宇宙世紀 0153年4月5日
ザンスカール帝国軍「ベスパ」はこの日、リガ・ミリティアの地下施設を破壊するため、精鋭部隊の「イエロージャケット」を使いヨーロッパの都市ウーイッグを攻撃する。イエロージャケットは地上用のモビルスーツ「ゾロ」を使って夜の町を襲撃、住民の多くは避難を余儀なくされることになった。
この攻撃作戦前にイエロージャケットのクロノクル中尉は、ウーイッグ近くのカサレリアにおいて、テスト中のモビルスーツを地元の少年ウッソによって奪われるという大失態を演じている。(パラグライダーに乗った素人の少年に空中で接触し機体を奪われるという、稀にみる信じがたいほどのしくじり方をしてしまっている。)この偶然起きた事件は、後にザンスカール戦争の戦局を左右するほどの大きな意味を持つことになるのだった。
少年ウッソ・エヴィンはイエロージャケットの攻撃から憧れの女性カテジナ・ルースを救うために、奪ったモビルスーツ「シャッコー」に乗ってウーイッグに向かう。
【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】
イエロージャケットの攻撃を受け炎上するウーイッグ市街
ウーイッグ攻撃作戦前にクロノクルはシャッコーをウッソ少年に奪われるという大失態を演じる