ジオン公国軍の試作型モビルスーツ
強襲能力を重視して開発された機体。背部に大きなスラスターをいくつも備えていることからもわかるように大きな推進力を持ち、また、全身に配置された姿勢を制御するための噴射ノズルの多さからもわかるように、非常に高いバランス能力を持っている。この大きな推進力と高いバランス能力によって重力がある環境でも地面すれすれに飛行することが可能で物陰に隠れて敵に接近し敵を急襲することができる。
頭にはバルカン砲があり、機雷、ショットガン、ロケット砲、ビームサーベル等など多種多様な武器で武装することが可能で攻撃力に優れている。その上、背中に2基のジャイアントバズを装着することが可能で過剰とも思えるほどの火力を誇る。外観のデザインも非常に美しく単純にかっこいい。
このようにケンプファーは推進力、機体のバランス能力、攻撃力、デザインとそれぞれの能力がとても優れていて一年戦争の中で活躍したモビルスーツの中でも特別にバランスのとれた機体と思われる。
ジオン公国軍サイクロプス隊はガンダムNT-1を奪取するためルビコン計画を発動、サイド6の連邦軍基地をケンプファーで強襲する。ケンプファーは連邦軍のスカーレット隊をたった一機で全滅させるなど大きな戦果を挙げたが、最後はニュータイプ専用機ガンダムNT-1の前に敗れ去った。