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黒い三連星仕様の高機動型ザクII がHGUCとなって発売されました。バズーカなど多数のオプションパーツも充実しています。ルウム戦役で黒い三連星はこの機体を駆り連邦軍旗艦アナンケを撃沈。レビル将軍を捕縛しました。(機動戦士ガンダム THE ORIGIN より)
宇宙世紀 0093年9月
地球連邦軍の諮問機関・戦略戦術研究所が組織再編され海軍戦略研究所(Strategic Naval Research Institute)、通称サナリィ(S.N.R.I.)が創設される。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
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地球連邦軍のアムロ・レイ専用モビルスーツ
アナハイム・エレクトロニクス社が製造を担当した第四世代モビルスーツでアムロ・レイ大尉が設計に関与して開発された。機動歩兵兵器としての能力を最大限に発揮するように設計されたため、Ζガンダムのような可変機構は無く、常にモビルスーツ形態を保つシンプルな構造になっている。
本機はニュータイプ専用機で最新技術のサイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)をコックピット部分に使用しており、機体の軽量化とフレーム強度の強化、反応速度の短縮や運動性の向上が図られている。元々νガンダム(ニューガンダム)にサイコフレームを採用する予定はなかったが、開発中にどこからかこの最新技術情報が流れてきたため急きょ採用することになったという経緯がある。
νガンダム(ニューガンダム)はガンダムとして初めてファンネルを装備した機体でフィン・ファンネルと呼ばれる大型のファンネルを6基背中に背負っている。巨大なフィン・ファンネルはメガ粒子砲を搭載し非常に強力な攻撃力を持っている他、Iフィールド・ジェネレーターの機能も有しておりνガンダムをビーム攻撃から守るバリアを創出することができた。
フィン・ファンネル以外にビームライフル、ビームサーベル、バルカン砲といった基本的な武器も携帯しており、その他ハイパー・バズーカやシールドに搭載されたビームキャノン等多種の武器で武装することができる。
このようにνガンダム(ニューガンダム)はガンダムシリーズ最強といっても過言ではないくらい圧倒的に優れたモビルスーツとして完成したが、アムロ・レイのためだけに設計・調整がなされているため、他のパイロットによる操縦が難しくなっている。
νガンダム(ニューガンダム)はアムロが所属するロンド・ベル隊に配備され第二次ネオ・ジオン戦争に参加、ギュネイ・ガスのヤクト・ドーガを落とすなどの活躍を見せた。戦争最終局面、アクシズが地球に落下しようとする中シャアのサザビーと一騎打ちを繰り広げ、シャアに勝利。νガンダム(ニューガンダム)はシャアが乗ったサザビーの脱出用ポッドを手にしたままアクシズに向かいその巨大な小惑星を押し戻そうとする。その姿を見た連邦軍とネオ・ジオンのモビルスーツは敵味方関係なくνガンダムと共にアクシズを押し戻そうとするが、落下が始まったアクシズの表面で次々と爆散していった。もうアクシズの落下を止められないと誰もが思ったその時、緑色の光がνガンダムから放出される。その光はνガンダムのサイコフレームと人々の意思が共振して発せられたものなのか瞬く間にアクシズ全体を覆いオーロラのように地球の周りを駆け抜けていった。その直後、アクシズは地球の引力圏から離れ奇跡的に地球への落下は防がれた。このνガンダムが起こした奇跡により地球は破滅から救われたが、この奇跡の後νガンダムは消息不明になってしまっている。こうしてνガンダム(ニューガンダム)は、たった一機で地球を救った伝説的なモビルスーツとなったのであった。
ネオ・ジオンのシャア・アズナブル専用モビルスーツ
地球の寒冷化を実現すべくネオ・ジオン軍がその技術を結集して開発した究極のニュータイプ専用モビルスーツでシャア・アズナブルが使うことを前提に設計が施された機体。
ネオ・ジオン軍が開発した新技術サイコフレーム(サイコミュの役割を持つナノコンピューターを金属に練りこんで生成された素材)をボディーに組み込むことで精神波感応能力及び機体追従性の向上と機体の小型化を同時に実現している。ちなみにシャアは、互角の性能を持ったモビルスーツでアムロと決着を付けたいという個人的な思いから、このサイコフレームに関する技術情報を意図的に連邦軍に流出させている。いつも冷静な判断をするシャアがこのようなリスクのある行動をとったのは、彼の心の奥底に自分の罪深い行為をアムロに止めてもらいたいという願望があったからかもしれない。
本機は背中にファンネルを6基搭載しオールレンジ攻撃ができるほか、腹部中央に設置された強力な拡散メガ粒子砲で敵を一掃することができた。手持ちの武器も強力で、ビーム・ショット・ライフル、ビーム・サーベル、ビーム・トマホークなどを携帯でき白兵戦能力も高い。また、強力な動力機関を採用することで最大3,960kWの力を発揮し推進力も23メートルのモビルスーツとは思えないほど強力なものだった。
サザビーはこのように攻撃力も機動力も他のモビルスーツを圧倒する能力を持っており、モビルスーツの形をしたモビルアーマーといっても過言ではない力を保持していた。その高い能力以上に見た目も比類ないくらいのカッコよさで、赤い彗星シャアが最後に乗ったモビルスーツとしてふさわしい機体だったといえる。
第二次ネオ・ジオン戦争でシャアは本機に乗りアムロのνガンダム(ニューガンダム)と決戦を行う。これはシャア自身が望んでいた戦いだが、激戦の結果アムロに敗北し脱出用ポッドで脱出せざるを得ない状況に追い込まれた。
宇宙世紀 0093年3月12日
ネオ・ジオン艦隊が和平条件の武装解除に応じるふりをしてルナツーとアクシズを奪取、奪ったアクシズを地球に落とそうとするが連邦軍の必死の抵抗により作戦は失敗。アムロはνガンダムでシャアのサザビーを撃破しシャアを拘束する。その後、アクシズの落下を食い止めたアムロと拘束されていたシャアはサイコフレームが放った光の中で消息不明となった。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】