RGM-79 ジム

地球連邦軍の量産型モビルスーツ

地球連邦軍のモビルスーツ開発計画「V作戦」で初期に開発されたRXシリーズ(ガンダム・ガンキャノン・ガンタンク)はコストを度外視して開発された試作機だった。ジムはその試作機開発で得た技術をもとに製造された量産型モビルスーツである。
ガンダムの設計をベースとして開発されたが製造コスト抑えられている分性能は劣る。(コア・ブロックシステムは採用されず、素材も安上りのチタン合金に変更されている。)しかし、量産機としての性能は十分に有していて多くの作戦に投入され一年戦争の勝利に大きく貢献した。

量産機の宿命でやられ役になることが多く、ジャブロー攻防戦ではシャアのズゴックに爪でおなかを貫かれるといったようなひどい目にもあわされている。
 

MG 1/100 RGM-79 ジム Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

 

MSM-04 アッガイ

ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ

ゴッグやズゴックの後に開発された水陸両用モビルスーツで、先だって開発された水陸両用機のデータを基に低コスト化、高機動化を実現している。右腕にメガ粒子砲があり6連装ロケットランチャーを装備している。格納可能な爪(アイアンネイル)も持っていて近接攻撃に対応している。

機体の色は茶色。頭が大きく手足が短い体型をしていてとてもかわいらしい。おそらく全モビルスーツの中でもっともかわいらしい機体である可能性が高い。頭でっかちで手足が短い体型を見ると哺乳類(人間を含む)は本能的にかわいいと感じるという説があるらしい。その説が正しければアッガイの体型がアッガイと対峙する連邦軍兵士に何らかの心理的影響を与えた可能性は否定できない。誰もかわいらしいものは倒したくないのだから。もしそこまで考えてジオンがアッガイを開発していたとしたらと思うとジオン開発陣からは末恐ろしささえ感じてしまう。

シャアはジャブロー基地で破壊工作をするためアッガイ部隊を引きつれ侵入。しかし破壊工作は失敗し最終的にアッガイ部隊はガンダムに皆殺しにされている。
 

MG 1/100 MSM-04 アッガイ (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年11月30日 マッドアングラー隊がジャブロー要塞の入口を発見。ジオン公国軍がジャブロー攻略作戦を実施

宇宙世紀 0079年11月30日

ジャブローを目指すホワイトベースを捕捉していたシャアのマッドアングラー隊は、ホワイトベースのレーダー反応が消えたアマゾン川流域を徹底的に探索し、ついにジャブロー要塞への侵入口を見つけ出した。
ジオン公国軍はこの報を受けキャルフォルニアベースの戦力を中心とする大部隊を編成しジャブロー攻略作戦を開始する。
シャア自身も赤いズゴックで出撃しジャブロー内部に侵入、破壊工作を実施するがホワイトベース隊の活躍もあり作戦は失敗、
上空から攻め込んだジオンのモビルスーツ大部隊も連邦軍の圧倒的な火力の前に甚大な損害を受け撤退。ジオン地上軍の総力を持ってしても難攻不落のジャブロー要塞を落とすことはできなかった。

ジオン公国軍がその戦力の多くを失ったこの戦いは、その後にジオン公国地上軍が連邦軍に壊滅させられる原因にもなった。
 
 

 
 

HGUC 1/144 MSM-07S シャア・アズナブル専用 ズゴック (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MSM-04 アッガイ (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MSM-03 ゴッグ (機動戦士ガンダム)HGUC 1/144 MSM-10 ゾック (機動戦士ガンダム)
MG 1/100 MS-06F ザクII Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)HGUC 1/144 MS-06F-2 ザクII F2型 ジオン軍仕様 (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)MG 1/100 MS-06K ザクキャノン (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MS-07B グフ (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MS-09 ドム (機動戦士ガンダム)HGUC 1/144 MS-09F ドムトローペン (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

ジャブロー攻略作戦に投入されたジオン公国軍の主なモビルスーツ

 
 

MSM-10 ゾック

ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ

モビルスーツとは思えないほどの高出力動力を持ち、メガ粒子砲を9門も搭載する圧倒的火力はもはや歩く戦艦。前後対象のデザインで表裏両方が正面であり死角が少ない。機体色は薄緑で大きなくちばしが印象的。その圧倒的破壊力で要塞を破壊するべくジャブロー攻略作戦に投入されたが連邦軍に撃破されている。
 

HGUC 1/144 MSM-10 ゾック (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年11月27日 ホワイトベースが地球連邦軍本部のジャブロー基地に入港

宇宙世紀 0079年11月27日

ついにホワイトベースが南米の地球連邦軍本部ジャブローに到着。本来ならルナツーから直接ジャブローに向かうはずだったが、大気圏突入時にジオン勢力圏の北アメリカに追い込まれたことで地球を一周することを余儀なくされた。 到着後、技術士官ウッディ・マルデン大尉の指揮のもとホワイトベースの修理が行われている。
一方、シャアのマッドアングラー隊はベルファスト基地からホワイトベースを捕捉しており、 ホワイトベースが地下に消えた場所を特定、その場所がジャブロー要塞の入口であると断定し侵入口の探索を続けていた。
 
 

 

ジャブロー要塞があるアマゾン川流域

 

CB-X5 ガンペリー

地球連邦軍のモビルスーツ用輸送機

ホバーとジェットエンジンを組み合わせた推進力でモビルスーツを運搬できる。ホバーは機体前方下部に1つ、左右の下部に1つずつの計3基。ジェットエンジンは機体後部に4基搭載している。
この機体はホワイトベースにも搭載されていた。ホワイトベース搭載のガンペリーはカイ・シデンがかくまっていたジオン軍のスパイ、ミハル・ラトキエが死亡する悲劇の舞台にもなってしまった。
 

EXモデル 1/144 ガンペリー (機動戦士ガンダム)

 

MAM-07 グラブロ

ジオン公国軍の試作型水中用モビルアーマー

宇宙での戦いのために作られたモビルアーマー、ビグロを基に開発された。熱核水流ジェットエンジンを6基搭載し海中での推進力は非常に高く航続距離も長大なものであった。魚雷攻撃だけではなく対空ミサイル攻撃も可能であり空中からの攻撃にも対応できる。また前部に二本の腕がついておりモビルスーツとの格闘戦にも対処できた。

マッドアングラー隊のフラナガン・ブーンが搭乗しガンダムと戦うが、右足を破壊しガンダムを窮地に追いやるほど力を持っていた。さすがモビルアーマー。
 

1/550 MAM-07 グラブロ (機動戦士ガンダム)

 

U.C.0079年11月22日 – 11月24日 大西洋上空を航行していたホワイトベースをマッド・アングラー隊が襲撃。ホワイトベースを守るためクルーと共に戦ったミハル・ラトキエが死亡

宇宙世紀 0079年11月22日 ~ 11月24日

ホワイトベースはベルファスト基地を出港し、連邦軍本部ジャブローを目指していた。
航行中にカイ・シデンは潜入したジオンの民間人スパイ、ミハル・ラトキエを発見してしまう。ベルファストで2人は知り合いになっていたこともあり、カイは彼女をスパイと知りつつかくまうことに。 ミハルはホワイトベースの行先が南米だということを知りマッドアングラー隊に報告、スパイとしての仕事を順調に進めていた。

このような状況の中、大西洋上でホワイトベースはマッドアングラー隊のMAグラブロとズゴックによる攻撃を受ける。
ミハルはホワイトベースが攻撃を受けているさなか艦内に子供がいるのを見てしまった。 彼女は、自分によくしてくれるカイや子供たちを危険にさらしているのは自分のせいだと自責の念を持ち、ホワイトベースを守るためカイと一緒にガンペリーで出撃する。 ミハルはカイと共に奮戦し、ガンペリーの開口部でミサイルを手動発射するが、発射による衝撃で海に投げ出されその短い人生を終えてしまう。

ガンダムはグラブロを苦戦の末撃破、ミハルが発射したミサイルもズゴックを直撃しホワイトベースはマッドアングラー隊を退けた。

ミハルが海に投げ出されたことを知らずにホワイトベースに帰還したカイは彼女の死を知り慟哭する。 カイはサイド7から幾多の激戦を経験してきたが、戦いの最前線にいる人間であるにもかかわらず戦争と真剣に向き合ってこなかった。しかし、ミハルの死をきっかけに 、彼女のような不幸な人をこれ以上増やしてはならないと決意し、ジオン公国と本気で対峙することになる。
 
 

 

EXモデル 1/144 ガンペリー (機動戦士ガンダム)

カイとミハルが搭乗したガンペリー

 

1/550 MAM-07 グラブロ (機動戦士ガンダム)MG 1/100 MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)

ホワイトベースを攻撃したグラブロとズゴック2機

 

MSM-07 ズゴック

ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ

同じ水陸両用モビルスーツであるゴッグと同時並行で開発が進められた。ゴッグよりロールアウトが遅かったが開発期間が長くなった分ズゴックの性能のほうが高くなっている。

機体の色は水色。頭と胴体が一体化したような形で腕の先に大きな爪(アイアンネイル)がついているのが特徴的。カニっぽい。頭部からミサイルを発射することが可能で両腕の先端にはメガ粒子砲が装備されている。
ジャブローに向かおうとするホワイトベースを幾度となく攻撃しジャブロー攻略作戦にも投入された。
 

ZEONOGRAPHY #3009a ズゴック

 

U.C.0079年11月21日 ジオンの指令を受けた諜報員ミハル・ラトキエがベルファスト基地のホワイトベースに潜入

宇宙世紀 0079年11月21日

マッドアングラー隊は再びホワイトベースに攻撃を仕掛けていた。 シャアはその混乱に乗じてホワイトベースに潜入するよう民間人スパイ、ミハル・ラトキエに命令する。 ミハル・ラトキエはベルファストに住む物売りの少女だが、幼い弟と妹を養うためジオンのスパイとしての活動もしていた。 ミハルはジオンから連邦軍の制服と金を受け取り、幼い弟と妹にお金を残して単身ホワイトベースに潜入するのだった。
 
 

 

MG 1/100 MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)

再びベルファスト基地を攻撃したズゴックとゴッグ