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ZMT-S16G メッメドーザ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の地上用試作モビルスーツ

メッメドーザは既に戦場に投入していた地上用モビルスーツのデータを活用して開発が進められた機体で、重力下における機動力の強化を主眼に置いて試作された。

本機は両肩にあるダブルビームローターにより両腕をふさがれることなく空中戦を優位に戦うことが可能だったうえ、両足に付いた熱核ジェットエンジンによって飛行形態に変形することなく空中を自由に動くことができた。また、中長距離攻撃力も非常に高く、両肩に搭載されたメガビームガンや胸部のメガマシンキャノンは他のモビルスーツを圧倒するほどの火力を誇っている。そのほかの武装はビームサーベル、ビームライフル、ビームシールドなど。

ベスパ(イエロージャケット)がアーティ・ジブラルタルに侵攻した際に実戦に投入され、リガ・ミリティアのシュラク隊ケイト・ブッシュ機を打ち破るなど戦果をあげるが、ウッソのヴィクトリーガンダムとの戦闘でコックピットを破壊され機能を停止した。パイロットはクワン・リー
 
 

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U.C.0153年4月16日 ベチエンを発ったリガ・ミリティアの一部が旧バルセロナに到着

宇宙世紀 0153年4月16日

ベチエンを発ったリガ・ミリティアの輸送機2機はアイルランドを目指し西に向かおうとしたが、ベスパの戦力がその前に立ちふさがる。進路をふさがれたリガ・ミリティアの部隊は西への移動をあきらめ南下することを決意、ウッソのヴィクトリーガンダム(トップ・ファイター)は先行して旧バルセロナに立ち寄った。

旧バルセロナ市街もザンスカール戦争による戦禍を免れることはできず、町の多くが破壊されていたが、生き残ることができた住民はたくましく生活していた。戦争によって被害を受けた旧バルセロナ住民のザンスカール帝国に対する感情は非常に悪く、ベスパを毛嫌いする人が多かったが、そんな中、ベスパは町の広場にギロチンを設置しようとする。
ベスパはザンスカール帝国に反抗的な住民をギロチンの恐怖によってコントロールしようとしたのだが、その強圧的な行為が住民を刺激し暴動が発生、暴動のきっかけを作った住民はベスパによって射殺されてしまった。

その惨劇を見てしまったウッソはヴィクトリーガンダム(トップ・ファイター)でギロチンを破壊、続いてベスパのトムリアット部隊と交戦する。マーベットとオリファーの援護を受けたウッソはクワン・リーのトムリアットを大破させ、ファラ・グリフォンのモビルアーマー「リカール」にも損傷を与えた。ベスパ部隊を退かせることに成功したリガ・ミリティアの部隊はさらに南下しアーティ・ジブラルタルを目指すのだった。
 
 

ウッソたちが立ち寄った旧バルセロナ