地球連邦軍のニュータイプ専用モビルスーツ
地球連邦軍のUC計画に沿う形でアナハイム・エレクトロニクス社が製造した機体。
全身の骨格にサイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)を使用した超高級機で、ニュータイプの精神波を全身で受け止めることができ、今までのニュータイプ専用機をはるかに凌駕する即応性を持っていた。あの伝説のモビルスーツνガンダム(ニューガンダム)ですらごく一部にしかサイコフレームを使用していない。
普段は真っ白で一本角が特徴的なスマートな機体だが、NT-Dと呼ばれるシステムが作動した時は一本角が二本に割れ、全身のサイコフレームをところどころ露出させたガンダムタイプに変身する。この状態のことはデストロイモードと呼ばれ、サイコフレームが発光し尋常でない機動力と防御力を発揮する。
また、本機にはLa+(ラプラス)と呼ばれる謎のシステムが組み込まれている。このシステムはラプラスの箱(地球連邦政府を揺るがすほどの何か)を開くことができる鍵であるらしい。
ラプラス戦争勃発時、ユニコーンガンダムはビスト財団のカーディアス・ビストの手にありインダストリアル7に保管されていた。La+(ラプラス)システムが組み込まれた本機を巡って連邦軍と袖付き(ネオ・ジオン)の争いの火ぶたが切られコロニー内が混乱する中、偶然にも学生のバナージ・リンクスによってユニコーンガンダムは起動される。16歳の少年バナージはこうしてこの戦争に当事者として関わることになった。ユニコーンガンダム起動時にバナージの生体情報がLa+(ラプラス)に登録されたため、それ以降彼以外がこの機体を操縦することはできなくなっている。