XMA-01 ラフレシア

クロスボーン・バンガードの試作モビルアーマー

ラフレシアはカロッゾ・ロナ(鉄仮面)が主導して推進された余剰人口削減計画「ラフレシア・プロジェクト」のもと、プロジェクトを実現するための中核兵器として開発された。

ラフレシアという名前からも想像できるように本機は大きな花に似た形をしていて、五枚の花弁のように見える部分と花の中心軸の部分(花柄=かへい)で構成されている。花弁の部分にはテンタクラー・ロッド(触手のように細くて長い、ビーム砲と電気丸のこっぽいものが付いた凶悪な武器)をそれぞれ25本ずつ装備しており、そのテンタクラー・ロッドを自由自在に操ることで近づく敵を撃破した。

花弁の部分が5個あるので合計125本のテンタクラー・ロッドが搭載されていることになるが、その多量の武器をネオ・サイコミュで制御することで同時に使用することができる。ネオ・サイコミュは手足を使わずに思考だけで機体のすべてをコントロールできる優れた制御システムで、実際コックピットに座るカロッゾ・ロナ(鉄仮面)の頭からはたくさんのケーブルが伸び出ていた。そのコックピットは花の中央部分にあり半球状の透明なキャノピーで覆われているだけなので、防御的に問題がありそうに見えるが、Iフィールドジェネレーターが搭載されていることと多数のテンタクラー・ロッドによる圧倒的な近接戦闘力によって、コックピット自体の防御力は考慮しなくてもよかったのかもしれない。

巨大な機体には40基に達する巨大バーニアが搭載されていて基本的な機動力が高いほか、花弁の部分をたたむことによってバーニアのベクトルを一方向に集中させ高速で移動することができた。

クロスボーン・バンガードがフロンティアⅠを襲ったとき「ラフレシア・プロジェクト」の邪魔をする娘のベラ・ロナをみてカロッゾ(鉄仮面)はラフレシアで出撃する。ラフレシアは連邦軍の月からの援軍を一瞬で壊滅させてその圧倒的な力を見せつけたほか、ベラ・ロナのビギナ・ギナを戦闘不能に追い込むなど鬼神のごとき活躍を見せるが、最終的にシーブック・アノーのガンダムF91の尋常ではない動きの前に敗れ去った。
 
 

MORINAGA 森永製菓 機動戦士ガンダム ウェファーチョコ  ラフレシア