ティターンズが開発した試作モビルスーツ
地球連邦軍内に組織されたティターンズはジオン軍残党を駆逐するため多数のモビルスーツを開発する。その内の一つがこのガンダムMk-II でありティターンズが最初期に生産した機体。アースノイドで構成されたティターンズは特権意識を持っていてスペースノイドを見下していたが、ガンダムMk-II の設計に旧ジオン系の技術を取り入れなかったことからもその姿勢がわかる。
ガンダムMk-IIはムーバブルフレーム(内骨格型フレーム構造)を採用した初期のモビルスーツで多様な動きが可能となり機動性もそれまでのモビルスーツより格段に向上している。また、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ミサイル・ランチャー等の多くの種類の武器を持つことが可能で多種多様な戦術に対応できた。
グリプス戦役前に3機が生産され、サイド7グリーンノア1でテストを行っていたが、エゥーゴとカミーユ・ビダンの連係プレーにより2機も強奪されてしまう。この事件は宇宙世紀0087年3月2日に起こったがこの日を境にエゥーゴとティターンズの戦いは激化、グリプス戦役が勃発した。その後、ティターンズの一員だったエマ・シーンがエゥーゴに加わり彼女が乗ってきた最後の1機もエゥーゴ所属の機体となる。こうしてすべてのガンダムMk-IIがエゥーゴのものとなるのだった。
ガンダムMk-IIはティターンズでは濃い青紫と黒に近い灰色を基調とした暗い色彩で塗装されていたが、エゥーゴのものになってからは白を基調とした明るい色に塗り替えられている。