F90 ガンダムF90

地球連邦軍の試作モビルスーツ

サナリィ(海軍戦略研究所)が進めていたフォーミュラ計画(小型モビルスーツを開発するための計画)によって製造された小型モビルスーツ。頭頂高が14.8メートル、本体重量が7.5トンであり過去のモビルスーツより大幅にダウンサイジングされているうえ、3,160kWに達する高い出力を発出できる優れた機体だった。

武装はビームサーベル、ビームライフル、バルカン砲などで特に特徴のある武器を持っているわけではないが、その優れた機動性による高い近接戦闘能力を保持していた。

宇宙世紀0111年に行われた連邦軍の選考会でアナハイム・エレクトロニクス社のMSA-0120と次期主力モビルスーツの座を競い勝利している。 ガンダムF90が開発されるまでいくつかの小型モビルスーツが開発されてきたが、それらは既存のモビルスーツの能力を何とか維持したまま小型化したものに過ぎず、「小型化したうえでそれまでのモビルスーツの能力を凌駕したい」という連邦軍の要求に答えられずにいた。本機はその連邦軍の要求に初めて応えられた機体で、その後のモビルスーツ開発に大きな影響を与えた重要な機体だった。

 

1/100 ガンダムF-90 (機動戦士ガンダムF90)