ZMT-A30S ビルケナウ

ザンスカール帝国軍「ベスパ」の試作モビルアーマー

指揮官用に開発されたモビルアーマーで、探知能力や管制能力に優れた機体。遠目に見ると蝶のようにも見える変わった形をしていて、その変な形の機体の前部には2本のクローアームが備えられていた。近接戦闘ではこのクローアームを使って戦う予定だったらしい。
メガ粒子砲やメガマシンキャノンを搭載し、中長距離からの攻撃能力も高く、強力な推力に裏付けされた高い機動力も備えていた。コックピットは機体の前部に突き出る形で配置されていたが、透明のキャノピーで覆われているだけだったので、パイロットの命が危険ではないのかと心配になってしまう。

このように、ビルケナウは攻撃力、機動力、探知・管制能力の高い非常に優れたモビルアーマーだったが、出撃しようとしたときに、致命的なダメージを受け、今にも爆発しそうなルペ・シノのブルッケングにしがみつかれてしまい、やっぱり爆発に巻き込まれ、初陣を飾ることなくパイロットのピピニーデンと共に四散してしまった。