「MS」カテゴリーアーカイブ

RGΖ-95 リゼル

地球連邦軍の量産型可変モビルスーツ

リ・ガズィの後継として生産された機体。リ・ガズィの系譜を持つ機体ということなので必然的にΖガンダム系のモビルスーツになるのだが、飛行形態時はΖガンダムのようなウェーブライダー形態ではなくメタスのようなモビルアーマー形態に変形する。
操作性、運動性などが優れていて、Ζガンダム系の可変モビルスーツであるにもかかわらず一般兵にも扱いやすいバランスのいい機体に仕上がっている。ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、グレネードランチャー等の武器を携帯することが可能。

地球連邦軍ロンド・ベル隊に配備されラプラス戦争を戦った。

MG 1/100 RGZ-95 リゼル (機動戦士ガンダムUC)

NZ-666 クシャトリヤ

ネオ・ジオン軍(袖付き)のニュータイプ専用モビルスーツ

第一次ネオ・ジオン戦争でネオ・ジオンが使用したクィン・マンサをベースに開発された機体。かつてのクィン・マンサは単機に圧倒的破壊力を持たせたため頭頂高が40メートル近い巨体になってしまっていたが、クシャトリヤはその後の技術革新(サイコフレーム技術の発展等)によりその圧倒的破壊力を保ったまま小型化することに成功する。

体の周りにはスラスター・武器・ファンネル格納庫の役割を持つ巨大なバインダーが4基備え付けられていて、その変わった姿から連邦軍に「4枚羽」という呼ばれ方もしているが、機体が緑なこともありむしろピーマンのように見えなくもない。
胸部やバインダーに装備されている12門のメガ粒子砲の他、24基のファンネル、ビームサーベル、ビームガトリングガンなど多数の武器で武装し戦艦を凌駕するほどの圧倒的火力を誇っていた。

パイロットはマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)が担当しラプラス戦争に投入された。
 

HGUC 1/144 NZ-666 クシャトリヤ (機動戦士ガンダムUC)

 

RGM-89S スタークジェガン

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

ジェガンをベースに長距離攻撃を重視し改良した機体。両肩に巨大な3連装ミサイル・ポッドを装備していて一見して普通のジェガンとは違うことがわかる。装甲も強化されていて脱着可能なアーマーを装備しており、不要になった時は戦闘中でも分離することができた。また、必要時には核弾頭で武装することも想定して設計されている。

ラプラス戦争でニュータイプ専用機クシャトリヤと戦い、ファンネル網を突破して近接戦闘に持ち込むなど健闘するが惜しくも敗れ撃破された。
 

HGUC 1/144 RGM-89S スタークジェガン (機動戦士ガンダムUC)

 

RX-93 νガンダム

地球連邦軍のアムロ・レイ専用モビルスーツ

アナハイム・エレクトロニクス社が製造を担当した第四世代モビルスーツでアムロ・レイ大尉が設計に関与して開発された。機動歩兵兵器としての能力を最大限に発揮するように設計されたため、Ζガンダムのような可変機構は無く、常にモビルスーツ形態を保つシンプルな構造になっている。

本機はニュータイプ専用機で最新技術のサイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)をコックピット部分に使用しており、機体の軽量化とフレーム強度の強化、反応速度の短縮や運動性の向上が図られている。元々νガンダム(ニューガンダム)にサイコフレームを採用する予定はなかったが、開発中にどこからかこの最新技術情報が流れてきたため急きょ採用することになったという経緯がある。

νガンダム(ニューガンダム)はガンダムとして初めてファンネルを装備した機体でフィン・ファンネルと呼ばれる大型のファンネルを6基背中に背負っている。巨大なフィン・ファンネルはメガ粒子砲を搭載し非常に強力な攻撃力を持っている他、Iフィールド・ジェネレーターの機能も有しておりνガンダムをビーム攻撃から守るバリアを創出することができた。
フィン・ファンネル以外にビームライフル、ビームサーベル、バルカン砲といった基本的な武器も携帯しており、その他ハイパー・バズーカやシールドに搭載されたビームキャノン等多種の武器で武装することができる。
このようにνガンダム(ニューガンダム)はガンダムシリーズ最強といっても過言ではないくらい圧倒的に優れたモビルスーツとして完成したが、アムロ・レイのためだけに設計・調整がなされているため、他のパイロットによる操縦が難しくなっている。

νガンダム(ニューガンダム)はアムロが所属するロンド・ベル隊に配備され第二次ネオ・ジオン戦争に参加、ギュネイ・ガスのヤクト・ドーガを落とすなどの活躍を見せた。戦争最終局面、アクシズが地球に落下しようとする中シャアのサザビーと一騎打ちを繰り広げ、シャアに勝利。νガンダム(ニューガンダム)はシャアが乗ったサザビーの脱出用ポッドを手にしたままアクシズに向かいその巨大な小惑星を押し戻そうとする。その姿を見た連邦軍とネオ・ジオンのモビルスーツは敵味方関係なくνガンダムと共にアクシズを押し戻そうとするが、落下が始まったアクシズの表面で次々と爆散していった。もうアクシズの落下を止められないと誰もが思ったその時、緑色の光がνガンダムから放出される。その光はνガンダムのサイコフレームと人々の意思が共振して発せられたものなのか瞬く間にアクシズ全体を覆いオーロラのように地球の周りを駆け抜けていった。その直後、アクシズは地球の引力圏から離れ奇跡的に地球への落下は防がれた。このνガンダムが起こした奇跡により地球は破滅から救われたが、この奇跡の後νガンダムは消息不明になってしまっている。こうしてνガンダム(ニューガンダム)は、たった一機で地球を救った伝説的なモビルスーツとなったのであった。

MG 1/100 RX-93 vガンダム Ver.Ka (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

MSN-04 サザビー

ネオ・ジオンのシャア・アズナブル専用モビルスーツ

地球の寒冷化を実現すべくネオ・ジオン軍がその技術を結集して開発した究極のニュータイプ専用モビルスーツでシャア・アズナブルが使うことを前提に設計が施された機体。

ネオ・ジオン軍が開発した新技術サイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)をボディーに組み込むことで精神波感応能力及び機体追従性の向上と機体の小型化を同時に実現している。ちなみにシャアは、互角の性能を持ったモビルスーツでアムロと決着を付けたいという個人的な思いから、このサイコフレームに関する技術情報を意図的に連邦軍に流出させている。いつも冷静な判断をするシャアがこのようなリスクのある行動をとったのは、彼の心の奥底に自分の罪深い行為をアムロに止めてもらいたいという願望があったからかもしれない。

本機は背中にファンネルを6基搭載しオールレンジ攻撃ができるほか、腹部中央に設置された強力な拡散メガ粒子砲で敵を一掃することができた。手持ちの武器も強力で、ビーム・ショット・ライフル、ビーム・サーベル、ビーム・トマホークなどを携帯でき白兵戦能力も高い。また、強力な動力機関を採用することで最大3,960kWの力を発揮し推進力も23メートルのモビルスーツとは思えないほど強力なものだった。
サザビーはこのように攻撃力も機動力も他のモビルスーツを圧倒する能力を持っており、モビルスーツの形をしたモビルアーマーといっても過言ではない力を保持していた。その高い能力以上に見た目も比類ないくらいのカッコよさで、赤い彗星シャアが最後に乗ったモビルスーツとしてふさわしい機体だったといえる。

第二次ネオ・ジオン戦争でシャアは本機に乗りアムロのνガンダム(ニューガンダム)と決戦を行う。これはシャア自身が望んでいた戦いだが、激戦の結果アムロに敗北し脱出用ポッドで脱出せざるを得ない状況に追い込まれた。
 
 

MG 1/100 MSN-04 サザビー メタリックコーティングバージョン (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

NZ-333 α・アジール

ネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルアーマー

地球寒冷化作戦を成功させるためネオ・ジオン軍が開発した巨大決戦兵器で全長は100メートルを超える。デラーズ紛争に使用されたアクシズ製のモビルアーマー、ノイエ・ジールの後継機で非常に攻撃力が高い。機体制御にサイコミュを使用しているためニュータイプ及び強化人間にしか操作することができないのでパイロットはニュータイプのクェス・パラヤが担当している。
クェスは元々ネオ・ジオン軍の人間ではなく一般市民だったのだが、ネオ・ジオン軍に偶然そのニュータイプ能力を認められ急遽パイロットになった。とても大胆な抜擢だと思えるが、このことはクェスを超えるニュータイプが存在しないというネオ・ジオンの人材不足を露呈する人事だったともいえる。

本機はその巨体に大型のファンネル9基とジオングのような有線式のアーム砲を持っていてオールレンジ攻撃をやりたい放題できた。遠隔操作系以外の武器も搭載していて、口にあたる部分にメガ粒子砲、側頭部や額にバルカン砲がある。なぜかはわからないが一般的な火砲を顔面に集中させている。防御能力も優れていて、ノイエ・ジールと同じくIフィールドジェネレーターを搭載し中長距離からのビーム攻撃を無効化することができた。
足のように見える巨大なプロペラントタンク兼推進機関を二本装着することで長距離を移動することができるようになり、多くの作戦に参加できるようになっている。

クェスのα・アジール(アルパ・アジール)はアクシズ落としを成功させるため、邪魔をする連邦軍の駆逐を目指して出撃。たった一機で多くのロンド・ベル隊機を撃破する活躍を見せるがアムロのνガンダム(ニューガンダム)と戦いダメージを受ける。その戦場に知り合いのハサウェイ・ノアが乗ったジェガンが現れ戦いをやめるよう説得されるがクェスは言うことを聞かない、そんな中チェーン・アギのリ・ガズィが放ったミサイルの直撃を受け撃破された。
 

ガンダムコレクション 1/400 MZ-333 α・アジール

 

MSN-03 クェス・パラヤ専用ヤクト・ドーガ

ネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルスーツ

アナハイム・エレクトロニクス社がギラ・ドーガをベースに開発した機体。ニュータイプや強化人間が操作することを前提にしたマシンで機体の一部にサイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)を使用している。ファンネルを6基搭載しオールレンジ攻撃が可能の他、ビームサーベルで武装し近接戦闘も得意だった。また、シールドには4連装のメガ粒子砲があり防御の他に敵を攻撃することができる。

元々連邦軍高官の娘だったクェス・パラヤはその高いニュータイプ能力をシャアに利用され、本機のパイロットとしてネオ・ジオン軍に参加することになる。クェス機はギュネイのヤクト・ドーガとは違い赤く塗装され頭にあるアンテナも短い。また、持っている武器もギュネイ機と少し違いメガ・ガトリングガンを装備している。

本機は第二次ネオ・ジオン戦争に投入されルナツー制圧作戦に参加。戦闘中、連邦軍のクラップ級巡洋艦のブリッジに父親が乗っているのを知らずそれを破壊してしまい父の命を奪ってしまっている。ブリッジは破壊したが船自体は沈められず、反撃を受けて機体を損傷し撤退した。
 

HGUC 1/144 MSN-03 クェス・エア専用 ヤクト・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

AMS-119 レズン・シュナイダー専用ギラ・ドーガ

ネオ・ジオンの量産型モビルスーツ

指揮官専用のギラ・ドーガでレズン・シュナイダーのものは青く塗装されていた。かつてのシャア専用ザクII のように頭部にはアンテナが立っている。ビーム・ライフルで武装しているがこれは指揮官機専用の武器であり、一般兵用のギラ・ドーガはビーム・マシンガンで武装している。

新生ネオ・ジオンの目的である地球寒冷化作戦を成功させるためレズンはギラ・ドーガ部隊を率いて活躍する。その後、ネオ・ジオンの陽動作戦に参加しロンド・ベル艦隊を攻撃。敵のモビルスーツ隊を突破し旗艦ラー・カイラムを捕捉、もう一歩で撃沈というところまでいったがラー・カイラムの対空砲撃手が持っていたサイコフレームの不思議な力によって対空砲の直撃を免れることができず撃破された。
 

HGUC 1/144 AMS-119 レズン・シュナイダー専用 ギラ・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

 

RMS-116H ホビー・ハイザック

ネオ・ジオンのモビルスーツ

旧式化して不要になったハイザックを民間に譲渡した機体。スポーツ用に改修され武装は外されている。サイド1のロンデニオンへ極秘交渉に赴くシャアをギュネイ・ガス搭乗機が護衛した。ロンデニオンで鉢合わせになったアムロとシャアが大喧嘩しているところに駆けつけシャア救出しており護衛としての任務を全うしている。ホビー機だけあって明るめのにぎやかな色で塗装されている。
 

【シークレット】ガンダムコレクションNEO2 ホビーハイザック 《ブラインドボックス》

 

RGΖ-91 リ・ガズィ

地球連邦軍の試作可変モビルスーツ

Ζガンダム量産化計画の過程で開発された機体だが、生産性の低さ、扱いにくい操作性等の要因により量産化計画は中止、数機の試作機だけが生産された。

優れた推進機関を使用し高出力と高推力を実現していて機動力が高く、ビームライフル、ビームサーベル、グレネードランチャーといった数多くの武器で武装していて攻撃力も高かったがΖガンダムの簡易型ということもあり総合性能でΖガンダムを上回ることはなかった。
可変が可能な機体なので戦闘機の形態に成ることができるが戦闘機形態を実現するために追加装備のバック・ウエポン・システムを使用しなければならず、バック・ウエポン・システムを分離しモビルスーツ形態に成った後、再び戦闘機形態に戻ることはできない。

リ・ガズィは第二次ネオ・ジオン戦争時ロンド・ベル隊に配備されアムロ・レイがパイロットを担当したが、アムロがνガンダム(ニューガンダム)を使うようになってからはケーラ・スゥがパイロットを担当した。ラプラス戦争時もロンド・ベルのラー・カイラムに配備されている。
 

HGUC 1/144 RGZ-91 リ・ガズィ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)