U.C.0111年10月 連邦軍の主力モビルスーツにサナリィのFシリーズが採用される

宇宙世紀 0111年10月

サナリィ(海軍戦略研究所)は独自の小型モビルスーツ開発計画であるフォーミュラ計画によってガンダムF90を開発。F90は連邦軍の選考会でアナハイム・エレクトロニクス社のMSA-0120を破り次期主力モビルスーツに選ばれた。この結果によりそれまで連邦軍のモビルスーツ開発を主導してきたアナハイム・エレクトロニクス社はその優位な立場を失うことになる。

サナリィは過去にモビルスーツの小型化を連邦軍に提案した経緯がある。連邦軍はその提案を受けてアナハイム・エレクトロニクス社に小型モビルスーツの開発を依頼したが、アナハイム・エレクトロニクス社は軍事費削減につながるモビルスーツ小型化に消極的であり、依頼を受けて開発したヘビーガンの性能は連邦軍の要求を満たすものではなかった。サナリィはこの状況を見て、自らのモビルスーツ開発計画を推進しF90を製造する。つまり、アナハイム・エレクトロニクス社が小型モビルスーツ開発に真剣に取り組んでいたらこのような結果にならなかった可能性がある。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 

 

1/100 ガンダムF-90 (機動戦士ガンダムF90)

次期主力モビルスーツ選考会で勝利したサナリィのガンダムF90