AGX-04 ガーベラ・テトラ

シーマ艦隊に所属する試作モビルスーツ

地球連邦軍の「ガンダム開発計画」で生産されるはずだったガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を基に開発された機体。

ガンダム試作4号機(ガーベラ)はその他のガンダム試作機と共に開発される予定だったがガンダム試作1号機と設計思想が似通っていいたため生産を見送られる。しかしアナハイム・エレクトロニクス社はそのガンダム試作4号機(ガーベラ)の設計を無駄にせず、それをもとにして新たなモビルスーツを開発、自社の技術向上に生かそうとした。本来ならこの世に登場するはずのなかったモビルスーツだったが、前記のような経緯があって何とか復活生産されたのが本機、ガーベラ・テトラである。その後、ガーベラ・テトラはアナハイム・エレクトロニクス社からシーマ艦隊の手に渡り、シーマ・ガラハウの専用機となった。

機体色は薄い朱色。もとはガンダムの設計を流用しているが、見た目は旧ジオン系でモノアイを採用している。背部に巨大な三角コーン(工事現場にあるやつ)のようなシュツルムブースターを装着することができシュツルムブースター装着時の総推力は316,000kgに達した。両肩部には非常に目立つ巨大なスラスターがあり、見た目からも機動力が高いことがわかる。

宇宙世紀0083年11月12日、デラーズ・フリートがコロニー落とし作戦を順調に進める中、シーマはデラーズに対して反乱を起こす。しかしシーマはグワデンの占拠・デラーズの生け捕りに失敗しガーベラ・テトラでシーマ艦隊に帰投しようとするが、そのタイミングで反乱情報を知らないガンダム試作3号機(デンドロビウム)がシーマ艦隊を攻撃、旗艦リリー・マルレーンをはじめ数隻を撃沈した。
次々と自軍の艦艇が沈められていくのを目の当たりにしたシーマは怒りガーベラ・テトラでデンドロビウムに立ち向かうが、モビルアーマークラスの圧倒的火力を持つデンドロビウムの前に敗北。最後はメガ・ビーム砲を接射されシーマとガーベラ・テトラは共に宇宙の塵になった。
 

HGUC 1/144 AGX-04 ガーベラ・テトラ (機動戦士ガンダム0083)