソロモン宙域に駐留していた連邦軍艦艇が謎の攻撃によって次々に撃沈された。
謎の攻撃の正体はジオン軍のニュータイプ専用モビルアーマー・エルメスのビットによる遠隔攻撃であったが、連邦軍は敵を捕捉できず恐怖におののいた。
同日、サイド6リボーコロニーではジオン軍特殊部隊「サイクロプス隊」の生き残りであるバーナード・ワイズマンがガンダムNT-1に最後の戦いを挑んでいた。
ワイズマンのザクII 改は性能的にも圧倒的に有利なガンダムNT-1を戦闘不能状態まで追い込むが、自身はビームサーベルで貫かれ爆発しパイロットのワイズマンも戦死した。
宇宙世紀 0079年12月24日
「チェンバロ作戦」を進めていた地球連邦軍はついにこの日ソロモンへ進撃する。ティアンム率いる連邦軍主力の第二艦隊は要塞の機能を破壊するためソーラ・システムを使用しソロモンを焼いた。ソーラ・システムを照射され大打撃を受けたソロモンは連邦軍のモビルスーツ隊の上陸をゆるし守勢に立たされることになる。
圧倒的な連邦軍戦力の前に敗北は免れないと自覚したドズル・ザビ司令はソロモンを放棄することを決意し自軍に撤退を命令、ドズル自身は巨大モビルアーマーのビグザムで出撃し自軍が撤退できる猶予を作り出そうした。
ドズルのビグザムはその圧倒的火力で連邦軍の艦艇を次々と血祭りに上げていき、連邦軍第二艦隊司令のティアンム中将もその火力の餌食になっている。
連邦軍はビグザムの進撃を止められず手をつけられない危機的な状況にあったが、そんな中ホワイトベース所属のスレッガー・ロウ中尉の宇宙戦闘機とアムロ・レイのガンダムが出撃、スレッガーの命をかけた特攻によってビグザムの近接防御系統に穴が開きガンダムはビグザムに肉薄することに成功、最後はビームサーベルでコックピットを貫きビグザムを撃破した。
ジオン公国は重要拠点ソロモンを失ったことでソロモンと月のグラナダ市、ア・バオア・クーを結ぶ最終防衛ラインの一角を崩された形になってしまい、サイド3のジオン本国が危険にさらされる状況に追い込まれてしまった。
宇宙世紀 0079年12月22日
サイド3の密閉型スペースコロニー「マハル」を巨大レーザー砲に改装するため住民150万人の強制疎開が実施される。ジオン公国の最終防衛線(月とア・バオア・クー)を連邦軍に突破させないため、ギレン・ザビが主導して行われた。
宇宙世紀 0079年12月19日
北極基地襲撃でガンダムNT-1の奪取に失敗したジオン軍サイクロプス隊は、当初の目的を達成するためルビコン計画を実施する。
サイド6リボーコロニーにガンダムNT-1が存在することをつかんだサイクロプス隊は、事前にケンプファーをコロニー内に搬入、ルビコン計画実行と共にケンプファーを起動しガンダムNT-1を襲った。
ケンプファーがガンダムNT-1に迫る前に連邦軍のスカーレット隊がそれを阻止しようとするがケンプファーにすべて撃破される。
ケンプファーはついにガンダムNT-1に肉薄し戦闘状態に入るがチョバムアーマーを装備したNT-1にケンプファーの攻撃は通用せず、逆にガトリングガンで乱射され撃破された。
この戦闘でサイクロプス隊はバーナード・ワイズマン一人を残して全滅、ルビコン計画は完全なる失敗に終わった。
宇宙世紀 0079年12月16日
ジオン公国フラナガン機関の技術をもとに本格的なニュータイプ専用機エルメスが開発される。エルメスはビットと呼ばれる小型ビーム砲を遠隔操作することにより敵に対してオールレンジ攻撃を行うことができる画期的なモビルアーマーだった。