U.C.0153年6月21日 エンジェル・ハイロゥが地球への降下を開始

宇宙世紀 0153年6月21日

エンジェル・ハイロゥに侵入したタシロ大佐は、カガチに対して反乱を起こす。 タシロは、女王のマリア・ピァ・アーモニアに対して、エンジェル・ハイロゥが、人々の精神を穏やかなものにして世界を平和にする機械ではなく、人類を抹殺するための殺戮兵器であるということを暴露した。
現に、エンジェル・ハイロゥの波動を受けた地球の人々は、意識を失い深い眠りについてしまっていて、そのまま放っておけば、体が腐っていくという危機的な状態に陥っていた。

タシロはマリアを拉致しエンジェル・ハイロゥから離脱、自身の野望を成し遂げるためザンスカール本国を目指すのだったが、それを追うリガ・ミリティアのホワイトアーク隊と交戦状態に入ってしまったため、追撃を受けながらの戦線離脱という難しい戦いを強いられることになった。

一方、システムのキーともいえるマリアを失ったエンジェル・ハイロゥは、稼働を停止せざるを得ないかに思われたが、カガチは、クロノクルの下で捕縛されていたシャクティをマリアの代わりとして起用し、エンジェル・ハイロゥの再起動に成功する。エンジェル・ハイロゥが再び機能し始めたことを確認したカガチは、混乱はあったものの、当初の目的通りにエンジェル・ハイロゥ地球降下作戦を開始させるのだった。

【参考文献: 『 総解説 ガンダム事典 Ver.1.5 』 講談社(KCデラックス)】

 
 
 
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女王の娘シャクティ・カリンは、カガチにだまされ、母マリアの代わりにエンジェル・ハイロゥのキールームに入る。彼女の力は母のそれを上回り、エンジェル・ハイロゥの能力をさらに引き上げることになった。