アクシズが開発したモビルアーマー
一年戦争敗戦後アステロイドベルトに逃れたジオン残党軍(アクシズ)が自身の技術を結集させ開発。偏向メガ粒子砲、メガ粒子砲を合わせて15門、大型・小型ミサイルランチャーを多数、メガカノン砲などを装備し圧倒的火力で敵を殲滅することが可能だった。まさに動く要塞といった感じ。
そのうえ有線クローアームを搭載し、かつてのジオングやブラウ・ブロが得意としていたオールレンジ攻撃までできた。この有線クローアームはサイコミュ技術でコントロールするものではなくコンピューター制御で動くもので、ニュータイプでなくても操縦することができる。
このように攻撃力は圧倒的だが防御力も圧倒的で I フィールドを作り出し中長距離からのビーム攻撃を弾き飛ばした。推力もものすごくて1,938,000kgを発生することができ、その力はビグザムの3倍以上。
このような化け物ともいえるモビルアーマーを地球圏からはるか遠く離れたアステロイドベルトでこつこつ開発していたアクシズの技術陣からは凄まじいほどの復讐への執念、猛烈な連邦への怨念を感じ取ってしまう。
地球圏に到達したアクシズ先遣艦隊は宇宙世紀0083年11月11日、ノイエ・ジールをデラーズ・フリートに引き渡す。ノイエ・ジールのパイロットはアナベル・ガトーが担当し、地球へのコロニー落としを実現するため出撃、その圧倒的な力で連邦軍艦隊に大損害を与える。またコロニーを焼くために連邦が用意したソーラ・システム II のコントロール艦を破壊しその能力を減衰させ作戦目標だったコロニー落としを成功に導いた。
作戦の成功に目途がついたノイエ・ジールはガンダム試作3号機デンドロビウムと決戦を行うが激闘の途中に能力を減衰させたはずのソーラ・システム II の直撃を受けて大破。傷ついたノイエ・ジールはアクシズ先遣艦隊との合流を目指して連邦軍艦隊を突破しようとするがそれも叶わず、最後はサラミス改に特攻し爆散した。