宇宙世紀 0153年6月20日
リガ・ミリティアと地球連邦軍の艦隊による猛攻を受けたタシロ・ヴァゴの艦隊は後退し、後方のクロノクル艦隊と合流する。リガ・ミリティアは、クロノクル艦隊と合流する前にタシロの艦隊を撃破したかったが、タシロ艦隊の戦闘力が思いのほか高かったため、目標を達成することはできなかった。
この、タシロ艦隊の後退は、タシロが実行しようとしていたある計画の下で行われた予定通りの動きであり、彼は、自分の艦隊がクロノクルの艦隊と合流するどさくさに紛れて、旗艦のシュバッテンをエンジェル・ハイロゥに接舷しようとしていたのだった。
合流することになった各艦隊を指揮していたタシロとクロノクル。以前に、前方で苦戦するピピニーデンに支援を行わなかったタシロのように、クロノクルもリガ・ミリティアの猛攻を受けるタシロ艦隊に対して積極的な支援を行うことはなかった。
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