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NZ-666 クシャトリヤ

ネオ・ジオン軍(袖付き)のニュータイプ専用モビルスーツ

第一次ネオ・ジオン戦争でネオ・ジオンが使用したクィン・マンサをベースに開発された機体。かつてのクィン・マンサは単機に圧倒的破壊力を持たせたため頭頂高が40メートル近い巨体になってしまっていたが、クシャトリヤはその後の技術革新(サイコフレーム技術の発展等)によりその圧倒的破壊力を保ったまま小型化することに成功する。

体の周りにはスラスター・武器・ファンネル格納庫の役割を持つ巨大なバインダーが4基備え付けられていて、その変わった姿から連邦軍に「4枚羽」という呼ばれ方もしているが、機体が緑なこともありむしろピーマンのように見えなくもない。
胸部やバインダーに装備されている12門のメガ粒子砲の他、24基のファンネル、ビームサーベル、ビームガトリングガンなど多数の武器で武装し戦艦を凌駕するほどの圧倒的火力を誇っていた。

パイロットはマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)が担当しラプラス戦争に投入された。
 

HGUC 1/144 NZ-666 クシャトリヤ (機動戦士ガンダムUC)

 

NZ-000 クィン・マンサ

ネオ・ジオン(アクシズ)が開発したニュータイプ専用モビルスーツ

たった一機で戦局を左右することができるほどの圧倒的戦闘力を持つ極限まで重武装化が図られた機体。

頭部、胸部、腕部と背中に合計9基のメガ粒子砲を搭載していてモビルスーツの域を超えた圧倒的火力を持っている。また、30基のファンネルによって同時に多数の敵に対しオールレンジ攻撃を実施できた。中長距離攻撃能力だけではなく近接戦闘能力にも優れていて、強力なビームサーベルで近づく敵を撃破してしまう。その上比類ない防御力を持ち、両肩に組み込まれたIフィールドジェネレーターによって敵のビーム攻撃を無効化することができた。
これらのとてつもない力を一つの機体にまとめたため全長39.2メートルの巨大なモビルスーツになってしまっているが21,370kWに達する驚異的な推力によってその巨体を機敏に動かすことができる。

大量生産はできないが、このような圧倒的な能力を持った機体を開発することで戦局を有利に転換するという発想は一年戦争時ビグ・ザムを投入したジオン公国軍の考えと似通っておりジオン系軍隊に脈々と流れる伝統的発想なのかもしれない。

第一次ネオ・ジオン戦争でハマーンに反乱を起こしたグレミー派によって使用され活躍したが、戦争最終局面でパイロットのプルツーが戦闘続行を拒否しコックピットから離脱。その結果クィン・マンサは沈黙し最後はΖガンダムのビームで打ち抜かれた。クィン・マンサは圧倒的に優れた機体だったが、ニュータイプ専用機の宿命的な弱点である「ごく一部の人間にしか操縦できない」という問題を最後の最後で顕在化させてしまい敗れ去ってしまうのだった。
 

ガンダムコレクション 1/400 NZ-000 クィン・マンサ (機動戦士ガンダムZZ)