宇宙世紀 0084年9月21日
シャア・アズナブルがアステロイドベルトから地球圏に帰還。地球連邦軍のクワトロ・バジーナという人物の軍籍を非合法に手に入れ連邦軍に所属する。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
宇宙世紀 0084年9月21日
シャア・アズナブルがアステロイドベルトから地球圏に帰還。地球連邦軍のクワトロ・バジーナという人物の軍籍を非合法に手に入れ連邦軍に所属する。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
宇宙世紀 0083年12月4日
この日、ジャミトフ・ハイマンがジオン軍残党狩りを目的とした精鋭部隊「ティターンズ」を地球連邦軍内部に結成した。ジャミトフはジオン公国残党の反乱であったデラーズ紛争を利用して自分の思い通りにできる軍事力を獲得し「地球至上主義」による世界の構築を目指すのだった。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
地球連邦軍ティターンズの量産型モビルスーツ
ジム・カスタムを基礎にして開発された機体。ティターンズの主力機として生産されスペースノイドを締め付けるために活用された。この機体のベースになったジム・カスタムはジム系とガンダムNT-1(アレックス)系の技術で生産されており、当然ジム・クゥエルもその2つの系統の技術を受け継いでいる。
バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ジム・ライフル(実弾)などで武装し高水準の機動力を持ち、ジムと名がつくだけあって汎用性の高いマシンに仕上がっていた。機体は深い青系の色で塗装されていてシックな印象を受ける。いかにもティターンズらしい色合い。
デラーズ紛争が勃発した宇宙世紀0083年に配備されつつあったが、宇宙世紀0087年に始まったグリプス戦役時には旧式化してしまっている。
地球連邦軍の試作モビルスーツ
ガンダム試作3号機(デンドロビウム)全体をコントロールするために中央に組み込まれている。
ガンダム試作3号機(デンドロビウム)はモビルアーマーっぽい部分とモビルスーツ部分で構成されているが、ステイメンはモビルスーツ部分を担当している機体。敵に防衛ラインを突破され近接攻撃をされた場合、ステイメンを分離することによって機動的に対処できた。
出力2,000kW、総推力188,800kgという優れた能力を持ち、単体でもガンダム試作1号機フルバーニアンに比肩しうるほどの機動力を誇っておりただのコントロール用モビルスーツではなく隊モビルスーツ戦でも威力を発揮できる性能を保持していた。モビルスーツとしての能力が非常に高い本機だが、デラーズ紛争で使用された際、モビルスーツ単体で活躍できる場はあまり多くなくその真価を発揮することはできなかった。
モビルアーマーっぽい部分「オーキス」と結合しガンダム試作3号機(デンドロビウム)として運用されているときは、オーキスが大きすぎて体が飲み込まれているように感じてしまいその異様さが際立つが、単体でみると普通のガンダムに見えるので少しほっとする。
宇宙世紀 0083年11月13日
デラーズ・フリートはコロニーを地球の穀倉地帯(北アメリカのウィルバー)に落とし「星の屑作戦」を成功させたが、物量に勝る連邦軍の猛攻を受け壊滅する。
アナベル・ガトーのノイエ・ジールはガンダム試作3号機デンドロビウムと死闘を演じたが、ソーラ・システムの第二射を受け機体を損傷する。 傷ついたガトーはアクシズ先遣艦隊を目指し連邦軍の包囲を突破しようとするがそれも叶わず最後は連邦軍艦艇に特攻した。
戦いを見とどけたアクシズ先遣艦隊はデラーズ・フリートの残兵を回収しアクシズに撤退した。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
地球連邦軍が開発した拠点攻略・拠点防衛用モビルスーツ?
モビルアーマーとモビルスーツが合体したような機体で、モビルアーマーっぽい部分の「オーキス」とモビルスーツ部分のガンダム試作3号機「ステイメン」で構成されている。
「オーキス」部分は非常に巨大で全長は140メートルに達し、その巨体には大型のメガ・ビーム砲、大型ビームサーベル、爆導索、集束ミサイル、マイクロミサイル等の凄まじい数の強力な武器が搭載されておりさながら動く武器倉庫といった感じを受ける。このように恐ろしいほどの火力を保持しているうえに防御力も優れており、Iフィールドを発生させて敵の中長距離ビーム攻撃を弾き飛ばす。
拠点攻略・拠点防衛用ならモビルアーマーっぽい部分だけで十分ではないかと思ってしまうが、ガンダム試作3号機「ステイメン」をわざわざ合体させて運用するのはそれなりの理由がある。過去にジオンが開発し運用したビグ・ザム、ブラウ・ブロといったモビルアーマーは最後はその巨体の懐に入り込まれ近接攻撃によって撃破されたという事実があり、本機が敵に弾幕を突破され懐に入り込まれ場合、ステイメンを切り離して機動的に対処できるようモビルアーマー部分とモビルスーツ部分に分けて構成しているのだった。
デラーズ紛争でコウ・ウラキはこの機体に乗りアナベル・ガトーのノイエ・ジール(モビルアーマー)と戦うがノイエ・ジールを破壊しようとしたバスクが放ったソーラ・システムII の直撃を受け大破、損傷を受けたノイエ・ジールはその場から離脱しコウ・ウラキはガトーと決着をつけることはできなかった。
シーマ艦隊に所属する試作モビルスーツ
地球連邦軍の「ガンダム開発計画」で生産されるはずだったガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を基に開発された機体。
ガンダム試作4号機(ガーベラ)はその他のガンダム試作機と共に開発される予定だったがガンダム試作1号機と設計思想が似通っていいたため生産を見送られる。しかしアナハイム・エレクトロニクス社はそのガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を無駄にせず、それをもとにして新たなモビルスーツを開発、自社の技術向上に生かそうとした。本来ならこの世に登場するはずのなかったモビルスーツだったが、前記のような経緯があって何とか復活生産されたのが本機、ガーベラ・テトラである。その後、ガーベラ・テトラはアナハイム・エレクトロニクス社からシーマ艦隊の手に渡り、シーマ・ガラハウの専用機となった。
機体色は薄い朱色。もとはガンダムの設計を流用しているが、見た目は旧ジオン系でモノアイを採用している。背部に巨大な三角コーン(工事現場にあるやつ)のようなシュツルムブースターを装着することができシュツルムブースター装着時の総推力は316,000kgに達した。両肩部には非常に目立つ巨大なスラスターがあり、見た目からも機動力が高いことがわかる。
宇宙世紀0083年11月12日、デラーズ・フリートがコロニー落とし作戦を順調に進める中、シーマはデラーズに対して反乱を起こす。しかしシーマはグワデンの占拠・デラーズの生け捕りに失敗しガーベラ・テトラでシーマ艦隊に帰投しようとするが、そのタイミングで反乱情報を知らないガンダム試作3号機(デンドロビウム)がシーマ艦隊を攻撃、旗艦リリー・マルレーンをはじめ数隻を撃沈した。
次々と自軍の艦艇が沈められていくのを目の当たりにしたシーマは怒りガーベラ・テトラでデンドロビウムに立ち向かうが、モビルアーマークラスの圧倒的火力を持つデンドロビウムの前に敗北。最後はメガ・ビーム砲を接射されシーマとガーベラ・テトラは共に宇宙の塵になった。
ジオン公国軍の大型宇宙戦艦
旗艦の役目を負っているグワジン級の艦でエギーユ・デラーズが乗艦していた。
一年戦争時デラーズはグワデンでア・バオア・クー最終決戦に参加するが、ギレン・ザビが死亡したことと敗北が不可避であったことから再起を図るため彼の艦隊と共に戦場から離脱した。一年戦争後デラーズはスペースノイドの意地を見せるべく連邦に一撃を与えんがため、秘密基地「茨の園」を建設し艦隊を整える。そしてグワデンは常にその中心として機能していた。
対連邦攻撃の準備を整えたデラーズはついに蜂起、彼の艦隊デラーズ・フリートと共に地球へのコロニー落としを実行しようとするが作戦途上でシーマ・ガラハウの反乱に会いグワデン艦内で死亡。その後しばらくしてグワデンも連邦の攻撃によって撃沈されたらしい。このようにグワデンは常にデラーズと共にあり最後も彼の死につき従うようにして沈んだ。
宇宙世紀 0083年11月12日
地球連邦軍と通じていたシーマ・ガラハウの裏切りによりエギーユ・デラーズが死亡。
デラーズ・フリートによる地球へのコロニー落としを防ごうと連邦軍はソーラ・システムでコロニーの破壊を試みるが失敗。
シーマ・ガラハウおよびシーマ艦隊は連邦軍アルビオン隊の攻撃により撃破される。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
デラーズ・フリートはスペースコロニー(アイランド・イーズ)を月のフォン・ブラウン市に落下させる軌道に乗せたが それは連邦軍艦隊を月に引き付けるための作戦だった。月に接近したコロニーは推進機関を起動、地球に落下するコースに乗る。 連邦軍艦隊は月まで追ってきたが燃料を使い切りそれ以上コロニーを追うことはできなかった。
デラーズ・フリートによるコロニー落とし作戦は順調に進んでいるように見えたが、連邦軍と内通していたシーマ・ガラハウの反乱によりデラーズは捕縛される。 そのうえ、シーマの情報により地球へのコロニー落としを事前に知っていた連邦軍は、コロニーを破壊するためソーラ・システムを展開し待ち受けていた。
シーマの裏切りにより作戦遂行が困難になったかに見えたデラーズ・フリートだが、 指揮官デラーズは自分の屍を越えてでも作戦を続行するようガトーに命令する。その直後、デラーズはその言葉に狼狽したシーマによって銃で撃たれ死亡。 ガトーはデラーズの意志を受け継ぎノイエ・ジールでソーラ・システムを攻撃しコロニーを守ることに成功した。
デラーズの確保に失敗したシーマはガーベラ・テトラでシーマ艦隊に帰還しようとするが、コウ・ウラキのガンダム試作3号機に旗艦リリー・マルレーンを撃破され他のシーマ艦隊艦艇も次々に撃沈されてしまう。 シーマはガーベラ・テトラでガンダム試作3号機に戦いを挑むが、モビルアーマーに匹敵する火力をもつガンダム試作3号機の前に敗れ去った。